きょうのクロスステッチ

【きょうのクロスステッチ Vol. 566】 by 岡村恭子

VOL.566 デンマークの暮らし  着々進むワクチン接種

mondag den. 12 april 2021

相変わらず肌寒い日が続いていますが、
日照時間は確実に延びて、早朝から小鳥たちが
賑やかに囀っています。夕食の食卓に西陽が眩しい。
太陽のありがたさを実感するのも今頃のことです。

少しずつ庭仕事を始めています。
西側のレンガ塀沿いにはバラをたくさん植えているのですが、
上手に咲かせるのが難しく、何年経っても満足のゆく状態になりません。
思いきって短く切り揃え、根元にバラ専用の肥料を撒きました。
どうかな?元気に花を咲かせてくれるかな?
いつまでも寒いと言いつつも、気づけばライラックが芽吹き、
レンギョウが黄色く色づき、芝生の間から春の小花が次々と咲いて
庭を彩っています。 去年植えたばかりの桜の木の蕾も膨らんで開花が楽しみです。

さて、先日のこと、
毎朝日課のメールチェックをすると。... おっ!順番が回ってきた。
コロナワクチン接種お勧めメールが入りました。(もちろん無料)
さすが、デジタル先進国デンマークです。
nemID(=マイナンバー)でログインするとスケジュール表が出て、
1回目、2回目の両接種カレンダーと接種会場の一覧が出ました。
とてもわかりやすい。自宅からの各会場への距離も書いてあり、
どこが一番近いか一目瞭然です。誰にでもわかるように
英語バージョンもあります。
使用するのがファイザー社のワクチンと明記されていて
その点でも安心して接種を受けることができます。
(因みにデンマークは世界で最初にアストラゼネカ社製のワクチンの
問題点を指摘、使用中止を決断した国で、現在も使用を保留中です。)
予約を入れると数分後に携帯SMSに予約完了の知らせが入りました。
これで私のコロナ対策も一歩前進しそうです。
ワクチン接種の様子はまたお知らせしたいと思います。

日ごろから不要不急の外出を控える高齢者の私ですが、
先日はどうしても町内のお店では揃わない食材を求めて、
久しぶりに市場(Torvehallen)まで出かけました。
広場の青物市場は店開きしていますが、インドアの飲食は閉店中なので
閑散としています。寂しい反面、デンマーク人は決まったことは
きちんと守ると感心もします。その甲斐あって、
今年の年頭に政府が発表した、この春の感染状況予測よりも、
ずっと低い感染率で推移、想定以上に自粛効果が出ているという
喜ばしいニュースです。
普段から人に接する機会の多い人々の間ではPCR検査を受けることも
日常化していて、身近な例では娘もこまめにPCR検査を受けています。
そんなこんなで、あと一息! ワクチン接種と合わせて、コロナに打ち勝とう!という
気運が高まっている今日この頃です。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




久しぶりのバスはガラガラ。感染の危険性ほぼゼロ状態。



青物市場にて。ローズマリーが良い香りを放って。



通りの横断幕に 「歴史展 oktober=10月」ずいぶん先ですね。
コロナ後ってことかな?





家人の誕生日から。 バースデーケーキはいちご7個+ロウソク2本=72才





今日の庭から。
日ごとに春らしくなってきています。

【きょうのクロスステッチ Vol. 565】 by 岡村恭子

VOL.565 デンマークの暮らし 寒の戻りのイースター
      日常化したwithコロナ暮らし

mondag den. 5 april 2021

庭の手入れを楽しみにしていたイースターホリデーですが、
とても冷え込んでいます。
時々雨や霰やついには雪まで降ってきて、寒の戻りのようです。
風も強いので庭仕事には向いていません。

こういう天気が続くと、なあるほどなあ、と納得する。
何が?と言って、北欧の人々が春の連休を待ち構えるように
暖かい南欧にひとっ飛び!したくなる気持ちが、です。
いつもなら、そんな人々でごった返すイースターホリデーの空港も、
去年の春以来閑散として、空いたスペースに解雇された元空港関係者の
再就職相談窓口が開設されたとか。
コロナ禍が長期化する中、人々の暮らしにも様々な影響が出てきている様子です。
私だって日本に帰りたいのに帰れない状態が続いている。

デンマークではカフェもレストランも未だに休業を余儀なくされているし、
大型ショッピングセンターやシアター、映画館も閉鎖しています。
とにかく密になりやすい場所はNG状態です。
そんな中、ようやくイースターホリデー明けから美容院が営業再開
することになりました。こんな些細なニュースでも少し日常が
戻るような気がして嬉しいものです。
中途半端に伸びてしまった髪の毛を思い切りカットしたら、
精神衛生上も良さそうです。
そして、21日から待ちに待った大型店舗の営業再開予定です。
まだ、2週間以上も先だけど、私も楽しみにしているところです。

デンマーク政府は常にコロナ感染状況を把握、慎重かつ的確な判断と
臨機応変な政策で国民の了解を得てきました。
他国の例から「急いては事をし損じる」&「急がば回れ」という感じです。
現在、国内における感染指数は0,4前後、このまま行けば夏には
また今までの暮らしが戻りそうですが、あくまでも国内のみでの話です。
ヨーロッパだけをとっても、国によって状況も対処の方法もまちまちで
国境を気にせず自由に行き来できるようになるには、まだ時間がかかりそうです。

一方で、国民の衛生観念の向上、手洗いなど新たな生活常識の浸透など
コロナのおかげで学んだんことも多く、街中でもマスク姿が普通の
光景になりました。
大型店に代わって地元の小売店などが景気回復しているというのも
良いことだと思います。
以前は食料品を買うのにわざわざバスに乗ってTorvhallenまで行っていた私も、
最近は町内の八百屋さんや食料品店で購入できるもので工夫する
ようにしています。
余程の用事がない限り、公共の乗り物を利用しない。
一人一人が可能な限り感染防止に努めることこそが
コロナ禍での大切な心得と思っています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/







春の雪に庭木もパンジーも寒さに凍えているみたい。






我が家の食卓から。
到来もののジブラルタル海峡のまぐろ。超美味!



スーパーでしめじをゲット!
近所でも手に入るようになって本当に嬉しい。


【きょうのクロスステッチ Vol. 564】 by 岡村恭子

VOL.564 夏時間になりました & 私のイースターホリデー

mondag den. 29 marts 2021

3月の最終週末、忘れずに時計の針を一時間早めます。
夏時間のスタートです。
途端に朝が早くやってきて、舞台が反転したように、
パッと明るい季節に早変わりです。
そして、週明けからイースターホリデーが始まります。
コロナ禍とはいえ、春一番の大型連休とあって、
思い思いに楽しい計画を立てているのでしょう。
この週末は道路を行き交う車がいつもよりずっと多かった気がします。

みんな都会を離れたいんだね。。。
デンマーク人は呆れるくらい自然に親しみ、楽しもうとします。
そのためにサマーハウスやヨットを所有することも決して贅沢な
ことではありませんし、もう少し手近なコロニアルガーデンと
いう、小さな家付きの庭(と言っても200㎡程ある)いわゆる
家庭菜園で草花や野菜などを育てる人もたくさんいます。
不動産情報ページにはサマーハウスやコロニアルガーデンの物件欄もあり、
コロナで旅行ができないことも手伝って人気が高いということです。
そんな”日常生活から脱出したい” 人々を横目に見ながら、
私はもっぱら庭でゆっくり過ごす予定です。
イースターホリデーは行きつけのスーパーもお休みになるので
買い物したくてもできないし、
いながらにして自然に親しむ=日が暮れるまで庭いじり。
それが私のイースターホリデーです。

東京では桜の満開時期もピークを過ぎたということですが、
デンマークは3月の気温が平年を下回り、冷え込みが続いていたため、
本格的な春の訪れが少し遅れ気味です。
それでも、湿った土の下から草花が顔を出し始めて、日毎、庭が賑わってきています。
思いもよらないところからチューリップが顔を出したりすると、
まあ、こんなところのいたの?と迷子の子供を見つけたように嬉しい。
300㎡程あるのでなかなか目が行き届かず、ほとんどワイルドガーデン化
している場所もありますが、それもまた良いかな?と
最近は無理せず雑草の生い茂るままにしています。

週末、
地下の大掃除の時に出てきた古いリビング雑誌の詰まった段ボール箱を
開けて一冊ずつ目を通していたら、我が家そっくりのインテリアの
写真ページが出て来ました。
この家を設計した建築家、アルネヤコブセンの自邸紹介です。
ドアノブ、キッチンタイル、塗装カラーまでそっくり!
この家がいかにオリジナルに近い状態を保っているのか?
普段あまり意識していないけれど、こうして雑誌と比較してみると
大切にしなくては…と改めて思います。
「不便を承知で楽しんで暮らしてください。」
前オーナーがこの家を私たちに引き渡す際に、私たちに言った言葉を
思い出しています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










今日の庭から
芝生の間から春の愛らしい小花がたくさん!



リビング雑誌のヤコブセン自邸キッチンのページを開いて。
色使い、白いタイル、ドアノブまでそっくりです。



おやつにはマドレーヌを焼いて。。



【きょうのクロスステッチ Vol. 563】 by 岡村恭子

VOL.563 春分です。椅子を庭に出そう!
      まだまだ続く我が家のDIY

mondag den. 22 marts 2021

デンマークは3月20日が春分=Jævndøgn です。
人々は春のJævndøgnを「庭に椅子を出す日」
秋の同日を「庭椅子を仕舞う日」という風に覚えていて
春のJævndøgnを合図に文字通り庭に椅子を出し、
いつもなら家族や友人が集って明るい季節の到来を喜ぶのですが、
残念ながら今年は、まだもう少しの辛抱が必要になりました。
デンマーク政府はイースターホリデー(4月1日〜5日)明けまで
レストランカフェバーの休業延長を要請、人々の集りも
今まで通り屋内は5名、屋外は10名までとしています。
なかなか厳しい処置ですが、昨年イースター明けにパンデミックに
陥った苦い経験を踏まえ、慎重に対処することに国民も概ね納得しています。

このような状況下でも幸いに…というべきか?我が家は大忙し。
たとえ許可が出ても外出やパーティーを楽しんでいる暇などありません。
何故かといえば、(前回までの)地下の大掃除が概ね完了して、
ホッとしているところに、“ 張り切りマン・エリック“ がやってきて、
間髪入れずに庭のメンテナンスが始まってしまったのです。
庭先のベランダの敷石が沈下しているのを誰よりも気にしていた彼が、
気をつければ転ばないし…という曖昧な私たちの態度に「喝!」を入れて、
動き始めてしまった。
あいにく霧雨模様の週末、重たい石と重たい砂利との格闘です。
もとより力仕事には不向きな家人です。絶対に二人じゃ無理、
どうしようかなあ?と腕組みしているところに、若くて頼もしい
助っ人が加わることになって一気に現場に弾みが付きました。
順調に作業が進み、ベランダ以外の気になる箇所もついでに補修して、
リペア完了です。敷石を平らにしただけで、庭先のベランダがとても
広くなったような気がします。この夏は大いに活用しよう!…
それまで消極的だった私が一番張り切っています。

ことほど左様にデンマークで古い住宅に暮らすということは
DIY能力が必須ということです。
この家に暮らすまでペンキの種類も大工道具のことも知らなかった私が、
見様見真似で少しずつノウハウを学び、ちょっとしたペンキ塗りくらいなら
自分でやってしまえるようになりました。
人件費の高いこの国では自分たちで解決する方法を身につけるのも
賢い暮らしの秘訣といえます。

ところで、エリックはまだまだ気になる箇所がある様子で、
次は裏庭の敷石を剥がして…と、ニコニコしながらいうのを
嬉しいような大変なような複雑な気持ちで聞いている私です。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




⚫︎今回の作業風景から
この段差が気になるエリック。









石を剥がし、砂利を敷き、水平を図り、石を敷き直す。
ついでに、ガレージ前も敢行。



庭先の平らになりました。
周囲のプランター植え込みはこれからのお楽しみ。



⚫︎週末の町内にて
日向で憩う子供と犬。ほのぼのとした良い風景です。




いつもは外の席が満席になる近所の人気カフェも休業中。



【きょうのクロスステッチ Vol. 562】 by 岡村恭子

VOL.562 続 春の大掃除 ペンキ塗りの巻

mondag den. 16 marts 2021

すっかり日常化したコロナ禍での暮らしですが、
段階的とはいうもののロックダウン解除になった途端、
町に活気が戻り、学校も低学年から順繰りに授業を再開、
通学路に子供達の元気な声が響くようになりました。
主婦としては個人商店が営業再開して大助かり、
早速ペンキを買いに近所のペンキ屋さんまでひと走り!
そうです。
前回大掃除した地下室がほぼ片付いたところで、
今度は壁と床のペンキ塗りです。

最寄りのペンキ屋さんが町内に3軒もあるので
どこにしようか?と迷う。それくらい需要があるということです。
レンガ造りの家はとにかく塗装作業がついてまわります。
決して” マメ” とは言えない我が家ですらこんな感じなのですから
他は推して知るべし…です。
加えて、デンマークでは賃貸住居の場合、そこを引き上げる際に
塗装し直して、借りた時の状態に戻すというルールがあります。
ペンキ屋さんが繁盛するはずです。

さて、
お料理と同じようにペンキ塗りも下ごしらえが肝心です。
今回もまずは床と壁の掃除から。長年ほったらかしにしていたので
床も壁もヘラで擦ると面白いようにパラパラ剥がれる。
剥がれたそばから掃き出します。埃だらけになって頑張ります。
最後に洗剤で汚れを落として乾燥、これで下ごしらえが終了。
翌日はいよいよ楽しいペンキ塗りです。
まず壁塗りから。地下室は大雑把でいいから気軽です。
刷毛とロールを使い分けながら、どんどん塗ってゆきます。
2度塗りして、すっかり真っ白になったところでその日は終了。
3日目は床のペンキ塗りです。薄いグレーに仕上げましょう。

久しぶりに地下室のメンテナンスに夢中になる数日間でした。
キレイになったスペースを何に活用するかは、これからのお楽しみです。
力仕事の伴う大掃除でしたが、案外できるものだね、とちょっとした
達成感を味わったのも良かった。
これからお天気なれば庭仕事が待っています。
常日頃の運動不足解消も兼ねてこれからも出来る限り自分たちでDIY。
楽しんで暮らしてゆこうと思っています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/













ペンキ塗り風景から。
懐かしい子供達の落書きにサヨウナラ。
白いペンキが地下室を明るくしてゆきます。
床は薄いグレーに仕上げました。



作業の途中、地下から見上げた青い空。



今日の庭から。 去年暮に植えた桜の苗木、蕾が大きくなってきたような。。。
お花見できるかなあ?。



【きょうのクロスステッチ Vol. 561】 by 岡村恭子

VOL.561 春の大掃除 思い切って捨てる!

mondag den. 8 marts 2021

日増しに陽射しが明るくなってきました。
部屋の奥まで外光が差し込んで、室内の埃というのか
細かい塵といったら良いのか?ここも、あそこもと気になり出します。
クリスマス休暇から年明けまで暖炉を焚き、ブランケットにくるまり、
キャンドルを灯してヒュックリに過ごした後の今頃が
北欧の大掃除シーズンなのです。
スーパーなども心得ていてクリーニングアイテムに力が入ります。
そして、誰もが思う。
” 室内をきれいにして明るい季節を迎えたい!”
我が家も一階部分の窓拭きとカーテンの洗濯を済ませた所で、
今度は地下の物置きを片付けよう!ということになりました。

我が家の地下室は全部で5部屋150㎡余りもあります。
今回のターゲットは中でも一番広い ” なんでも置き場”のスペース。
最初の家主の洗濯乾燥室だったそうで、大きなラジエターも
取り付けられていて、戦前の個人住宅としてはかなり贅沢な
設備だったのだろうと思います。
私たちが住み始めた当時は、もっぱら幼かった娘の遊び場で
友達と遊んだ痕跡が今も壁のいたずら書きとして残っています。
それが、次第にモノ置き場となってどのくらい経ったでしょう。
知らぬ間に増えて、ついには足の踏み場も無くなってしまった。
この際、断捨離!思い切って捨てるべし!
助っ人エリックもやってきてひたすら片付け作業の2日間となりました。

言い出したのは私なのに、始めてみたら思っていたより大騒ぎに
なってしまった!… 適当でいいよ、という私に、やるからには
徹底的にやるべし!とエリック。どこからか大きな照明を持ってきて
取り付けました。果たして、明るさ倍増で更にその実態が明らかに。
こうなれば” 乗りかかった船” です。
週末、夫婦それぞれの荷物の断捨離を決行、黙々と作業を進めます。
出てくる出てくる不要物の山に混ざって懐かしい手紙や写真類、
古い情報誌など、つい見入ってしまって瞬く間に時間が過ぎてゆきます。
中でも膨大だったのが書籍類とビデオです。
亡母が長年にわたり録画し送ってくれたビデオ。これらのお陰で、
家人は最新のスポーツ情報をゲットしていたし、
娘はいながらにしてアイドル番組に夢中になれた。
我が家のメンバーは日本からの来客が驚くほど日本の情報通に
なれたのでした。
感謝しつつ、しかしビデオの時代が終焉を迎えてしまった今、
この先、使うこともないだろうと、思い切って破棄することにしました。
時代は急激に変化していると痛感しつつ、
それでもやっぱり書籍は捨てがたく、宇宙時代を迎えても
人間は文字に親しみ、自転車のペダルを漕いでいて欲しい。
ブレードランナーの世界のように。。。と夢想しています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/













照明設置中のエリック。
どんどん廊下に出して、片付けてゆきます。
近々壁床天井の塗装をする予定。



忙しい時の強い味方!MUJIカレー。
ネットで大量購入。スパイシーで美味しい。
便利な時代になりました。



宇宙時代も頑張ってほしい私のオンボロママチャリ。
タイヤがパンク!で、家人がメンテナンス中です。



【きょうのクロスステッチ Vol. 560】 by 岡村恭子

VOL.560 デンマークの春 ロックダウン解除の春!

mondag den. 2 marts 2021

弥生三月。
暦の上にも春が巡ってきました。

2月前半は連日氷点下10℃を下回る冷え込みでしたが、
後半は一気に気温上昇、晴天が続いてポカポカ陽気となりました。
この極端な寒暖差が植物の発育にはとても良いのだそうです。
人間だって同じ。ギュッと緊張した後にパッと解放される。
すると体の内部から元気が湧いてくる。

加えて嬉しいことに、コロナで文字通り” 閉ざされていた長い冬“ から、
ようやく解放されそうな見通しとなりました。
政府は週明けから段階的にロックダウンを解除してゆく方針を発表
それと同時に、ただでさえ、このところの陽気にすっかり気の緩んでいる
国民に向けて、引き続きソーシャルディスタンスとマスク着用の必要を
呼びかけることも忘れていません。

小売店が営業再開される中、今回見送りとなってしまった
5000平米以上の大型店舗ではネットでオーダーしたものを
店の入り口(外側)で受け取れるという、苦肉の策とも思える
サービスを開始したそうです。デリバリーしてもらうと10日ほど
かかってしまうのが、この方法ならオーダーした翌日に受け取れるので
なかなか便利そうです。
他にもコロナを期に定着しそうな新商法が続々登場している様子に、
” デパートでじっくりと品定めしながら買い物を楽しむ”
という時代は過ぎ去ってしまうのかもしれない、と一抹の寂しさを
感じているのは私だけ…かなあ?

日ごとに春めいて庭仕事も捗ります。
ラベンダーやバラなど花壇の花を短く切り揃えながら
土に空気を入れ、きれいにして行くのですが、しかし、それにしてもです。
案外腰をかがめる作業が多くて草臥れる。
そういう時は気分転換も兼ねて他のことをします。
例えば、雑木の剪定とか窓拭きなど、背伸びする作業に切り替える。
そして陽だまりのベンチに腰掛けて一休みしたら、
今度は塀沿いに這っている膨大なツタを切り揃えたり、その間に
群生しているシダの枯葉を切ってゆきます。
潜り込むようにして作業しながら、今、私は土に近づいてるなあと思う。
小さな子供が地面にしゃがみ込んで飽きず遊んでいるのを見かけると
一体何がそんなに興味深いのだろう?と思うけれど、
気づけば、私も時間の経つのを忘れて土と格闘しています。
身近な自然観察を楽しみながら少しずつ整えて、
春本番を迎えたいと思います。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










週末の町内から
抜けるような青空と街のパン屋さんに並ぶ人たち。
(パン屋さんとお花屋さんはロックダウン中も営業許可。但し一度に入店人数を制限。)
ポカポカ陽気に近所の公園にも家族づれがたくさん!









週末の我が家から
早春の花の寄せ植えが次々花咲いてきれいです。
お茶の時間のお客様を迎える準備中です。
お雛様を飾りました。



【きょうのクロスステッチ Vol. 559】 by 岡村恭子

VOL.559 日本 vs デンマーク二月の日々雑記。
      ポイ捨てする人 ?しない人?!

mondag den. 22 februar 2021

ついこの間まで記録的な寒波だったのが嘘のように
暖かい小春日和の週末を迎えています。

庭先から、 「あっ、鳥が巣箱から出て行った。巣作りを始めたのかもしれない...」
という声に、いくらなんでも早すぎる、と思いながら、
誘われるまま、しばらく巣箱周辺の様子を眺めていましたが、
小鳥がやってくる様子はありません。やっぱり気のせいだったね。
笑いながら、でも、そんなことを楽しみにする季節になってきた、と
嬉しくなります。そろそろ春の庭仕事を始めよう!

まず庭掃除から。
冬の間に堆積した落ち葉などに混ざってペットボトルや
お菓子の袋など塀越しにポイ捨てされたゴミを見つけては 袋に纏めます。
我が家は角地でL字に長いレンガ塀になっているので、
つい投げ入れたくなってしまうのかもしれません。でも、
我が家に限らず、例えばバス停付近には(吸い殻入れが設置されて
いるにも関わらず)タバコの吸い殻がたくさん落ちているし、
最近は歩道に捨てられたマスクが目につくようになりました。
見かける度に、なんとかならないものかと思います。
時々思い出したように清掃キャンペーンが開催されて、
大勢の人が参加し、大きなゴミ袋を手にして口々にポイ捨て防止を
訴えるけれど、その場限りであまり効果は無さそうです。
国民性というのかなあ?ゴミはゴミ箱に...という簡単な事が、
なかなかどうして身につかず難しい様子です。

数年前、エリックと彼のファミリーを伴い東京観光をした時のこと。
街を歩きながらゴミが落ちていないと、口々に感心していたのを 思い出します。
混雑した駅構内や人通りの多い繁華街、ほろ酔いの人が行き交う
新橋ガード下でさえ、足元に紙屑ひとつないことに驚嘆していました。
東京の人口は1000万人、ざっとデンマークの2倍の人口だというのに...です。
最初は、公共の場にゴミ箱が見当たらないと、怪訝そうだった彼らも
外出時の小さなゴミはポケットに入れて持ち帰る、というエチケットを
教えたら、大いに納得して、それからは彼らも見習っていました。
日本人の私たちにとって当たり前のことでも、彼らにしたら、
ファンタスティック! なのです。 もうひとつ、
エリックが日本に来て知ったこと、それが
マスク着用の意味でした。まだコロナ騒動以前でしたが、
日本人は他人に対する配慮からマスクをすると知った彼は、
コロナ禍でデンマークでもマスク着用が義務付けられてからというもの、
日本での体験を元にマスク着用の効果と意味を身近な人に 話しているようです。
そして、もちろん!あの時以来、
エリックファミリーは日本を大好きになってくれました。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
















我が家の週末から。
手打ちうどんに挑戦! 前夜から寝かせておいたタネを延ばし、切り、
茹で、水にさらして、美味しい自家製うどんに舌鼓。



今日の庭から。
この春最初の庭仕事はライラックの枝はらい。
少しずつ庭を整備してゆく予定です。



春を呼ぶ花、エランティスが咲き始めました。



【きょうのクロスステッチ Vol. 558】 by 岡村恭子

VOL.558 二月の日々雑記。
       あれからちょうど一年、雪の夜に思い出すことなど。

mondag den. 15 februar 2021

この度の地震に際しまして、被災地の皆様にお見舞い申し上げます。
3・11から10年になろうとしている時に、警鐘を鳴らすかの
ような地震が起きたことも不思議ですが、それより何より、
甚大な被害にならずに済んだことは常日頃から自然災害に対して
心備えができている証しだと思います。
引き続き余震に気をつけてお過ごし下さいますように。

2月はきっかり4週間。
もう半分が過ぎました。外は雪。
私はカレンダーを眺めながら去年のことを思い出しています。

今からちょうど一年前の今頃、私は帰国していたのでした。
世の中が聞き馴れぬ新型ウィルスに翻弄され始めた矢先でした。
日本に到着早々、テレビでは豪華客船のコロナ感染ニュースで持ちきり。
それでも、まだ世界中を巻き込むまでには至らず、
世間の騒ぎを遠くにして、私は母の最後の時を家族と一緒に見守り、
そして見送ることができました。もう少し後にずれていたら、
自由に行き来できなくなっていたと思うと、あの時しかなかったね、と。
かけがえの無い大切な時間を母のそばで過ごせたことに
今も心から有難いことだったと感謝しています。(享年92歳。)

それからひと段落して、コペンハーゲンに戻って間もなくです。
新型コロナウィルスがヨーロッパ中に感染拡大、パンデミックという
聞き慣れない言葉が飛び交うようになったのでした。
早いものであれから一年。

最近ではワクチンが、話題の中心になって来た感がありますが、
デンマークの人々は当初からワクチン接種に前向きで、誰もが
「早く接種したい!」と腕まくりして待っているような感じです。
副作用があるのでは?と懐疑的な国や人々も少なくない中で、
微笑ましいくらいに、その効果を期待している人がほとんどです。
昨年末、ワクチンの第一便が到着する直前はちょっとしたイベント状態。
完璧にデザインされたマイナス70℃の冷凍庫を準備して、各都市に
ワクチン接種会場を整備、到着日はカメラクルーが空港に待機、
防護服姿のデリバリーチームが速やかに運搬、即ワクチン接種を開始、
そして、たちまち第一回の配給分は完了してしまいました。
今は次なる配給を首を長くして待っている状態です。
EU加盟国は不公平がないよう、ブリュッセルの本部が購入して
各国に公平に分配する約束になっています。ここでは細かいことは省きますが、
なかなかその辺は難しい問題が絡むようで、当初の予定から大幅に
遅れてしまっています。
ワクチンやーい、早く来ーい!
デンマークではみんな腕まくりして、
ワクチンが届くのを楽しみに待っています!

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










バレンタインデーに作ったケーキ。
辛党の家人も無理して食べてくれました。



春らしくガラスの水差しとボール。ブルーのトリミングがお気に入り。
小鳥のキャンドルフォルダー。
全てフリーマーケットの掘り出し物。
この夏は大好きなフリーマーケットが開かれますように。



今夜の庭から
明朝は雪かきが待ってます。



【きょうのクロスステッチ Vol. 557】 by 岡村恭子

VOL.557 ❄︎ フローズン デンマーク❄︎

mondag den. 8 februar 2021

強烈な寒波がデンマークをすっぽりと包み込んでいます。
朝晩マイナス10℃!日中もマイナス5℃前後。
寒い!すごーく寒い!
ゴミを出しに裏庭に出ただけで冷凍庫に入ったみたい。
カッキーン!と、頭の先からつま先まで冷たくなってしまう。
2月いっぱい厳しい寒さが続くとの予報にため息混じりですが、
ここ数年、雪のかけらも降らない暖冬続きだったので、
久しぶりに北欧の冬らしいお天気、と言えなくもない。
それに、ほらね、朝が少しずつ明るくなってきた。
冷たいカーテンの向こうには、明るい季節が出番を待っている。
窓越しに雪景色の庭を眺めながら、想像を膨らませて
“ 春の庭仕事” のイメージトレーニングを始めています。

コロナと寒波のダブルパンチで外出を控える毎日、
掃除もしたくないし、買い物に行く気にもならない。
冷蔵庫の中をゴソゴソして、あり合わせの材料で夕食の献立を考える。
気晴らしにお菓子を焼いたら珍しく失敗してしまった。
そうこうしている内に「きょうのクロスステッチ」の更新日が
近づいて、さあ困った!
一体全体、この1週間、私は何をして過ごしていたんだろう?
・手持ちの毛糸でマフラーを編んだ午後、
・ブランケットに包まって読書三昧の夜、
・YouTubeでオードリーヘプバーンに魅了されたおやつタイム。
以上。ロックダウンと寒波を口実にした優雅とも言える
怠け者の一週間が明らかになってしまったのでした。

読書に関しては、夫婦揃って寝ながら読書が日課なので
ベッドの脇には文庫本が山積みです。
お掃除する度に山を崩して交換し、色合いを変えて置き直します。
時には地下の本棚まで行き物色。在庫の持ち回りですから、
同じ本を何度も何度も読み返すことになります。
そのうち、飽きてしまうのもあれば、何度読み返しても
その度に味わい深いものもある。少し読むうちに眠くなるのは
催眠効果があって私的には喜ばしい一冊と言えます。
以前はピンと来なかったものでも、その時の自分の気持ちに
沿った文章は不思議なくらい楽しめることも多々あります。

例えば、先日何気なく手にしたのは色褪せた一冊。
・「旅は青空」 池波正太郎 新潮文庫 (昭和62年発行)
文章と著者自らが描いたスケッチで、ヨーロッパ旅行を心から
楽しんでいるウキウキ感が伝わってきると共に、
当時のヨーロッパが彷彿としてきます。
そういえば、彼が見たという“ グラナダの真紅の夕陽” を、
私はコルドバで見たことがある。投宿していた古びたホテルの
石造の屋上テラスから臨んだ荘厳な夕陽。
隣の建物の煉瓦の屋根の上には大きなムク犬がスフィンクスのように
寝そべって、同じ夕陽を眺めていたっけ。。。

読書は思いがけず、自分の懐かしい思い出にもつながって
一時、暖かいアンダルシアの空気に包まれたのでした。
外は木枯らし、北欧の春はまだ遠そうです。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/







寒い日にはおでん!!
アジアン食料品店で購入しておいた冷凍おでん種使用。
暇なので海苔巻きも登場、熱燗の代わりにスコッチのお湯割りで、



完成したマフラーと池波正太郎の旅エッセー「旅は青空」
著者の旅情漂うスケッチ多数、見飽きません。



只今、ちょうど正午、寒暖計はマイナス5℃を指しています。



今日の庭から
庭先もフローズン!です。



商品カテゴリ

■ おすすめ!

■ 【即日発送可】

■ 糸 /布 / 小物

■ 小物

■ 図案集 / 本

■ 刺繍キット / フレメ

■ 刺繍キット / デンマーク

■ 刺繍キット /スウェーデン

■ 刺繍キット/ ドイツ

■ 刺繍キット / イギリス

■ 刺繍キット / フランス

■ 毛糸

カレンダー
  • 今日
  • 発送休み
  • メール返信休み(土・日)

★<ご注文確定メール>を7営業日以内にお送りいたします。
【送料、割引などを含む合計金額】はそちらでご確認ください。

★土・日曜日のメール返信はお休みとなります。


下記にメールアドレスを入力し登録ボタンを押して下さい。

変更・解除・お知らせはこちら

アンティーク&ヴィンテージ

スウェーデンより北欧ヴィンテージ雑貨を扱うショップのご紹介。ジュエリー、テキスタイル、手芸中古書もあり。センスの良さは抜群です。秋田市に実店舗もあります。
http://www.antique-vintage.net

<姉妹店 マリリア>

ジョージ・ジェンセン、トロールビーズ、ロイヤルコペンハーゲンをはじめシンプルで感性の高い北欧デザインをご紹介しています。www.mariliadk.com

ページトップへ