きょうのクロスステッチ

【きょうのクロスステッチ Vol. 523】 by 岡村恭子

VOL.523 デンマークの暮らし。
      夏が来た!久しぶりにバスに乗ってみた!の巻

mandag den. 1 juni 2020

6月になりました。
梅雨が無い北欧では6月から季節が ” 夏 ” に切り替わります。
一年中で一番元気なエネルギーに満ち溢れる季節です。
コロナウィルスは暑さに弱いという噂を聞けば、
これからの季節は大丈夫な気がしてくるし、
その内にワクチンが完成して、従来のインフルエンザと同じ扱いに
なる日も近いのでは?と楽観的にもなる。
全く、何事もお天気次第のデンマーク暮らしです。

先日、所用で久しぶりに少し遠くまで出かけました。
バスを利用する時はカードチケット(Suica同様)です。
自動タンクアップなので、最初にカードを購入しておけば、
残高を気にせず使えて便利です。それが、コロナ騒動の最中の某日、
バス会社から、システム変更に伴い従来のカードが無効になる。
ついては新規購入するように、というメールです。
客に向かって買い換えろとは随分勝手な言い草だし、
折しも外出自粛の時期でもあるし、
たまの利用時は一回ごとチケットを買えば済むしと、
そのままにしていました。
そして、いざバスに乗ろうとした時になって初めて、
只今現在、バス利用にはカード必携という事を知った次第です。
理由はドライバーへの感染予防だということを、
窓越しに運転手さんのジェスチャーで教えてもらったというお粗末。
事前に知らなかった私が悪いと言われればそうだけど、
それにしたって、インフォメーション不足!と文句言いながら、
少し前にも同じような事があったのを思い出して、思わず笑ってしまいました。
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2112.html
結局、その日は、近くの取扱店に走って、使い捨てのカードを購入し、
事無きを得ましたが、普段からコロナの注意事項を連呼している割に、
こういったサービスに関しての情報漏れが案外多いようです。
まあ、こういうところがデンマークらしいと言えるかもしれません。
要するに、必要な情報は自分でゲットしろ!ということでしょう。

街はいつもの賑わいが戻り、明るい雰囲気に包まれていました。
いつもと全くと言って良いほど変わらない光景が広がっている。
なぜなら、みんなマスクをしていない!のです。
世界中の人がマスクを手に入れようと奔走していた時から、
デンマーク政府はマスク利用の効果は未確認だとし、
逆に、衛生規定をクリアしていないマスクや手作りマスクの
売買や譲渡を禁止して来ました。(マスクは医療従事者のみ使用)
独自の判断のもと、マスク無しでも早期に感染を抑え込んだという事で、
政府は逆証明したような気持ちで、大いに溜飲を下げたというところです。
また、コロナ後もソーシャルディスタンスを保つため、ロンドンやパリなど
ヨーロッパの主要都市で自転車を推進、道路整備などを急いでいますが、
この件でも、自転車大国デンマークは先輩格、余裕でさらなる
自転車中心の社会を目指してゆく勢いです。
(私はついて行けそうもないけれど。。。)

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/


緊急事態発令解除後のコペンハーゲン街角より


緑に茂った公園を抜ければ目的の場所はすぐそこ!





コペンハーゲンは自転車で移動するのが一番!
学童も自転車で楽しそう!



たくさんの人で賑わうカフェ。赤ちゃんもゴキゲン!



街角の公園にて。みんな間隔を開けて座っていますね。



今日の庭から


芝桜は終わり、今は白いセラスチウムがレースの縁取りのよう。



ブルーのルピナスとライラックを水に挿して。


【きょうのクロスステッチ Vol. 522】 by 岡村恭子

VOL.522 北欧の明るい季節の徒然雑記

sondag den. 24 maj 2020

夏至まで あとひと月足らずとなりました。
日増しに、加速度的に、昼間が長くなってゆきます。
夏至を挟んだ5月10日前後から8月初旬までは
lysnatter (明るい夜)と言って、日没後も太陽の反射で
完全に暗くはならないのです。
透き通るような群青色の夜空に木々のシルエットが
浮かび上がる風景は、アンデルセンの童話の世界を彷彿とさせます。

明るい季節は小鳥たちも早起きです。
朝と言うのには早過ぎる3時頃からさえずり始めて、
その賑やかなさえずりに私も目が覚めてしまった。。。
lysnatterの夜が明けて、カーテン越しにミルク色の外光が
柔らかく部屋を包みます。

さて、毎回レポートしてきたデンマークのコロナ状況ですが、
みんなでルールを守って頑張ってきた甲斐あって、
扉が一枚ずつ開くように、少しずつ日常が戻ってきました。
25日からはドイツ、ノルウェーからの入国が許可になり、
3月14日以来2ヶ月半ぶりに国境封鎖が解かれることになりました。
(観光目的ではなく、細かい条件を満たした者に限ります。)
しかし、隣国のスウェーデンとの国境閉鎖は継続されます。
というのも、スウェーデンは集団感染という考え方で
自然に任せる方法を選択。
デンマークが緊急事態宣言をして概ねロックダウン状態だった期間も
ストックホルムのカフェやレストランはたくさんの人で賑わい、
羨ましいような、心配のような光景が広がっていました。
結果、コロナ感染による死者がデンマークは約560人に対して
スウェーデンでは約4000人という大きな差になって現れてしまいました。
(5月24日現在)
この数値からデンマーク政府がスウェーデンとの国境再開に
慎重にならざるを得ないのも仕方の無いことと言えそうです。
とにかく、一日も早くいつものように自由に行き来できる世の中に
戻って欲しいものです。

庭は日一日と緑が深くなってきました。
先日は、買い物カゴに野菜やお肉と一緒に小さなトマトの鉢植えを
突っ込んで、いそいそと帰宅、早速腐葉土のお布団に包まさせて、
只今、成長を楽しみにしているところです。
温室がないのでお天気の様子を見ながら、窓辺に置いたり、庭先に出したり、
こまめに水をあげていたら、ほらね、黄色い小さな花が咲きました。
赤い実がなったらサラダにしよう!
例の“ ノッポの杉の木“ を伐採した跡地には、ライラックとロニセラと
アオキを植えました。
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2168.html
どれも庭に植っていたものを掘り返しての移植です。
家人と二人がかり、お互い腰を痛めないように注意しながらですが、
結構楽しい。上手く根付くか?ここにも毎日せっせと水やりしています。

この3ヶ月ほど、世界規模でCO2排出量が減ったおかげで、
数十年ぶりに上空の空気が澄み渡り、地球温暖化も小休止、
我が家の庭のライラックの花が長持ちしているのも、そのおかげに違いない!
でも、でも、飛行機が飛ばなければ里帰りできない。
飛行機が飛ぶようになればCO2の排出が増える。
ああ、限りないジレンマです。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




赤いトマトになったらサラダにしましょう!









庭のライラックが今年は見事です。
どれもこぼれ種から植えたのが成長しました。






PM10:00 の家の周辺。まだまだ明るい!

【きょうのクロスステッチ Vol. 521】 by 岡村恭子

VOL.521 「ノッポの杉の木」にさようなら。
      風よ吹け、もっと吹け!

søndag den. 17 maj 2020

ここ数日、荒れ模様のお天気が続いています。
時折ものすごい勢いで突風が吹き抜けて
その度に庭木がざわめいています。… でも大丈夫!
数日前に「ノッポの杉の木」をまとめて5本、
思い切って伐採したばかりなのです。
だから、もう、どんなに風が吹いても大丈夫。
風よ吹け!もっと吹け!という気分です。

庭の東側の隅に並んでいた「ノッポの杉の木」
知らず知らずのうちに成長して、10mを超える程になってしまった。
ここ数年は風が吹くたびにユサユサと左右に大きく揺れて、
見ていると今にも倒れそうな不安に駆られる。
耐震構造同様、揺れているから倒れないんだ、と嘯いていた家人も
この冬の記録的な長雨に、ひょっとして根元から倒れるのでは?と
危機感を感じたらしく、意外にすんなりと事が運びました。

穏やかな天気に恵まれた作業当日、
職人さんが2人、何やら打ち合わせをして頷いたと思ったら、
素早く一人がスルスルと木に登ってゆきました。
軽業師のように手際よく枝葉を切り落とし、もう一人が粉砕機に
かけてゆきます。とても手早い。
(前回の桜の老木と大きな松の伐採風景↓)
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2109.html
朝8時に作業開始してピッタリ4時間で終了。
今回も見事な仕事振りでした。
杉の木が植っていた周辺の土はフワフワの肥沃土です。
これからゆっくりと整地して、今度はあまり背が高くならない庭木を
植えてゆく予定です。楽しみです。

そうそう、いつもなら職人さんと握手して挨拶するのですが、
今回はお互いに少し離れたところから「こんにちは」と言い合いました。
コロナ騒動を機に、こんな感じでソーシャルディスタンスという
新しい生活習慣が浸透して行くのかもしれません。(手洗いの習慣は危ういけれど↓)
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2164.html

そうこうするうちに、コロナウィルスとの戦いも3ヶ月が過ぎようとしています。
デンマークでは政府の迅速な判断と適切な政策、そして納得のルールならば
きちんと守る国民性が功を奏して、
第一段階は上々の守備で終了、第二段階に入りました。
各種サービス業に続いて、小売業、レストランカフェなどが営業開始、
義務教育(10年生まで)の再開、今まで10人以上禁止だった集まりも
35人までとなり、かなり自由になってきました。
教会など宗教的な場所の集会も解禁ですが、いずれも従来の注意事項を
徹底して守ることが大前提であることに変わりありません。
それにしても、
デンマーク人はルール作りがとても上手だし、決まった以上は守る。
明確な方針を示し、ポイントポイントで的確な状況判断を下す。
役割分担を決め、各自が各パートの責任を持ち、お互いを信頼し合う。
さすが、デジタル先進国だけあって、行政サービスサイトも分かりやすく、
痒い所に手が届くきめ細やかさです。危機管理完璧!と感心しつつ、
” デニッシュデモクラシー ” とは如何なるものなのか?
具体的に見せてもらっているような気がしています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/













ノッポの杉の木の伐採風景から。
木に登り軽業師の如く枝を払い、たちまち棒切れのように。
次々と粉砕機にかけてゆきます。その手際の良さに感心。



伐採後、空が広く感じられます。






ライラックが満開です。緑も鬱蒼としてきました。


【きょうのクロスステッチ Vol. 520】 by 岡村恭子

VOL.520 明るい兆しに足取り軽く
     “ 散歩の達人“ になって我が町再発見

søndag den. 10 maj 2020

3月17日に発令された緊急事態宣言からもうすぐ2ヶ月。
デンマーク政府はコロナウィルス感染拡大を封じ込めて、
完全にコントロール出来ていると表明、
11日からショッピングセンターなどの営業再開、
18日からはカフェレストランなどの飲食店も再びオープンできる
見通しとなりました。明るい兆しです。

引き続き衛生面での注意やソーシャルディスタンスを保つことは
重要ですが、今回の前向きな政府の発表に、まずまずホッと一安心と
いうところです。
しかし、国境は閉鎖されていますから、近隣諸国との行き来も出来ないし、
ましてや海外旅行など夢のまた夢の状態です。
それならば…と、この夏休みは国内で楽しもうという人で、
キャンピング場やレンタルサマーハウスは既に予約でいっぱいだそうです。
ニュースでも、リモートワークになったお陰で家族との時間を
満喫している姿や、高齢者ホームでの感染予防の工夫を凝らした
面会の様子など、良い方向に向かっているとアピールする話題が
増えてきています。明るい話題に触れると何となく安心できる。
精神的に落ち込んでいる人も多くいる中で、節目ごとにどういう
報道をするか?メディアの影響と役割は大きいと実感します。
今回の事では目に見えないウィルス感染という不安が広がった一方で
人々が日常を見直すチャンスにもなったような気がします。
“ 豊かな暮らし“ とはいったいどういうことなのか?
改めて考えるキッカケになったのではないでしょうか?

私はというと、すっかり” 町内散歩の達人” になりました。
買い物帰り、いつもは素通りしていた公園に立ち寄ってみたり、
近所のスーパーのアジアン食料品の棚に使えるアイテムを
発見して喜んだり(今までバスで遠くまで買いに行っていた。)
先日は近所の電気屋さんで欲しかった珈琲メーカーを見かけて即購入。
デパートに行かなくても欲しい物が手に入るではないか!と
我が町の再発見は続くのでした。

そんなある日のこと、
「花より団子!」と言いながら娘が携えてきたのは
いかにもホームメード感溢れるアイスクリームでした。
アイスクリームなどどいうものは暑い日にこそ食べたい。
街中に有る美味しいアイスクリーム屋さんのを持ち帰りたい。
しかし、ドライアイスのサービスなど皆無のこの国では
家に着く前に溶けてしまう。従って、近所のスーパーで売られている
市販のものに甘んずるより仕方が無かった、… のですが…。
「バス通りの角にあるでしょ?」
「あるある、ちょっとイタリアンな雰囲気の小さいお店ね。」
「そう、あの小さなアイスクリーム屋さんで買いました。」
どうやらイタリア人家族がお店の奥で作っていて、
売り切れたらお仕舞いみたい… なのだそうです。
知らなかった〜!と、甘くて冷たいひと匙を口に運びながら、
ご近所のアイスクリーム屋さんの耳より情報にほくそ笑んだのでした。

こうして、コロナ騒動のお陰で徒歩圏内での新たな発見は続きます。
何かと不自由な毎日とこぼしながら、
まんざら悪いことばかりじゃないな、と思う今日この頃です。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










町内の風景より
バス停に人影なくバスは空っぽのまま通過。
街路路樹の真っ白い花が満開。
公園では父娘が絵本を読んでいました。
母の日はお花屋さんに行列が。ちゃんと間隔あけていますね。









バニラ ストロベリー レモンネード、どれも美味しい!
大きなアイスクリームの目印が可愛いお店です。









今日の庭から
ライラックやロニセラが見頃となり、
木々の新録の色も濃くなってきました。
 

【きょうのクロスステッチ Vol. 519】 by 岡村恭子

VOL.519 デジタルな日常と雨上がりの葡萄パン

søndag den. 3 maj 2020

5月になりました。
お天気続きだった4月が過ぎて、今日は久しぶりに朝から雨です。
ガラス窓に水滴がビーズになってこぼれ落ちてゆきます。
庭の草花達もホッと一息ついた様子で、
たっぷりと水分補給した庭の木々は新緑のグラデーションを
一層深めて瑞々しい。

毎朝メールをチェックします。
市役所からのお知らせ(今だとコロナウィルス関連)や
電力、暖房、水道などの通知を始め、ほとんどの連絡事項が
メールでお知らせがきます。
その都度、自分のページにログインし、デジタルポストを覗きます。
… 手紙が来ていないかな?と郵便受けを覗くように。
ペーパーレス社会を推進している政府のリードよろしく、
こんな私でさえ、デジタルポストが普通になりました。

デンマークでは国民はもちろんのこと、私たちのような外国人も
3ヶ月以上のビザを取得した人全てにCPRナンバー(マイナンバー)が
発行されます。(外国人はビザが切れた時点で無効)
保険証も兼ねているので、例え不測の事故で意識不明に陥ろうとも、
記憶喪失になろうとも!!お財布にこのカードが入ってさえいれば、
身元証明ができる、安心のお守りカードです。
この〝 CPRナンバー“ に加えて nem IDというセキュリティー番号を
入力すればネットバンキングも、診察予約や各種書類申請手続きも
簡単に出来てとても便利なのですが、反面、街角の郵便局や銀行が
姿を消してしまい、手紙を郵送たい時など逆に不便を感じることも
一度ならずです。
しかし、ここは世界有数のデジタルシステム先進国デンマークなのです。
郵便屋さんを懐かしんでいる私などお構いなしで、日々進化している様子です。
頑張ってついてゆこう!

窓の外が明るくなってきました。どうやら、雨が上がったようです。
ちょっと一息入れましょう。
冷蔵庫に生イーストがあるのを思い出しました。
そうだ、久しぶりに葡萄パンを焼こう。
___________________
⚫︎材料
小麦粉  500g
牛乳   250cc
卵黄   1個分
砂糖    40g
塩     小さじ1
バター 100g (室温)
レーズン 50〜60g
生イースト50g
卵白   1個分

⚫︎作り方
大きめのボールに振るった小麦粉、砂糖、塩、バター 卵黄 レーズンを入れ、
小鍋で35℃に温めた牛乳の中でイーストをよく混ぜ合わせたものを
ボールに注ぎ込み、全体が一塊に弾力ある塊になるようによく捏ねる。
捏ね上げたら布巾をして40分寝かせる。
ベーキングペーパーを敷いた天板にタネを丸めながら置いてゆく。
布巾をしてそのまま20分ほど放置。
タネの2次発酵が終了したら刷毛で卵白を塗ってゆく。
220℃のオーブンで約15分。
外出を控える毎日、お子さんと一緒にパン作りで楽しいひと時を!

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










約ひと月ぶりの雨降りで人も草花もホッとひと息。
雨上がり、葉上には水晶のような水滴が。















タネがモチモチした一塊になったら、布巾をかけて40分。
丸めて20分放置。卵白を塗って225℃のオーブンで焼く15分。
こんがり焼けたら完成です。
庭のライラックを添えてお茶にしましょう。

【きょうのクロスステッチ Vol. 518】 by 岡村恭子

VOL.518 デンマークの暮らし : 気晴らしのガーデニングと私流DIY

søndag den. 26 april 2020

朝のルーティーン、” 朝食前の庭散歩 ”をしている時のことです。
どれどれ…、ここ数日、気になっていた場所に行き、そして
思わず声に出して言いました。「あっ!咲いた咲いたー!」
…そうなのです。先日植えたばかりのリンゴの苗木に小さな蕾が
付いたのを見つけて、家人と「咲いてくれるかなあ?」…と
楽しみしていたのです。その蕾が開いて、まっ白い花が咲き、
そよ風に揺れている!ステキな眺めです。嬉しいな。
もうひとつ楽しみにしているのは、ひと月ほど前にスーパーの店先から
我が家にやってきた苗木というのも憚るくらい小さい桜のミニミニ苗木です。
ちっちゃいながらもたくさん花を咲かせてくれて “お花見” を楽しんだ後、
葉を広げ、ここ数日でスーッと茎が伸びて背丈が高くなりました。
秋になったら庭に直植えしようと思います。
どちらも元気に育って、いつか見上げるくらい大きくなって欲しいです。

さて、人々の自粛生活もすっかり板についてしまった今日この頃、
お天気が続いて、それはそれでハッピーなのですが、次第に
家でジッとしていられなくなるのも人情というものです。案の定、
市当局の自粛要請虚しく、この週末には初夏の陽光を楽しむ人々で、
市内のホットスポットは何処も大混雑となってしまいました。
結果、たちまち人気スポットが立ち入り禁止になってしまった。
侵入したら罰金だそうで、なかなか厳しい対処です。
そのくらいしないと効き目がな無いということでしょう。

それにしてもです。どこに行こうと誰に会おうと好き勝手に過ごせる
ごく普通の日常が無性に懐かしい。
ストロイエ辺りのお店を覗きながらそぞろに散歩を楽しみたいし、
フリーマーケットで掘り出し物と出会える日が待ち遠しい。
延江さんとカフェでお喋りだってしたいじゃない。そう思いながら
彼女のブログ : 店長日記 KuneruAsobu を開いてみると、
ランゲリニアの桜や絵画館の庭のマグノリア、他にも身近な街角スナップ
写真に混ざって愛らしいリスの動画もあって、しばし心が和みます。
 → → → 店長日記 「Kuneruasobu」

気を取り直して、外出自粛の今こそ家で出来ることに情熱を傾ける絶好の
チャンス!です。時間はたっぷりあります。
先週、気晴らしに始めた手すりのペンキ塗りは終了し、
 → → → VOL.517 デンマークの暮らし : 緊急事態宣言から一ヶ月。
引き続き、お勝手ドアと裏木戸などのペンキ塗りを開始しました。
まずはペンキを塗る前に剥がれそうな箇所をペーパーで擦って平らにして、
そのあと水拭き。本日はそこまで完了しました。
❶こういう作業は無心になれる。
❷塗り終わった時には達成感が味わえて満足度も高い。
❸大雑把でもあまり問題が生じない。
という私好みのDIYです。手入れが大変!とこぼしつつ、
ガーデニングも家のメンテナンスも習うより慣れろの精神で
この古い家と広い庭からたくさんの事を学んでいると感謝しています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




真っ白いリンゴの花。実がなるのでしょうか?楽しみ!






ミニミニ桜。買った時より大きくなっているのが分かる。









今日の庭から。
今自分の雑草は柔らかいトーンが春の野原のようで好ましい。
チューリップやゼラニウムなどが庭を彩ります。


【きょうのクロスステッチ Vol. 517】 by 岡村恭子

VOL.517 デンマークの暮らし : 緊急事態宣言から一ヶ月。
       根付くと良いな「手を洗う」という新たな習慣

søndag den. 19 april 2020

小さなリンゴの苗木を一本植えました。
どこに植えようか?と迷った末に(枯れてしまった)
古いリンゴの木の根元近くに植えることにしました。
元気に育ってくれますように。。。

この家はデンマークを代表する建築家、アルネヤコブセンが
1936年に設計した個人住宅で、造園も彼自らデザインしたということです。
広い芝生にリンゴと洋梨が其々2本ずつとプラムの木が、そうして、
庭の真ん中には大きな桜の木が配置され、どの木にも果物がたくさん実って、
まるで果樹園のようでした。
収穫期になると嬉しいのを通り越して大忙し!梯子をかけて
熟したのから順にカゴに入れ、ご近所にも配って喜ばれたものです。
やがて、2本の洋梨が朽ち果て、ここ数年間で桜とリンゴの木も
次々と枯れてしまい、残るはプラムの老木のみとなりました。
植物も生きているんだ、ということを痛感しつつ、この春も
健気に白い花を咲かせているプラムに感謝しています。
他にも花壇の手入れやバラの植え替えなど、
緊急事態宣言が出されて以来、不要な外出を控え、人との行き来も無い。
お陰で心おきなく庭のメンテナンスに時間をかけられます。

買い物もなるべくまとめて、空いている時間帯を選んで行くようにし、
人との距離を上手に取るよう心がけて過ごす。
当初は少々面倒に思ったことも、日が経つにつれ普通になって来た、
と言うより、むしろ、この方がスムーズだという事に気が付いた。
他にも今回のことがきっかけとなった “ 気づき” が色々とありますが、
デンマークの人々が感染防止で実践してみて気づいた良いこと、
それは” 手洗いの習慣 “ です。
特に子供たちが手を洗うようになったことは本当に喜ばしいことです。
コロナ騒動が落ち着いた後も生活習慣として根付いてくれると
良いのですが。
そんなこんなで一ヶ月が過ぎて、感染防止策の効果が出始めています。
いわゆる感染拡大を示す曲線が緩やかなカーブで下方向になり、
危機的状況から脱出したとの正式見解が発表されました。
まだ油断は許されないものの、最も危惧されていた医療機関の崩壊は免れて、
医療現場に余裕が生まれ、通常通りの機能を取り戻しています。

既に先週から小学校や保育が段階的に再開され、
今週から歯科関係、美容理容関係、エステサロンなどが営業再開。
少しずつ日常の暮らしが戻ってきています。人々の表情も明るい。
何事も気持ちの持ち様だと思いますが、何がラッキーかと言えば、
緊急事態宣言発令以後、ずっとお天気に恵まれているということです。
これは北欧の人にとって大きなプラス要因に間違いありません。
それで無くても明るい季節になると、普段から仕事も勉強もそっちのけで
日光浴に勤しむ人々なのです。ソーシャルディスタンスを取りながら
近隣の森林散歩やサイクリング、庭での日光浴や日曜大工。
今日もご近所からDIYに精出す物音がしています。
私も二階のベランダの手すりのペンキ塗り。がんばります!

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




リンゴの苗木。
日当たりの良い場所に植えました。大きくなあ〜れ。



プラムの白い花。辺りに良い香りが漂います。



蜂蜜屋さんでもらった夏の花の種を撒きました。






外出自粛の毎日。
家人はお気に入りの高圧ポンプで敷石クリーニング。
私は2階のベランダのペンキ塗り。





りんごが元気だった頃の思い出写真。
5月ごろには清楚な白い花が咲き、
晩夏にはたくさんのリンゴが!


【きょうのクロスステッチ Vol. 516】 by 岡村恭子

VOL.516 デンマークに学ぶ : 誕生日を大切に!
      今回のテーマは「今年最初のBBQ」

søndag den.12 april 2020

ちょうど一年前の今日、南スペインのマラガで
家人の誕生日を祝ったのを懐かしく思い出しています。

コスタデルソル=太陽の海岸という名称の通り、
ほとんど一年中晴れている人気のリゾート地、
マラガはその中心にある港町です。
10年振りに訪れた街は以前の雰囲気そのままに、
レストランやバルは夜中まで賑わい、活気にあふれていました。
あの時には、一年後に世界中がウィルス感染で大変な事になる、
などと誰が想像出来たでしょう?
あの陽気なバルのセニョール達はどうしているでしょう?
またいつかフラリと立ち寄って、” Hola!” と声をかけたら、
笑って答えてくれるかな?… そんな事を思いながら
さあ、誕生日を祝う準備です。
(マラガでの様子は… ↓にて。)
→ → →  VOL.472 南マラガの旅-1 マラガでお誕生日おめでとう

長年デンマークに暮らしながら、この国の習慣などを見聞きし、
見様見真似で取り入れてきましたが、中でも実践してきて
本当によかった、と思っている事の一つが “ 記念日をお祝いする ”と
いうことです。
特に誕生日は忘れてはならない大切な日。
子供の誕生日はもちろんですが、大人になってからも誕生日を
指折り数えては、今年はどんな1日にしようか?と心砕く。
30、40、50 才…など、ゼロのつく誕生日を迎える時には
いつも以上に力が入ります。
家族が多い人はとっても大変!です。離婚再婚が普通なお国柄、
知らぬ間に家族が倍の倍に増えてしまって、もっと大変!という
笑い話のような事態になることも珍しくありません。
成人してからはその日の主役が自ら料理に腕を振るい、
親しい人を招いてひと時を過ごします。
こうして人を招いたり招かれたりしながら、お互いのアイデアを
褒め合ったり、お料理のレシピを教え合ったりします。
なるほど、この国の人は皆が ” パーティーの達人” なわけです。

さて、と、今回のテーマは「今年最初のBBQ」ということで。。。
庭先にグリルをセットして、材料の下ごしらえが済んだら、
ケーキの仕上げです。昨夜焼いておいたスポンジにデコレーションを
するという一番楽しい作業です。
そうこうする内に娘達がやってきました。
庭先が急に賑やかになりました。
不要不急の外出自粛中ではありますが今日は特別です。
久しぶりに家族が揃い、BBQを焼きながら乾杯!
すっかりお腹いっぱいになったところで歌も飛び出して、
嗚呼 愉しい。
夜空にはまん丸のお月様が笑っているようでした。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










思い出の写真より。
マラガの街は細い路地沿いにお店が並び、
昼間から夜更まで賑やかです。
路上ミュージシャンも本格スパニッシュギターラ♪






焼き鳥、スペアリブ、グリルサーモン、おにぎりに野菜色々、
BBQは焼き立てを頬張るのが一番!。



バースデーケーキの完成!


【きょうのクロスステッチ Vol. 515】 by 岡村恭子

VOL.515 もう少しの辛抱。
       みんなで気持ちをシェアする。

søndag den.5 april 2020

PM 6:00を過ぎました。
そろそろ夕食の時間です。
リビングの窓から思い切り西陽が射し込んでいます。
眩しいなんて言ったら贅沢ね。
(陽射しを遮るために)カーテンするなんてもっての他!
…食器を並べながらの会話も弾みます。

今週の木曜日からイースターホリデーが始まります。
キリスト教が主教の国々にとって、
キリストの復活を祝うイースターはクリスマスに匹敵する
大きなイベントです。デンマークでも家族や親しい人々が集い、
ご馳走を囲んで、明るい季節の到来を喜び合うのですが、
今年は残念ながらそうは行かない。
感染防止の為(日本と同様)密室、密閉、密接は厳禁なのです。
教会のミサもインターネット配信です。
親しい人同士の握手やハグも禁止。。。それならば、と、
お互い少し離れて、肘と肘をポンッ!と当てたり、
靴の爪先同士でコツン!としたり、と、楽しい挨拶が若い人を
中心に流行しています。
不自由と言いつつ工夫して楽しみを見出し、それらをシェアする
のが上手で、この辺にも社会性の高い国民性が表れているようです。
毎週金曜日の夜8時。
テレビを通じてみんなで歌おう!というプログラムも
その一つで、言うなればデンマーク版「みんなの歌」ですが、
歌詞を知らない私でさえ、メロディーだけは知っている。
親しみやすくそれでいて美しいメロディーの曲ばかりです。
外出もままならぬこの時期に、窓を開け、バルコニーから手を振り、
みんなで一緒に歌い、コロナウィルスになんて負けない。
もうすぐいつもの毎日が戻ってくる。。。そんな気持ちをシェアします。
幸い、この5日間連続で感染が下降線になり、このまま収束の見通しが
立てば、2、3週間後から国内の機能を段階的に再開できそうになってきました。
しかし、折しもイースターホリデーです。
今、気を緩めたら元の木網になりかねない、と政府は国民に対して
決して気を緩めるべからず!と釘を刺すのに懸命です。

それにつけても、世界中で不安な材料ばかりがクローズアップされる中、
ポジティブなニュースは無いものか?と思っていたら、有りました!
日本政府が新型コロナウィルスに効果的な薬(=アビガン)を
希望する世界中の国々に無料で提供するという。
何と太っ腹で頼もしい話題でしょう。
まさに今、感染の広がる多くの国々が待ち望んでいる援助だと思います。
アフリカはじめ感染を食い止めるのが困難な国の人々にとって、
光明となるように願っています。
足元が大変なのに…、とお思いの節もあると思いますが、
それくらい余裕があるのだと思えば、今しばらくの自粛生活も
楽しんでしまう“ 気持ちの余裕 ” も出てくるというものです。
今、大切なのは私も含め、新型ウィルスの感染源にならないよう、
注意することに尽きると思います。もう少しの辛抱ですね。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




町内のパン屋さんは通常通りお店を開いています。
(一度に店内に入れるのは二人まで)
パン屋さんの自家製ロールケーキでおやつ。
花の種の袋は、町の蜂ミツ屋さんのオマケ。
「蜂ミツをタネから一緒に作りましょう」と書いてあります。






今日の庭から
草花の成長めざましい今日この頃。
庭仕事には早くも日焼け止めがマストアイテムに。






お天気の良い日は庭でランチ。
この日は街角のピザ屋さんからテイクアウト。
(イートインはダメですが、テイクアウトはOKです。


【きょうのクロスステッチ Vol. 514】 by 岡村恭子

VOL.514 夏時間になりました。
      北欧の輝く季節の開幕です。

søndag den.29 marts 2020

先週に引き続き春らしいお天気が続いています。
そして、今日から夏時間になりました。
(毎年3月の最終日曜日に切り替え)

これから夏至に向かって明るさが増して行く…。
北欧が一年で一番輝く季節です。
いつもなら、屋外のイベントや私の大好きなフリーマーケットの
シーズンが始まるのですが、残念ながら今年はお預け。
カフェやレストランもドアを閉ざし、チボリも休園です。
が、しかし、学校が休校になり、多くの職場がテレワークになってから、
はや2週間経ちました。「不要不急の外出自粛」とはいうものの、
お天気の良い週末には野原や森林はピクニックを楽しむ家族連れや
サイクリングやジョギングで汗する人たちで賑わい、
(一定距離を開けるようパトロールが出ている )
一見、いつもと変わらぬ長閑な光景が広がっているところを見ると、
今の所、政府が早め早めに打ってきたウィルス対策が
功をそうしていると言えそうです。

一方で、時間の経過と共に、世界中の人々の間に
同じ状況下にあるという、今までに経験したことの無い、
不思議な連帯感も生まれてきているようです。
FacebookやTwitterなどで情報を共有することで、
元気な人が他人事ではないと自覚したり、
反対に不運にも感染した人が、自分だけじゃないと知って頑張れるとしたら、
人々の気持ちも良い方向に向かって行くのではないでしょうか?

我が家はもっぱら庭仕事に没頭しています。
暖冬だったことも手伝って、地面を這って伸びる蔦がやたらと元気です。
庭木の枝に絡んだり、植木をまたいで更に先へ伸びようと根を張っている
のを見つけては、葉先をひっぱって根元の方まで辿ったところでパッチン!と
ハサミを入れます。長さ2メートルほどもあるツタが山ほどになりました。
夢中でツタを追いかけて気づかぬうちに膝をついたまま、
植え込みの中に潜り込んでしまって、すっかり泥んこ!
それも楽しからずや…です。

家人が購入したばかりの我が家の新アイテム?高水圧ポンプを試していると、
裏庭から娘たちがやってきました。
「あまり近づかないようにね」と、笑いながら。
庭に群生している花を小さな植木鉢に植え替えて持って帰りました。
しばらくして、アパートのベランダに飾った写真を送ってきました。
まあ、すてき。そんなささやかなことで一喜一憂しながら、
何気ない日常の中にある大切なことを気づかせてくれる…。
2020年春はいろいろな意味で忘れがたいものになりそうです。

そういえば、渦中のイタリアはベニスの運河に魚が戻ってきた、と
聞きました。ウィルスで苦しむ人間をよそに、
観光客の居なくなった運河の水は澄み、魚がのびのびと泳ぐ…。
なんだか、自然界が人間たちを試しているような気もしています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/






日差しが明るくなったので家中の窓拭きです。
便利な窓拭きキットを使って。



家人の新たなツールはドイツ製の高圧ポンプ
高圧すぎて最初ビックリ!!



スーパーの店先で見かけたベビー桜です。
すくすく育って大きくなあ〜れ。



庭が萌黄色に色づいて麗かな春日和です。
この藪の中を這うツタも整理整頓。



「スペイン風でしょ?」という言葉と一緒に届いた写真。

 


商品カテゴリ

■ おすすめ!

■ 【即日発送可】

■ 糸 /布 / 小物

■ 図案集 / 本

■ 刺繍キット / フレメ

■ 刺繍キット / デンマーク

■ 刺繍キット /スウェーデン

■ 刺繍キット/ ドイツ

■ 刺繍キット / イギリス

■ 刺繍キット / フランス

■ 毛糸

カレンダー
  • 今日
  • 発送休み
  • メール返信休み(土・日)

★<ご注文確定メール>を7営業日以内にお送りいたします。
【送料、割引などを含む合計金額】はそちらでご確認ください。
★土・日曜日のメール返信はお休みとなります。


下記にメールアドレスを入力し登録ボタンを押して下さい。

変更・解除・お知らせはこちら

アンティーク&ヴィンテージ

スウェーデンより北欧ヴィンテージ雑貨を扱うショップのご紹介。ジュエリー、テキスタイル、手芸中古書もあり。センスの良さは抜群です。秋田市に実店舗もあります。
http://www.antique-vintage.net

<姉妹店 マリリア>

ジョージ・ジェンセン、トロールビーズ、ロイヤルコペンハーゲンをはじめシンプルで感性の高い北欧デザインをご紹介しています。www.mariliadk.com

ページトップへ