きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 767】 by 岡村恭子
VOL.768 デンマークの暮らし エランティーヌのはちみつ物語りの巻
冬時間に切り替わりました。
時計の針を1時間後戻り、昨日のam7:00が今朝のam6:00です。
1時間寝坊できますが、その代わり前日まで夕方5時頃に日没だったのが
4時になるわけで急に夜が早まった感じになってしまいます。
紅葉していた街路樹も日ごとに葉を落とし、
そぼ降る雨の石畳に秋の色がこぼれ落ちてゆきます。
一雨ごとに秋の深まってゆくある日の午後、
大好きな蜂蜜を買いに出かけました。
かれこれ10年ほど前、
親友のE-子さんが我が家で夏休みを過ごしていた時のことです。
「ただいま一」…外出から戻った彼女が庭仕事をしていた私に
ガラスの小瓶を差し出して言いました。
はい、どうぞ。この庭の花の蜜も入っているかもしれない…。
それが旧「ファビアン&おじいちゃんのハチミツ」
現在の「エランティーヌのはちみつ」に出会ったきっかけでした。
(詳細はコチラから↓)
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2720.html
出会いから物語があり、たかが蜂蜜、されど蜂蜜なのです。
第一に本当に濃密で美味しい。第二に我が町内の花の蜜でできている。
知り合った当初、ご近所と知って蜂蜜買いがてら訪ねて行くと笑顔で
養蜂箱の並ぶ広い庭を案内してくれたばかりか絞り出す作業の様子も見せてくれました。
以来、瓶が空っぽになる度に連絡していたのですが、コロナ禍に
連絡が途絶えてしまい養蜂をやめたのだろうと諦めていた、
そんな矢先に旧市街地にショップをオープンしたという嬉しい知らせです。
早速行ってみました。
エランティーヌのお店は観光客で賑わうストロイエから斜め一筋入った通り、
メインストリートの喧騒が嘘のように静かで落ち着いた石畳の通りにありました。
アカデミーの学生御用達の有名画材店やお洒落なカフェが並んでいて
知る人ぞ知る裏通りといった雰囲気が漂います。
階段をトントンと登ってお店に入った途端にエランティーヌが明るい笑顔で
迎えてくれました。おしゃべりしながらショップ内を拝見、
華やかな中にもどこか素朴な温かみのある風合いのテーブルウエアや
キッチン用品、グラス類など、フランスのエスプリを感じるアイテムが
思わず「使ってみたい!」と思わせる日常感を醸し出す絶妙のセンスで置かれている。
彼女自らフランスに出向き時間をかけて収集しているというだけあって、
一つ一つに物語が込められているような気がしてきます。
お茶碗に良さそうなカフェオレボールもポッテリした感触のピッチャーも
魅力的ですが、はやる気持ちをグッと抑えて今回は蜂蜜だけを手に、
またね!と手を振ってお店を後にしたのでした。
https://www.latabledeglantine.com/
家を囲む大ぶりの蔦が紅葉のピークを過ぎて毎日バサバサと
音を立てるように葉っぱを落として行く。
すっかり掃き終わった頃には庭木も街路樹もしばらくは冬眠に入るのです。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




フランスのエスプリを感じる店内。
壁面には彼女の著書フレンチレシピ本が。
来月にはXmasのテーブルセティングになるとのこと。
カフェオレボールも魅力的。
蜂蜜はフランス語でMIEL。


玄関先もお勝手口も秋クライマックス??
庭の落ち葉で押し葉をしましょう。




