きょうのクロスステッチ

【きょうのクロスステッチ Vol. 506】 by 岡村恭子

VOL.506 不要なモノを欲しい人の手元へ
      リサイクルしましょう!

søndag den.19 januar 2020

久しぶりに気持ち良い青空が広がっています。
暖冬のおかげで庭のあちこちから早春の花 
エランティスが黄色い花を咲かせ始めました。
お日様の位置が少しずつ高くなってきて、
晴れるととても明るく感じられます。
暖か過ぎて心配と言いつつ、やっぱり春の兆しを感じると
自然に顔がほころびます。

どれどれ…、久しぶりに庭に出てみました。
昨秋、伐採した桜の木の有った場所に立って空を見上げます。
 → VOL.498 桜の木と松の木と伐採デー。
スコーン!…、ぽっかり穴が空いたように空が広がっている。
物足りない。広すぎる! なんとかしなくては。どうしようかなあ。。
ソメイヨシを植えようと思っていましたが、苗木を植えるのは秋が
良いということと、同じ場所に植えるならしばらく土を寝かせた方が
良いと聞いたので、しばらくこのまま放置することになりました。
今年は青空いっぱいの眺めを楽しむことになりそうです。

晴れた日は自転車で買い物です。
買い物リストをポケットに入れて…、トートバッグも忘れずに!
日本でもレジ袋が有料になるという話ですが、
デンマークではずっと前から有料です。環境問題が取り沙汰される
ずっと以前から、かれこれ30年以上前、私がこの国に来た頃から
既に有料でした。レジ袋と言えども3kr.5kr. (約50円100円弱)しますから、
買い物の度に買うなんて馬鹿げています。というわけで、私に限らず
この国では ” マイバッグ “ 持参が常識なのです。

“ リサイクル“ このキーワードにデンマークの人々はとても
ポジティブに反応します。
町内の赤十字が運営するリサイクルショップは、取り扱いアイテムも
豊富できれいにディスプレイしたセレクトショップのようだし、
賞味期限間際の食品を中心に扱うお店 ” Wefood “ も
ごく普通の食料品店のようです。大手スーパーなどから毎日運ばれてくる
生鮮食料品をはじめ、オートミールなど保存食品も山積みです。
定価より安く買えるとあって、午後になると仕事帰りの人で賑わいます。
赤十字のショップもWefoodも利用することで社会に貢献できる、という
ソーシャル意識の高いデンマーク人にぴったりのシステムと言えそうです。

ある日のこと、blå avisen( =ブルー新聞)で売れたわ!
嬉しそうに娘から電話です。
ブローアビセンというのはネットリサイクルショップで、
長年親しまれてきたリサイクル専門新聞のデジタル版です。
試してみたいという娘の言葉に、直径28センチもある大鍋を提供したところ、
すぐに欲しいという人が現れたというのです。パーティーで使いたいそうです。
我が家では無用のデカ鍋を喜んでもらえてこちらこそ嬉しい。
不要になったそばから廃棄していた一時期を経て、今は
モノを大切に使う、“ リサイクル “ の時代になりました。
環境問題を一気に解決するのは難しいけれど、日々の暮らしを
見直して、まずは率先してリサイクルを実践してゆこうと思います。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/







衣類はじめ、家具食器から書籍玩具まで揃っています。
全て寄付で集められ、売り上げは困った人のところへ。






We foodのファサード。
「食べ物を大切に!余裕は必要な人が待っている場所へ。」など
呼びかけのメッセージが。食料廃棄を無くそうというキャンペーンの一環。
運営は基本的にボランティアです。






スーパーのレジ袋と筆者愛用トートバッグ色々。
レジ袋には
「サトウキビから作られています。この袋を使ってCO2削減に協力を」
と書かれていて、環境問題への関心を促します。 布製のトートバッグは丈夫で長持ち。買い物に必携です。




【きょうのクロスステッチ Vol. 505】 by 岡村恭子

VOL.505 雨降りの気分転換
     肉まん作りと東京イーストサイド物語

søndag den.12 januar 2020

年が明けてからも雪のかけらもない暖冬です。
おまけに毎日のように雨降りです。青空が恋しいけれど、
それが叶わないのなら、いっそ、吹雪にでもなって北欧らしい
〝 冬” を実感したい今日この頃です。

新しい年になって10日もたった頃に、日本からの年賀状が
届きました。消印を見るとクリスマス前日になっています。
年末年始の休みを考慮しても時間がかかり過ぎている。
問題だらけの郵便事情は改善されないまま年越しの様子で、
「この調子じゃ、こちらから出す手紙も日数がかかりそう…」
小さな封書をポケットに入れながら独りごちます。
ほとんどの連絡をメールで済ませられるようになった今も、
母にだけは手紙を認めるようにしています。だけど、すっかり郵便事情に
懐疑的になっている私は、近所の街角ポストを信用できません。
少し遠いけれど、スーパーマーケットに設置されたミニ郵便局の投函ボックス
まで足をのばします。ちゃんと届きますように… 手を合わせるようにして投函。
ついでに買い物も済ませ雨の中を帰宅。ふー、やれやれ。。
午後のお茶で一息入れながら、不意に、夜食用の肉饅を作ろう!と思い立った。
 → VOL.499 深まる秋 アツアツ自家製肉まんにハマる の巻
ところが、いつもの要領で簡単に素早く…というはずが、どうしたわけか、
皮用のタネがいつまで経ってもペシャンコです。丸めて捨てて再度挑戦するも、
又しても発酵してくれません。肉饅作り名人の?私とした事が今日は一体どうした
ことだろう? こういう時には一旦心を肉饅から解放するに限ります。
しばらくして何食わぬ顔で3度目の挑戦。今度はなんとかなりました。
パン生地よりも簡単な肉饅作りに手こずるなんて、きっとこれも雨のせい。
退屈な気分が反映してしまったのだ、と勝手に納得したのでした。

夕食後、前回の帰国時のアルバムを紐解きます。
⚫︎好きになった街 浅草橋界隈
友人と浅草橋の駅で待ち合わせ。そこから三筋通りまでおしゃべり散歩です。
途中、鳥越神社に参拝。目的地はもうすぐそこです。
『テライ・クラフトメント』 → https://www.terai-craftment.com
土曜日の午後だけオープンしている、まるで物語に出てくるような
小さな帽子屋さんです。そこに被ってみたかった帽子があるのです。
→ https://www.nheadwear.com
ふっくらしたベレー帽です。上質の素材、立体的で丁寧な仕上がり。
柔らかく包まれる感触。娘へのお土産と合わせて2個オーダーしました。
出来上がりを楽しみに、帽子職人のアキさんにサヨナラして
さてさて、小腹も空いてきたし、周辺の散策を愉しみましょう。
浅草橋界隈は元々職人さんの街で革製品や布などの専門店、各種の専門部品を
取り扱うお店が多く、人通りの少ない小路に天婦羅や蕎麦などの名店が
ひっそりと暖簾を出しているかと思えば、若い人に人気のセレクトショップや
おしゃれなカフェが点在している。懐の深い街です。
そして少し歩けば隅田川の水辺に出ます。
橋から眺める少々雑多なスカイラインがTokyoらしさを醸し出しています。
すっかり日が暮れた空に三日月がかかった風景は一層味わい深い。
大好きな駒込界隈をはじめ、今回の浅草周辺など、
東京のイーストサイドは市井の暮らしが感じられる魅力に溢れて
私を故郷のように優しく包み込んでくれます。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




鳥越神社の境内の紅葉。近所の人がお参りしていました。
地域にすっかり溶け込んでいる様子。









うっかり見過ごしてしまいそうなテライ・クラフトメントの玄関。
帽子全て 武市 暁(アキ)さん製作。
n.headwear のデザイナー : 中島 ナオさんとのツーショット。
どうですか?私、似合ってますか?


隅田川に架かる厩橋からの眺め。
賛否両論のアサヒビールの金色のオブジェもすっかり馴染んでいます。



両国の空に三日月がかかって、永井荷風の「墨東奇譚」的な世界。




【きょうのクロスステッチ Vol. 504】 by 岡村恭子

VOL.504 謹賀新年、2020年
      今年もどうぞよろしく!

fridagg den.3 januar 2020

新年明けましておめでとうございます。

大晦日、
まだ日の暮れない内からシュルシュル〜パンパーン…
待ちきれない連中が早くも花火を上げ始めます。
そんな音を聞きながらゆく年来る年に思いを巡らせるようになって
かれこれ◯十年、この大晦日も暖かい部屋からグラス片手に、
庭木の向こうに次々と上がる花火を楽しみました。
年も改まったam2:00、
ようやく大晦日の喧騒から解放された夜空に
白い三日月が小さなブローチのようにキラリと光り、
そして、町中が安堵の深い眠りに落ちて行きました。

2020年元旦、
キッチンのブラインド越しの外光が明るく感じられます。
年が明けた途端に春めいて来たような気がして嬉しい。
クリスマスに窓辺に置いたヒヤシンスも、硬い小さな蕾を開いて
白い花から甘い香りが漂ってきます。
「初春」という初々しい二文字が浮かんできて、
気持も改まった所で元旦のテーブルの準備を始めましょう。
午後、「明けましておめでとう!」「 Godt Nytår ! 」
娘たちがやって来ました。
翌二日からは平日という味気ない新年の幕開けに、
せめて元旦くらいはお正月らしく書き初めをしたり、
カルタや百人一首をしたり… いつもと一味違った趣向で
楽しいひと時を過ごします。
いつだったか我が家に集まった仲間たちと作った
(文章も絵も自作の)お手製カルタは今も現役です。
改めて一枚一枚眺めると、あの時の朗らかな笑い声が蘇り、
一緒に過ごした楽しい時間を懐かしく思い出します。
他にも川柳の真似事のように思い浮かんだ文字を筆ペンで書いたり…。
文字や言葉の遊び満載の一日です。

長年、お正月らしくしたい一心で色々と工夫してきましたが、
それもこれもデンマークに暮らしているから。
故郷を懐かしむのもこんな北欧の片隅に暮らしているから。
そう思えば、遠くに離れて暮らすのもまんざら悪いことばかりじゃないと
思えてきます。

⚫︎今年の書き初めは…、
家人=夢
娘 =実
私 =花を咲かそう
… それぞれの気持ちを半紙に書きました。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




年の瀬の魚屋さん。
オマール海老や牡蠣などが山積みです。






庭の松をテーブルに飾って…。
元旦の食卓準備中、テーブルの端に書き初めコーナーも。






懐かしのダイヤモンドゲーム&お手製カルタ。
久しぶりにゲームに挑戦、脳味噌活性化?!



デザートはアイスモナカ、大好評でした。




【きょうのクロスステッチ Vol. 503】 by 岡村恭子

VOL.503 ただいまー!コペンハーゲン❤️
      東京の思い出を紐ときながらの徒然日記

lørdag den.21 november 2019

約3週間の里帰りから戻りました。

里帰りというものの実際には東京ではホテル住まい、
真夜中まで賑やかな街に慣れた頃にUターンです。
静寂に包まれたデンマークの空の下に降り立つと、
クリスマス休暇に少し早かったせいか、
空港の到着ロビーは人影まばらでシンとしています。
東京の雑踏に慣れてしまった私は、現実味が湧かず
フワフワと夢見心地なまま家路に着きました。

翌朝、真夜中みたいに暗いam8:00。
外は雨です。時折強い風の吹き抜ける音がします。
前日までの華やかな東京の風景が瞼の裏に蘇って
嘘のような不思議な気分の抜けない自分に
「目覚めよ!ワ タ シ!!ここが私のホームなのだよ。」と
ゲキを飛ばす。
エンジンかけて、まず手始めにトランクに詰め込んで持ち帰った
食料品などをテーブルに広げる楽しい作業から。
大抵のものがコペンハーゲンでも手に入るようになった今も
やっぱり日本のスーパーマーケットの棚の前に立つと心ウキウキ、
目についたものから買ってしまいます。
重量オーバーで頭を抱えることになると分かっていても買ってしまう。
さらに頂き物なども加わって、荷物をまとめる際はひと騒動です。
そんなわけで、どうにか やりくりして無事に持ち帰ったモノには
一層有り難みが増すというものです。
トランクから出てくるアレやコレやに、そうそうコレコレ!と
いちいち手に取り、汁は垂れていないか、中身が壊れていないか?と
確かめながら自然に話も弾み、東京での日々が思い出となって蘇ります。
旅行嫌いの家人も流石に日本行きには異論挟まず、
連れ立っての里帰りは私にとって日々の暮らしのチェンジアップなのです。

さて、気分を切り替えたところで、
延江さんとクリスマスの雰囲気に包まれた
ストロイエでおしゃべりを楽しむことになりました。
デンマークでは12月1日からクリスマスが始まっています。
毎日のお楽しみ “ クリスマスカレンダー ” や 毎週日曜日のお楽しみ
“ アドベンツカレンダー ” で小さなプレゼントが行き交った挙句に
いよいよクライマックスのクリスマスデーがやってくるのです。
文字通りのプレゼント月間です。
そうして、毎日気ぜわしくしている内に、ほらね、明日(22日)は冬至です。
“ 季節の折れ線グラフ” の最低ポイントを通過、これから少しずつ
右肩上がりになって行きます。
春はまだまだ先だけれど、気持ちは春に向かって行くのです。
クリスマスはまさにその折れ線グラフのピークなのです。

窓辺のヒヤシンスが咲く頃は新しい年になっているでしょう。

皆様もどうぞ楽しいクリスマスと明るい新年をお迎えください


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




延江さんとのおしゃべりタイム。
何気ない会話、何気ないひと時に
コペンハーゲンに戻ってきたことを実感します。









クリスマス直前の街角スナップ。
クリスマスツリー屋さんで買うとネットで纏めてくれる。






帰宅報告を兼ねて娘たちと食卓を囲む
デザートは3色チョコレートムース




【きょうのクロスステッチ Vol. 502】 by 岡村恭子

VOL.502 北欧の暮らし:屋根裏のニッセが目を覚ましたら
     さあ、クリスマスシーズンの始まりです。

søndag den.24 november 2019

きょうのクロスステッチ 連載500回記念に
感想文をお寄せくださった皆様ありがとうございました!
延江さんからファイルが届き、まあ、こんなに沢山の方々から!と、
とても嬉しく思いました。
これからゆっくり拝読、お返事を認めたいと思います。

今日も朝から重たい雲がたれ込めています。
本当に雨の降らない日はないというくらい、毎日雨降りです。
月末が来るのを待たずして、60年ぶりに11月の降雨量記録を塗り替え、
この先も雨は続く見込みで、嬉しくない記録の更新中です。

それでも、クリスマスシーズンは始まっています。
デンマーク語でクリスマスのことを “ JUL ” ユールと言います。
古いバイキング伝説に由来しているそうで、
キリスト生誕を祝うクリスマスが伝来する以前から、
一年中で一番暗い時期を楽しく過ごすお祭りだったそうです。
この国では、サンタクロースだって “ Julemand ”  ユールマンと、
まるでスーパーマンの友達のような名前に変身してしまうし、
人々は笑顔で “ God Jule ” ゴー ユール とご挨拶、
今頃から、あちらこちらでユールという言葉が行き交います。

デンマークでは、屋根裏に赤い帽子を被ったいたずら好きな妖精
“ Julenissen ” ユールニッセが住んでいるという言い伝えがあります。
普段は眠っているのに、クリスマスが近づくと目を覚まして、
いたずらを始める。ほら、木枯らしが窓を叩く音も、屋根を打つ雨音も、
実はユールニッセがイタズラしている音…。
子供達はそんな話に耳を傾けながら眠りにつきます。
この国の子供達にはサンタクロースよりもユールニッセの方が
ずっと身近な存在なのかもしれません。
刺繍のクリスマスモチーフでも登場する赤い帽子の妖精達は、
北欧のクリスマスになくてはならないキャラクターなのです。

職場や学校では “ Julefrokost ” ユールフォーコストという名の
クリスマスランチで “ hyggelig ” ヒュックリなひと時を過ごします。
みんなでお菓子づくりに挑戦したり、お料理に腕を振るったり、
仲良しとクリスマスのゲームに興じたり、オーナメントを作って
窓辺に飾ったり…、それぞれ工夫を凝らして美味しく楽しく過ごすのです。
たとえ外は冷たい雨だって、家の中は暖かい笑顔に包まれる…。
そんな、まるで絵本の世界のような光景が見られるのも今頃ならでは。
こうして、クリスマス本番まで、毎日何かしら楽しみをみつけては
たっぷり時間をかけて満喫します。

そんなヒュックリな時期ではありますが、
今週から3週間ほどお休みをさせていただきます。
クリスマス前には戻ってきて、また楽しい話題をお伝えしたいと
思っていますので、どうぞお楽しみに!

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










雨の街角スナップ
どこもかしこも濡れそぼり、
雪景色のcokeの広告も雨に煙って…。






La Glace にて
店内はこってりと甘い香りに包まれて、いるだけで幸せに。
この日はジャムとクッキーを買いました。






ユールニッセがたーくさん!
大鍋にクリスマスのホットドリンク: ユールグルック。
リンゴにナッツにレーズンをたっぷり入れて、ユールフォーコストの準備万端です。




【きょうのクロスステッチ Vol. 501】 by 岡村恭子

VOL.501 インフォーメーション不足を嘆く。
      バス路線変更に要注意!の巻

søndag den.17 november 2019

朝からどんよりと重たい雲が垂れ込め、
霧だか雨だか定かではない水滴が大気を包み、
そのうちに本降りになってしまいました。
時折強い風が木々をゆすり、
確かに近づいてくる冬の足音のように聞こえてきます。

雨に濡れた庭を眺めながら、
あの日が、こんな酷いお天気じゃなくて良かったわね。。。
それは、いつも在宅で仕事をしている家人が、久しぶりに
オフィスに行くことになった日の事です。
仕事場に行くには、王立劇場のある広場でバスを一旦降りて、
乗り換えれば簡単に行ける… はずが、その日は、ちょっと様子が違っていた。
有ったはずの “ 乗り換えバス停 ”が無くなっている!
場所が変わったのか?と探したけれど見当たらない。
結果から言えば、バス路線が大幅に変更になっていた、ということですが、
そうと知らない彼は大いに戸惑って、(話すと長くなるから省きますが、)
たかが自分のオフィスに行くのにかなり遠回りをして、
たどり着いた時にはクタクタになってしまった。
そんな顛末を聞きながら、
でも、その日は今の時期にしては珍しく、青空の広がるステキな
お天気だったのを思い出して、冒頭のなぐさめ言葉になったのでした。

確かに、王立劇場のある広場(Kgs.Nytorv)周辺は普段から車の渋滞が酷く、
加えて、昼時には衛兵が混雑した車道をのんびりと行進して行くのですから、
ドライバーのイライラも頂点になります。
思えば、こうした交通渋滞を緩和すべく環状線メトロが誕生したのだし、
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2107.html
それに伴って、バス路線が変更になるのは納得なのですが、
問題はインフォメーション不足ということです。
せめて張り紙で告知するくらいしても良さそうなものなのに、
どこにも見当たらない!(家人 談)
実はこういうことが時々ある。いつだったか停電騒ぎの時もそうでした。
予告なし。突然の停電に一体どうしたんだろう?と思いながら、
電力会社のページに入り、そこで初めて工事のため停電中と知った次第。
ひどいなあ、前もって教えてよ、と思うけれど、
こういう時にデンマークの人は案外と呑気です。
やけに心が広い、と感心してしまう。
多分、今回のバス路線大幅変更の件も、インフォメーションの不足を
責める事もなく、少しずつ人伝いにSNSで拡散して行くのでしょう。

そんなわけで、500回記念の乾杯をしよう!という日にも、
人伝い方式で?!
くれぐれもバスを利用するなら要注意!とお知らせしたのでした。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
















写真は「きょうのクロスステッチ」連載500回記念の夕べから
材料買い出し、テーブルセッティング、お客様を迎える準備は楽しい。
みんなで一つ鍋を囲んでおしゃべりが弾みます。
500回の先も楽しく続けて行きたいと感謝を込めて。
ありがとう、そして、これからもよろしく!!




【きょうのクロスステッチ Vol. 500】 by 岡村恭子

VOL.500 気が付けば500回!!

      これからも、どうぞよろしく!

søndag den.10 november 2019

スーパーマーケットの店先にはリース用のオーナメントが並び、
店内はクリスマスグッズで溢れるようです。
12月1日から毎日がクリスマス、親しい人が集い、甘いお菓子や
ご馳走を囲んで楽しく明るく華やいだ気持ちで過ごす。
「クリスマスセラピー」な日々が続きます。

デンマークに来て知った、ワクワクするようなクリスマスシーズン。
娘の成長と共に工夫して過ごしてきたクリスマスホリデー。
懐かしい日々を遡るようにして、思い出を辿っているうちに、
あららぁ… と、気がつきました。
私のデンマーク暮らしも人生の半分をとっくに過ぎているということに。
そうよねえ、来年70歳になるんだもの…、サラリと書いてしまって、
またまたハッとします。瞬く間に歳を重ねてしまったということに。
贅沢を言えば、大橋歩さん https://ja.m.wikipedia.org/wiki/大橋歩
のように、いつまでも可愛らしくおしゃれでクリエーティブな人生を
送りたいところですが、現実は夕食の献立に朝から悩む主婦の日々です。

昨日だって、
「ねえ、何食べたい?お肉?お魚?」
仕事部屋にいる家人にキッチンから声をかけながら、
ダウンに襟巻き+手袋の防寒スタイルで、いざ、出発。
裏木戸開けて、道路に出て、自転車にまたいで、ペダルを踏もうとして、
肝心のお財布を忘れたと気づいた。全くウッカリなんだから…と、
ペダルを半分踏み込んでいたのに、降りようとした、その拍子に
自転車ごと転んでしまった。両手両膝をガンと地面に打ちつけて、痛っ!
横倒しの自転車をヨッコラショッと起こして、裏木戸からキッチンにUターン、
どうしたのか?という声に、なんでもありません。と言いながら
事の次第を話すと、またか、という呆れ顔です。
確かに、こんなことは初めてじゃない。
いつだったか、救急車騒ぎになったこともありましたっけ。
→ VOL.153 救急車に乗った日
着膨れていて正解、と、照れ笑いでごまかしつつ、擦りむいた箇所に
薬を塗りながら、当分の間、自転車自粛宣言をしたのでした。

そんな、相変わらずの日々の中で、嬉しい出来事もあります。
懐かしいお友達とfacebookで繋がったのです。
「きょうのクロスステッチ」を読んでいてくれたことを知って
とっても嬉しくなりました。
彼女と連絡し合えたのもインターネットのおかげです。
アナログな私が、それでも何とか時代の最後尾について行けているのは
このページを連載してきたから。そうして、今回で500回となりました。
刺繍するように文章を綴って行ければ、という思いで、
小さな文章と写真で日常をお伝えしてきましたが、
果たして綺麗なモチーフに仕上がっているでしょうか?
延江さんの「来週も楽しみです。」という言葉を励みに
これからも続けてゆけたら、と思っています。
いつまで続くかな?

バックナンバーをアットランダムにピックアップしてみましたが、
これ以外にも496編。お好きなページを探してみてください。
  → VOL.33 クリスマスに願い事ひとつ☆
  → VOL.184 北欧の春、明るい季節のプロローグ
  → VOL.291 楽しいブランチ&ハンドクラフト談義
  → VOL.400 きょうのクロスステッチ

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/

























コペンハーゲンと我が家の四季より。
掲載写真の中からセレクトしたのは
春の桜、延江さんと夏の散策、秋のりんご、冬のクリスマスツリー。
バックナンバーの写真を見返すと、その時々が蘇ります。
 



【きょうのクロスステッチ Vol. 499】 by 岡村恭子

VOL.499 深まる秋 アツアツ自家製肉まんにハマる の巻

søndag den.3 november 2019

11月になりました。
冬至まで刻一刻と昼間が短くなり、夜の闇が深くなって行きます。
明るさが恋しい今日この頃、クリスマス用の小さな電飾を灯して、
窓辺の “ 灯り” を演出します。

雨降りの午後。
どんよりとした低い空にため息がもれるけれど、
いやいや、暗い季節に負けてはならじ、と腕まくりして…。
只今、私がはまっているのは “ケーキ” …ならぬ “ 肉まん ” 作りです。

つい先日のこと。
「子供時代に母親が作ってくれたような蒸しパンを食べたい。」という
リクエストに「お応えしましょう!」と腕まくりしたのは良いけれど、
今までプリンも茶碗蒸しもオーブンを活用していて、蒸し器が無いことに
気づきました。“おふくろの味” は蒸し器じゃないと気分がでません。

キッチンの道具というのは、最初は喜んで使っていたはずが、
いつのまにか棚の奥にしまいっ放しになってしまうものも多くて、
私の場合は結局のことろ、大小のフライパンと片手鍋、パスタ用の深鍋を
使いまわし、それで日常のお料理はほとんど間に合っています。
以前、中華材料のお店で衝動買いした竹製の蒸篭も眠ったままです。
蒸し料理の場合、水滴が落ちないように布巾をするというのが、
個人的にシックリしないこともあって、蒸すお料理は敬遠気味だった、
そんな折も折、目に飛び込んできたのが Kitchen Aid(ワールプール社製)の
蒸し料理可能なキャセロールでした。迷わず購入、早速 蒸しパンを
作りましたが、水蒸気が垂れないよう工夫されていて、
布巾をかぶせる必要もなく、使った後の手入れも簡単です。
リクエストの “ 蒸しパン ” が簡単に美味しく出来たのに気を良くして、
翌日、肉まんを作ってみたのが運のツキ?
以来、肉まん作りにハマってしまいました。
キッチンが中華屋さんの店先のような温かい匂いに包まれると、
身も心もポカポカです。出来立てのアツアツ を頬張りながら、
お次は何を蒸そうかな?… お料理の楽しみが倍増の今日この頃です。

*今週のトピックス:
ストロイエにMUJIのパイロットショップオープン

春にオープンしたUNIQLOに続いて(ショップの様子はこちらから↓)
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2056.html
MUJIのパイロットショップがストロイエのデパートILLUM内に
オープンしました。
従来の店舗をソックリそのまま、ポン!と置いたような空間が広がっています。
グラフィックも品揃えも同じです。本格的なショップは来年スタートする
ようです。UNIQLO、 MUJI と続いたら、お次は何だろう?
まさか、ニトリではないでしょうが、コペンハーゲンらしさを守るのも大切よ。と
心の中で呟いています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/













材料6〜8個分
皮= 小麦粉200g、砂糖30g、塩ひとつまみ、Bパウダー、ドライイースト各4g、
ごま油大さじ1。以上の材料をぬるま湯120ccでよく混ぜ捏ねる。
耳たぶ状にしてサランラップをかぶせ発酵。
中身=豚ひき肉100g、長ネギ、玉ねぎみじんぎり合計100g、
生姜みじん切り適宜、片栗粉大さじ1、醤油、ごま油、酒、
オイスターソース、砂糖各大匙2分の1。椎茸、タケノコなど好みで。
2倍に膨らんだ皮を等分して丸く伸ばし、中身を包み、
中火で約15分蒸して完成。









MUJI のディスプレイ。
デザインやインテリアに関心高い若者中心に人気が出そうかな?と
いう印象です




【きょうのクロスステッチ Vol. 498】 by 岡村恭子

VOL.498 桜の木と松の木と伐採デー。

søndag den.27 oktober 2019

このページのタイトルの横には、いつも更新ナンバーを添えます。
数が少しずつ増えて行くのは楽しみだし、励みにもなります。
そして、とうとう、というか、驚きの!と言うべきか、
VOL.500まであと2回というところまで来ました。
何と月日のたつのは早いことでしょう。
更に500回の先を目指して、取り敢えず今回の話題です。

冬時間になりました。
時計の針を1時間戻した朝は寝坊ができるからちょっと嬉しい。
いつものようにコーヒーカップ片手に窓から庭の様子を眺めます。
今までと少し違う眺めです。

我が家の庭のシンボルでもあった桜の木はもう有りません。
この家が建てられた時に植えられたので樹齢90年近い老木でした。
数年前から勢いが衰えて、とうとう朽ち果てて、かれこれ三年が経ちました。
いくら枯れてしまっても、私たちがこの家に暮らそうと思ったきっかけに
なったほど思い入れのある桜の木です。そのまま、そっとしておいたけれど、
どう見て0も美しくはありません。哀れな姿をさらしているのも可哀想です。
思い切って根こそぎ伐採することにしました。
ついでに煉瓦塀沿いに有る町内で一番大きい松の木を
ひとまわり小さくしてもらうことにしました。

当日やってきたのは森林レンジャー部隊のような出で立ちの
たくましい3人の若い衆達。
各人が手際よく作業開始、まず一人が大胆にも桜の幹の根元に
チェーンソーを差し込み一気に切断、いとも簡単に老木を倒すと、
路上に停めてあるトラックの上で仁王立ちしている仲間に合図。
リモコンを上手に使って、UFOキャッチャーの要領で、
伐採した枝を挟み込み、持ち上げては順にトラックの荷台へ積み上げてゆく。
地上部分はほぼ完了、すると今度は、これまたUFOキャッチャーの要領で
別トラックから庭に降ろされた黄色い機械で、桜の根の粉砕です。
桜が終わると次は松です。2人が軽業師のように、ヒラリヒラリと
枝から枝へと移動しながら、伸びすぎた部分を
チェーンソーで思い切りよく切り落として行きます。
何しろ、町内の目印になるほどの大木です。わざわざ見物にやって
来る暇人も現れて、あれこれ勝手な意見も飛び交い、いやはや賑やかなこと!
夕方、全ての作業が完了して作業してくれた3人にお疲れさま。

翌日、掘り返された桜の木の根元を平らにならしながら、
今度はソメイヨシノの苗木を植えよう、そしてまたお花見をしようと
話しています。
我が家の桜の様子はこちらから
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2045.html

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




























機械を使ってスムーズに進行、最後はきれいに掃除して終了しました。
広々してしまった庭に立ち、四季を通じて楽しませてくれた桜に感謝。




【きょうのクロスステッチ Vol. 497】 by 岡村恭子

VOL.497 デンマークの暮らし
      どちら様もカギにご用心!の巻

søndag den.20 oktober 2019

日増しに太陽の位置が低くなり、お天気の良い日にはリビングの奥まで
サーッと陽射しが差し込みます。でも、それも束の間、あれよあれよという間に
日が暮れてしまう。日増しに日照時間が短くなって行くのが分かります。
この次の週末には冬時間に切り替わる。
そうすると、不思議なほど気持ちも冬バージョンになってしまうのです。

さて、本日は…
治安が良くて安心な国デンマーク、と思っていたら大間違いというお話です。

たしかに凶悪な事件は少ないけれど、空き巣は昨年度比で3倍増加という
嬉しくないニュースです。
自転車の盗難なんて日常茶飯事で大抵の人が経験済み。
自慢じゃないけれど私も2回、もちろん戻って来ず仕舞いでした。
盗難に遭っても大抵は迷宮入りの泣き寝入りですから、
ほとんどの人が自転車保険に加入して自己防衛です。
そんな中で最近ちょっと話題になっているのが “ネーボーヘルプ ” という、
昔ながらの隣り組みの助け合いです。留守時に郵便物がたまっていないか、
不審者が出入りしていないかなど注意し合う。玄関のドアに
“ネーボーヘルプ ”と印された赤いステッカーが目印です。
当然ながら、一人ぽっちでステッカーを貼っても何にもならず、
その周辺一帯ということになる。
空き巣がそれを見て敬遠するだろう、というのが狙いのようだけど、
TVニュースで得意そうにお隣さんの留守を守っていると話す老人と、
周辺の住宅をグルリと写す画面に、かえって情報を提供している
ような気もするのは私だけではないと思う。

実は数週間前のこと、盗難というほどでもないけれど、
我が家も小さな被害にあいました。
家人ご自慢の愛車、60´s フォルクスワーゲンのサイドブレーキのキーが
何者かに盗まれてしまったのです。
運転嫌いの彼が、久しぶりにその気になって、さあ、行くぞ、と
サイドブレーキに手をかけてようやく気づいた、という呑気過ぎる話ですが、
それにしても、一体いつ誰が抜き取ったのか?そんなものを盗んでどうするのか?
ただのイタズラだとしてもタチが悪い。そうは思うけれど、
ガレージに鍵をかけず、車のドアもロックしていないでいたのですから、
どうぞ、お入りなさいと言っているようなものです。
平穏無事な毎日に、すっかり気が緩んでいたという証拠で、
いつになく気落ちしている家人にエリックが慰めます。
「何はともあれ車が無事で良かった。」… そう、車は無事でよかった。
けれど、サイドブレーキがかかったままでは動かせません。
専門のメカニックまでレッカー車で運ぶという、大げさなことに相成りました。

数日後、愛車が無事に戻り一件落着。
あれ以来、カギは掛けたか?開けたか?閉めたか? 持っているか?仕舞ったか?
どこに置いたか?etc. etc. 気にするようになった一方で、
今まで、いい加減で無意識すぎていたことにハッとさせられたりしています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










先週、立ち寄ったボタニックガーデン。
燃えるような紅葉が美しい。ちょうど見頃でラッキー!






秋の味覚が山積みの店先から
スパゲッティスクヮッシュ?!いいえ、これは誰が見ても南瓜です。
キノコがおいしい季節になりました。



隣家の屋根に舞い降りた、これはコウノトリ?鷺?…
大きな羽を広げて飛び去ってゆきました。



古いのでメンテナンスも結構大変です。 でもちゃんと動きます☺︎




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