きょうのクロスステッチ

【きょうのクロスステッチ Vol. 501】 by 岡村恭子

VOL.501 インフォーメーション不足を嘆く。
      バス路線変更に要注意!の巻

søndag den.17 november 2019

朝からどんよりと重たい雲が垂れ込め、
霧だか雨だか定かではない水滴が大気を包み、
そのうちに本降りになってしまいました。
時折強い風が木々をゆすり、
確かに近づいてくる冬の足音のように聞こえてきます。

雨に濡れた庭を眺めながら、
あの日が、こんな酷いお天気じゃなくて良かったわね。。。
それは、いつも在宅で仕事をしている家人が、久しぶりに
オフィスに行くことになった日の事です。
仕事場に行くには、王立劇場のある広場でバスを一旦降りて、
乗り換えれば簡単に行ける… はずが、その日は、ちょっと様子が違っていた。
有ったはずの “ 乗り換えバス停 ”が無くなっている!
場所が変わったのか?と探したけれど見当たらない。
結果から言えば、バス路線が大幅に変更になっていた、ということですが、
そうと知らない彼は大いに戸惑って、(話すと長くなるから省きますが、)
たかが自分のオフィスに行くのにかなり遠回りをして、
たどり着いた時にはクタクタになってしまった。
そんな顛末を聞きながら、
でも、その日は今の時期にしては珍しく、青空の広がるステキな
お天気だったのを思い出して、冒頭のなぐさめ言葉になったのでした。

確かに、王立劇場のある広場(Kgs.Nytorv)周辺は普段から車の渋滞が酷く、
加えて、昼時には衛兵が混雑した車道をのんびりと行進して行くのですから、
ドライバーのイライラも頂点になります。
思えば、こうした交通渋滞を緩和すべく環状線メトロが誕生したのだし、
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2107.html
それに伴って、バス路線が変更になるのは納得なのですが、
問題はインフォメーション不足ということです。
せめて張り紙で告知するくらいしても良さそうなものなのに、
どこにも見当たらない!(家人 談)
実はこういうことが時々ある。いつだったか停電騒ぎの時もそうでした。
予告なし。突然の停電に一体どうしたんだろう?と思いながら、
電力会社のページに入り、そこで初めて工事のため停電中と知った次第。
ひどいなあ、前もって教えてよ、と思うけれど、
こういう時にデンマークの人は案外と呑気です。
やけに心が広い、と感心してしまう。
多分、今回のバス路線大幅変更の件も、インフォメーションの不足を
責める事もなく、少しずつ人伝いにSNSで拡散して行くのでしょう。

そんなわけで、500回記念の乾杯をしよう!という日にも、
人伝い方式で?!
くれぐれもバスを利用するなら要注意!とお知らせしたのでした。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
















写真は「きょうのクロスステッチ」連載500回記念の夕べから
材料買い出し、テーブルセッティング、お客様を迎える準備は楽しい。
みんなで一つ鍋を囲んでおしゃべりが弾みます。
500回の先も楽しく続けて行きたいと感謝を込めて。
ありがとう、そして、これからもよろしく!!




【きょうのクロスステッチ Vol. 500】 by 岡村恭子

VOL.500 気が付けば500回!!

      これからも、どうぞよろしく!

søndag den.10 november 2019

スーパーマーケットの店先にはリース用のオーナメントが並び、
店内はクリスマスグッズで溢れるようです。
12月1日から毎日がクリスマス、親しい人が集い、甘いお菓子や
ご馳走を囲んで楽しく明るく華やいだ気持ちで過ごす。
「クリスマスセラピー」な日々が続きます。

デンマークに来て知った、ワクワクするようなクリスマスシーズン。
娘の成長と共に工夫して過ごしてきたクリスマスホリデー。
懐かしい日々を遡るようにして、思い出を辿っているうちに、
あららぁ… と、気がつきました。
私のデンマーク暮らしも人生の半分をとっくに過ぎているということに。
そうよねえ、来年70歳になるんだもの…、サラリと書いてしまって、
またまたハッとします。瞬く間に歳を重ねてしまったということに。
贅沢を言えば、大橋歩さん https://ja.m.wikipedia.org/wiki/大橋歩
のように、いつまでも可愛らしくおしゃれでクリエーティブな人生を
送りたいところですが、現実は夕食の献立に朝から悩む主婦の日々です。

昨日だって、
「ねえ、何食べたい?お肉?お魚?」
仕事部屋にいる家人にキッチンから声をかけながら、
ダウンに襟巻き+手袋の防寒スタイルで、いざ、出発。
裏木戸開けて、道路に出て、自転車にまたいで、ペダルを踏もうとして、
肝心のお財布を忘れたと気づいた。全くウッカリなんだから…と、
ペダルを半分踏み込んでいたのに、降りようとした、その拍子に
自転車ごと転んでしまった。両手両膝をガンと地面に打ちつけて、痛っ!
横倒しの自転車をヨッコラショッと起こして、裏木戸からキッチンにUターン、
どうしたのか?という声に、なんでもありません。と言いながら
事の次第を話すと、またか、という呆れ顔です。
確かに、こんなことは初めてじゃない。
いつだったか、救急車騒ぎになったこともありましたっけ。
→ VOL.153 救急車に乗った日
着膨れていて正解、と、照れ笑いでごまかしつつ、擦りむいた箇所に
薬を塗りながら、当分の間、自転車自粛宣言をしたのでした。

そんな、相変わらずの日々の中で、嬉しい出来事もあります。
懐かしいお友達とfacebookで繋がったのです。
「きょうのクロスステッチ」を読んでいてくれたことを知って
とっても嬉しくなりました。
彼女と連絡し合えたのもインターネットのおかげです。
アナログな私が、それでも何とか時代の最後尾について行けているのは
このページを連載してきたから。そうして、今回で500回となりました。
刺繍するように文章を綴って行ければ、という思いで、
小さな文章と写真で日常をお伝えしてきましたが、
果たして綺麗なモチーフに仕上がっているでしょうか?
延江さんの「来週も楽しみです。」という言葉を励みに
これからも続けてゆけたら、と思っています。
いつまで続くかな?

バックナンバーをアットランダムにピックアップしてみましたが、
これ以外にも496編。お好きなページを探してみてください。
  → VOL.33 クリスマスに願い事ひとつ☆
  → VOL.184 北欧の春、明るい季節のプロローグ
  → VOL.291 楽しいブランチ&ハンドクラフト談義
  → VOL.400 きょうのクロスステッチ

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/

























コペンハーゲンと我が家の四季より。
掲載写真の中からセレクトしたのは
春の桜、延江さんと夏の散策、秋のりんご、冬のクリスマスツリー。
バックナンバーの写真を見返すと、その時々が蘇ります。
 



【きょうのクロスステッチ Vol. 499】 by 岡村恭子

VOL.499 深まる秋 アツアツ自家製肉まんにハマる の巻

søndag den.3 november 2019

11月になりました。
冬至まで刻一刻と昼間が短くなり、夜の闇が深くなって行きます。
明るさが恋しい今日この頃、クリスマス用の小さな電飾を灯して、
窓辺の “ 灯り” を演出します。

雨降りの午後。
どんよりとした低い空にため息がもれるけれど、
いやいや、暗い季節に負けてはならじ、と腕まくりして…。
只今、私がはまっているのは “ケーキ” …ならぬ “ 肉まん ” 作りです。

つい先日のこと。
「子供時代に母親が作ってくれたような蒸しパンを食べたい。」という
リクエストに「お応えしましょう!」と腕まくりしたのは良いけれど、
今までプリンも茶碗蒸しもオーブンを活用していて、蒸し器が無いことに
気づきました。“おふくろの味” は蒸し器じゃないと気分がでません。

キッチンの道具というのは、最初は喜んで使っていたはずが、
いつのまにか棚の奥にしまいっ放しになってしまうものも多くて、
私の場合は結局のことろ、大小のフライパンと片手鍋、パスタ用の深鍋を
使いまわし、それで日常のお料理はほとんど間に合っています。
以前、中華材料のお店で衝動買いした竹製の蒸篭も眠ったままです。
蒸し料理の場合、水滴が落ちないように布巾をするというのが、
個人的にシックリしないこともあって、蒸すお料理は敬遠気味だった、
そんな折も折、目に飛び込んできたのが Kitchen Aid(ワールプール社製)の
蒸し料理可能なキャセロールでした。迷わず購入、早速 蒸しパンを
作りましたが、水蒸気が垂れないよう工夫されていて、
布巾をかぶせる必要もなく、使った後の手入れも簡単です。
リクエストの “ 蒸しパン ” が簡単に美味しく出来たのに気を良くして、
翌日、肉まんを作ってみたのが運のツキ?
以来、肉まん作りにハマってしまいました。
キッチンが中華屋さんの店先のような温かい匂いに包まれると、
身も心もポカポカです。出来立てのアツアツ を頬張りながら、
お次は何を蒸そうかな?… お料理の楽しみが倍増の今日この頃です。

*今週のトピックス:
ストロイエにMUJIのパイロットショップオープン

春にオープンしたUNIQLOに続いて(ショップの様子はこちらから↓)
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2056.html
MUJIのパイロットショップがストロイエのデパートILLUM内に
オープンしました。
従来の店舗をソックリそのまま、ポン!と置いたような空間が広がっています。
グラフィックも品揃えも同じです。本格的なショップは来年スタートする
ようです。UNIQLO、 MUJI と続いたら、お次は何だろう?
まさか、ニトリではないでしょうが、コペンハーゲンらしさを守るのも大切よ。と
心の中で呟いています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/













材料6〜8個分
皮= 小麦粉200g、砂糖30g、塩ひとつまみ、Bパウダー、ドライイースト各4g、
ごま油大さじ1。以上の材料をぬるま湯120ccでよく混ぜ捏ねる。
耳たぶ状にしてサランラップをかぶせ発酵。
中身=豚ひき肉100g、長ネギ、玉ねぎみじんぎり合計100g、
生姜みじん切り適宜、片栗粉大さじ1、醤油、ごま油、酒、
オイスターソース、砂糖各大匙2分の1。椎茸、タケノコなど好みで。
2倍に膨らんだ皮を等分して丸く伸ばし、中身を包み、
中火で約15分蒸して完成。









MUJI のディスプレイ。
デザインやインテリアに関心高い若者中心に人気が出そうかな?と
いう印象です




【きょうのクロスステッチ Vol. 498】 by 岡村恭子

VOL.498 桜の木と松の木と伐採デー。

søndag den.27 oktober 2019

このページのタイトルの横には、いつも更新ナンバーを添えます。
数が少しずつ増えて行くのは楽しみだし、励みにもなります。
そして、とうとう、というか、驚きの!と言うべきか、
VOL.500まであと2回というところまで来ました。
何と月日のたつのは早いことでしょう。
更に500回の先を目指して、取り敢えず今回の話題です。

冬時間になりました。
時計の針を1時間戻した朝は寝坊ができるからちょっと嬉しい。
いつものようにコーヒーカップ片手に窓から庭の様子を眺めます。
今までと少し違う眺めです。

我が家の庭のシンボルでもあった桜の木はもう有りません。
この家が建てられた時に植えられたので樹齢90年近い老木でした。
数年前から勢いが衰えて、とうとう朽ち果てて、かれこれ三年が経ちました。
いくら枯れてしまっても、私たちがこの家に暮らそうと思ったきっかけに
なったほど思い入れのある桜の木です。そのまま、そっとしておいたけれど、
どう見て0も美しくはありません。哀れな姿をさらしているのも可哀想です。
思い切って根こそぎ伐採することにしました。
ついでに煉瓦塀沿いに有る町内で一番大きい松の木を
ひとまわり小さくしてもらうことにしました。

当日やってきたのは森林レンジャー部隊のような出で立ちの
たくましい3人の若い衆達。
各人が手際よく作業開始、まず一人が大胆にも桜の幹の根元に
チェーンソーを差し込み一気に切断、いとも簡単に老木を倒すと、
路上に停めてあるトラックの上で仁王立ちしている仲間に合図。
リモコンを上手に使って、UFOキャッチャーの要領で、
伐採した枝を挟み込み、持ち上げては順にトラックの荷台へ積み上げてゆく。
地上部分はほぼ完了、すると今度は、これまたUFOキャッチャーの要領で
別トラックから庭に降ろされた黄色い機械で、桜の根の粉砕です。
桜が終わると次は松です。2人が軽業師のように、ヒラリヒラリと
枝から枝へと移動しながら、伸びすぎた部分を
チェーンソーで思い切りよく切り落として行きます。
何しろ、町内の目印になるほどの大木です。わざわざ見物にやって
来る暇人も現れて、あれこれ勝手な意見も飛び交い、いやはや賑やかなこと!
夕方、全ての作業が完了して作業してくれた3人にお疲れさま。

翌日、掘り返された桜の木の根元を平らにならしながら、
今度はソメイヨシノの苗木を植えよう、そしてまたお花見をしようと
話しています。
我が家の桜の様子はこちらから
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2045.html

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




























機械を使ってスムーズに進行、最後はきれいに掃除して終了しました。
広々してしまった庭に立ち、四季を通じて楽しませてくれた桜に感謝。




【きょうのクロスステッチ Vol. 497】 by 岡村恭子

VOL.497 デンマークの暮らし
      どちら様もカギにご用心!の巻

søndag den.20 oktober 2019

日増しに太陽の位置が低くなり、お天気の良い日にはリビングの奥まで
サーッと陽射しが差し込みます。でも、それも束の間、あれよあれよという間に
日が暮れてしまう。日増しに日照時間が短くなって行くのが分かります。
この次の週末には冬時間に切り替わる。
そうすると、不思議なほど気持ちも冬バージョンになってしまうのです。

さて、本日は…
治安が良くて安心な国デンマーク、と思っていたら大間違いというお話です。

たしかに凶悪な事件は少ないけれど、空き巣は昨年度比で3倍増加という
嬉しくないニュースです。
自転車の盗難なんて日常茶飯事で大抵の人が経験済み。
自慢じゃないけれど私も2回、もちろん戻って来ず仕舞いでした。
盗難に遭っても大抵は迷宮入りの泣き寝入りですから、
ほとんどの人が自転車保険に加入して自己防衛です。
そんな中で最近ちょっと話題になっているのが “ネーボーヘルプ ” という、
昔ながらの隣り組みの助け合いです。留守時に郵便物がたまっていないか、
不審者が出入りしていないかなど注意し合う。玄関のドアに
“ネーボーヘルプ ”と印された赤いステッカーが目印です。
当然ながら、一人ぽっちでステッカーを貼っても何にもならず、
その周辺一帯ということになる。
空き巣がそれを見て敬遠するだろう、というのが狙いのようだけど、
TVニュースで得意そうにお隣さんの留守を守っていると話す老人と、
周辺の住宅をグルリと写す画面に、かえって情報を提供している
ような気もするのは私だけではないと思う。

実は数週間前のこと、盗難というほどでもないけれど、
我が家も小さな被害にあいました。
家人ご自慢の愛車、60´s フォルクスワーゲンのサイドブレーキのキーが
何者かに盗まれてしまったのです。
運転嫌いの彼が、久しぶりにその気になって、さあ、行くぞ、と
サイドブレーキに手をかけてようやく気づいた、という呑気過ぎる話ですが、
それにしても、一体いつ誰が抜き取ったのか?そんなものを盗んでどうするのか?
ただのイタズラだとしてもタチが悪い。そうは思うけれど、
ガレージに鍵をかけず、車のドアもロックしていないでいたのですから、
どうぞ、お入りなさいと言っているようなものです。
平穏無事な毎日に、すっかり気が緩んでいたという証拠で、
いつになく気落ちしている家人にエリックが慰めます。
「何はともあれ車が無事で良かった。」… そう、車は無事でよかった。
けれど、サイドブレーキがかかったままでは動かせません。
専門のメカニックまでレッカー車で運ぶという、大げさなことに相成りました。

数日後、愛車が無事に戻り一件落着。
あれ以来、カギは掛けたか?開けたか?閉めたか? 持っているか?仕舞ったか?
どこに置いたか?etc. etc. 気にするようになった一方で、
今まで、いい加減で無意識すぎていたことにハッとさせられたりしています。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










先週、立ち寄ったボタニックガーデン。
燃えるような紅葉が美しい。ちょうど見頃でラッキー!






秋の味覚が山積みの店先から
スパゲッティスクヮッシュ?!いいえ、これは誰が見ても南瓜です。
キノコがおいしい季節になりました。



隣家の屋根に舞い降りた、これはコウノトリ?鷺?…
大きな羽を広げて飛び去ってゆきました。



古いのでメンテナンスも結構大変です。 でもちゃんと動きます☺︎




【きょうのクロスステッチ Vol. 496】 by 岡村恭子

VOL.496 コペンハーゲン観光に便利。
      メトロ環状線レポート

søndag den.13 oktober 2019

この度の台風で被災された地域の皆様にお見舞い申し上げます。

デンマークも今年は雨が多く、農作物にも影響が出ていると
ニュースが伝えていました。
今日も重い雲が垂れ込めていて、今にもひと雨来そうな気配ですが、
そんな時こそ気持ちを切り替えて、楽しいことをお伝えしましょう。

めずらしく晴れ間の広がった昼下がり、
完成したばかりのメトロ環状線(通称 : M3)の初乗りをしてきました。
今回は試乗ということで、市庁舎前駅からマーブルチャーチ駅まで。
短い距離ですが、コペンハーゲン観光のメインコースです。
一つ目の駅(Gammelstrand st.)で下車すれば国会議事堂やストロイエに、
2つ目の駅(Kongens Nytorv st.)は王立劇場、ニューハウンに、
そしてマーブルチャーチ駅からはアマリエンボー城と海浜公園へ。
歩くと少し距離があるスポットを効率よく回れそうです。

今までだと市庁舎方面から王宮広場まで歩くとちょっとあるし、
バスだと遠回りになってしまう。それがM3を使うと各駅間隔が3分、
今回は3駅なので10分足らず。アッという間です。
多分、開通したばかりのせいか?ホームも車両もガラガラ状態、
それなのに3分おきに正確に到着します。山手線並みです。
開通当初懸念されていたテクニカルトラブルも無く市民からも好評です。
地下35mと、エスカレーターでかなり深く潜って行く感じも悪くない。
各駅ごとカラーリングやマテリアルで特徴づけていますが、
あくまでもシンプルにスッキリとした‘’デニッシュスタイル‘’です。
車内はライトグレーとイエローで明るく、各サインも見やすく工夫されていました。
もちろん、自転車ごと乗り込めます。(地下コンコースに駐輪場完備)
コペンハーゲン観光の時にはぜひお試してください。

さて、マーブルチャーチ駅到着です。
地上に出て後ろを振り返れば、青銅のドーム屋根が美しい教会がすぐ目の前です。
実は、家人のオフィスも現在の海岸通りに引っ越す前は、この界隈だったので、
二人で思い出話をしながら歩いていると当時の気分が蘇ります。
かつてオフィスのあった建物は、モダンな集合住宅になってしまいましたが、
今も変わらぬままのアンティックショップやカフェもあって懐かしい。
散歩の途中、画材屋さんで水彩用の絵筆を3本選び、
食料品屋さんでギリシャのオリーブオイルを見かけて購入、
プチ観光客の気分を満喫しました。
Kgs.Nytorv広場も工事フェンスが外され、街路樹が植えられて
ベンチには憩う人々の姿が…。少しずつ以前の姿が蘇りつつあります。
冬になったらこの広場でまたアイススケートをする子供達の姿が
見られるかもしれません。

岡村 恭子
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市庁舎前駅の入り口。左奥のガラス張りのボックスはエレベーター。






市庁舎前駅の壁面はブラック、
Kgs.Nytorv駅の壁面はナチュラルなグラニット、
マーブルチャーチ駅構内壁面はもちろん!大理石でした。



メトロ車内の様子。明るいカラーリング、無駄のないデザイン。



見やすいホームの表示。



マーブルチャーチ駅を出ると後ろにデーン!と教会が。。。



Kgs.Nytorv広場からNyhavn方面を望む。長かった工事が終わり、
絵葉書のような風景が蘇りました。




【きょうのクロスステッチ Vol. 495】 by 岡村恭子

VOL.495 デンマークの暮らし
      何もないようで毎日何かしらアルアル雑記。

søndag den.6 oktober 2019

朝晩の気温が5℃と、冷え込むようになってきました。
自転車に乗る時には手袋をしないと手が冷たい!
そんな冬の足音が聞こえてくるような今日この頃。。。

庭先にいた家人の呼ぶ声に出てみると、
小鳥が窓の下で身じろぎもせず丸くなっています。
見たところ、ケガをしている様子はありません。
窓ガラスにでもぶつかって脳震盪を起こしてしまったのでしょうか?
取りあえず、物置にあったプラスティック容器に入れて、
温かい窓辺に置き、しばらく様子を見ることにしました。
ひょっとして空腹で倒れたのかも知れない…。
スーパーのチラシの“野鳥のエサ“のページを広げていると、
(冬の餌不足の季節になると野鳥用のエサが店頭に並びます。)
パタ、パタパタ…という小さな音です。見に行くと、
さっきまでジッと固まっていた小鳥が羽を広げている。
ここから出たい!と言っている!!
元気になってよかったー。
容器の蓋を開けてあげると、とたちまち庭木の向こうへと飛び去りました。
無事に冬を越してくれますように。。。

さあ、私も寒さが本格的になる前に秋の庭仕事の追込みです。
日陰になってしまった芍薬を、明るい場所に植え替えたり、
ダリヤを植木鉢に移し、その後に出来た空き地にチューリップの球根、
寒桜の根元には水仙の球根を、それぞれ埋め込みました。
手入れを延び延びにしていた罰で、すっかり荒れてしまった辺りにも
思い切って、大きなシャベルをグッと差し込みました。
根の張った薮木を根こそぎ抜き、植わっていた草花を一度全部掘り起こし、
土をふわふわにした後に、ミソハギ、芍薬、アスチルベ、セラスチウムに
アストランティア等など。間隔をあけてレイアウトし直しました。
どうかな?これでいいかな?何度も腕組みして眺めています。
上手く根付いて、キレイな花を咲かせてくれますように。

おまけのトピックス。
メトロ環状線開通のニュースに続き
今週はコペンハーゲンにスキー場オープンのニュースです。

コペンハーゲンは、どこまでも真っ平らです。坂道が欲しい!…
そんな市民の要望に応えて?誕生した。その名も” Copen Hill “。
全長500メートルのゲレンデ仕様のスロープです。
意外なのがその場所。何と!最新設備を誇るゴミ処理施設の
建物そのものなのです。世界に誇る超クリーンエネルギーステーションの
屋上という驚きの着想です。
ルーフトップから地上までL字スラロームを滑降しながら
眼下にコペンハーゲンの街並みが一望できる。オペラハウスも見えるし、
道路にはゴミ処理車も行き交うという、シュールな眺めが広がります。
詳細はこのサイトから。
http://www.volund.dk/Waste_to_Energy/References/ARC_Amager_Bakke_Copenhagen
ゴミ処理施設でスポーツを楽しむ。
ある意味、環境問題を第一に掲げるこの国らしいアイデアと言えそうです。

岡村 恭子
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シジュウカラの仲間かな?丸くてボタンのような目が愛らしい。
元気に飛んで行きました。



この処理場で発電したエネルギーで冬の地域暖房も賄われている。
2年前の夏、クリスチャンスハウン側から見た所。



上空から見たCopenHill。右上方が旧市街地。





秋も深まってきました。
ブランケットにくるまってカフェでおしゃべり。
八百屋さんの店先にて。
もぎたてリンゴ 7コ 10kr. キャベツ1コ 20kr. 売れ残りのスイカ10kr. !!
リンゴの季節です。安くて美味しい。お菓子にお料理に大活躍。



ハロウィンの飾り用パンプキン。




【きょうのクロスステッチ Vol. 494】 by 岡村恭子

VOL.494 デンマークの暮らし
      メトロ環状線開通でイライラ解消?
     他にもあります。生活ストレスアイテム!!

søndag den.29 september 2019

9月も残りわずか、すっかり秋も深まって、
室内の灯りが恋しい季節となりました。

さて、待望のメトロ環状線がようやく全線開通しました。
オープニング式典にはマーガレーテ女王をお迎えしてテープカット。
終日無料で乗り放題とあって、沢山の人が初乗りを楽しみました。

完成まで丸9年も掛かり、その間、近隣住民からの騒音クレーム、
現場の外人労働者不正疑惑など問題が頻発、その度に工事が中断され、
資材山積みで人影まばらな状態が本当に長かった。延期に延期が重なり、
冗談交じりに「終わらないんじゃないの?」と友人に問いかけたら
「いつか完成するでしょう。」と至ってのんびりした返答でしたが、
果たせるかな、ようやくその‘’完成の日‘’を迎えたというわけです。
連絡通路や周辺の工事はまだまだ途中段階だけど、それは、
引き続きのお楽しみということで、これからは空港から各地区への
アクセスが格段に良くなり、コペンハーゲン観光も便利になりそうです。
道路の渋滞も緩和されて、通勤通学時ラッシュのイライラ、
ストレスから解放されると良いのですが。

ストレスといえば、他にも例えば、開けにくい容器のフタ、
使う度にキャップ口から垂れる液体、中身の出しにくいプラスティック容器、
点線通りに切れないパッケージなど、日常のちょっと「イラッ!」とすることを
「生活ストレス」と言うのだそうです。
デンマークで暮らしていると、そんな「生活ストレスアイテム」に
事欠きません。今日も瓶底に垂れしまったソースをふきとりながら、
もう一工夫できないものか?と首を傾げます。
それに引き換え、日本のお醤油やマヨネーズのキャップ部分の工夫は
どうでしょう!一滴も垂らす事なく、もちろん最後まで使い切れて、
分別ゴミに出す際の切り取り線まで入っているではありませんか!
誰もが毎日、何気なく袋を切り開き、フタを開け、チューブから出している。
納豆についている小袋でさえ「ここから」という小さな文字通りに
スーッと切れる。
使う人の立場になって工夫し、良く良く考えられていると感心します。
こうした日本では当然と思われている事が、実は当然ではないのだ、という事を、
私は切れ味最悪のラップを引きちぎりながら痛感しています。
もう少し何とかならないの?と思うけれど、おしなべてヨーロッパの人は
そういうことに対する興味が低い。そういうものだろうという
通念があって、道具を改善せず体を慣らしてしまう傾向にあるようです。

先日買った調味料は珍しくキャップがパッチンと気持ちよく軽く閉まると
感心して製造元をみたら、やっぱり!という感じで日本製なのでした。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










メトロ環状線完成式まで48時間を切った時点の連絡通路。
無事開通式を迎えて関係者は胸をなでおろした事でしょう。



これは電球のパッケージ。ここから出すのに一苦労。





今日の庭から、
ゼラニウムも室内に取り込みました。日に日に秋の深まりを感じます。



水彩画でカードを作成。下手なりに結構楽しい。




【きょうのクロスステッチ Vol. 493】 by 岡村恭子

VOL.493 森を増やしてCO2を減らそう!!

søndag den.22 september 2019

毎年春と秋に開催してきたオープンステッチハウスが
今回で一区切りとなりました。
品川での最終回も沢山のお客様で大いに盛り上がったことと思います。
また、新たな企画で刺繍の輪が広がることを楽しみに、
コペンハーゲンから延江さんの元気な声が
みなさまの元に北欧刺繍の最新情報をお届けするのを
引き続き、どうぞおたのしみに!

秋も深まってきました。
今年も‘’ファビアンのハチミツ‘’が楽しみな頃となりました。
自転車で数分のご近所で美味しい蜂蜜を作っているなんて、
それだけでも、幸せな気持ちになります。
去年は暑すぎてミツバチも夏バテ気味だったけど、
今年は上出来!バラの香りが沢山しますよ。
と、嬉しそうに教えてくれました。
家に帰って早速一つ手に取りフタを開けると…
夏草の香りが鼻先をくすぐります。もしかしたら、
うちの庭を飛び交っていたミツバチもファビアンの庭の養蜂箱を
住処にしていたかもしれません。そんな日常のちょっとした出来事からも、
自然が豊かな暮らしを実感します。

先日、テレビで緑化運動推進のチャリティー番組がありました。
「もっと緑を!目指せ!更なるCO2削減!!」
目標は100万本の苗木を植えること。
すでに緑いっぱいのこの国で緑化運動をするなんて…と
思うけれど、実はこれには長年にわたるこの国の緑化対策の成果が
裏付けとしてあるのです。
デンマーク政府は世界中がまだ環境問題に熱心ではなかった1980年から
30年に渡り地道に国土緑化に取り組んできた。その結果、新たに
100の国営森林が形成され、少なくとも668、000トンのCO2が清浄化された。
コペンハーゲン大学の研究チームによって発表された内容に、
愛すべきこの国人々は「やればできる!」と、とても嬉しくなったみたい。
そして、更なる緑化運動に拍車がかかったというわけです。
https://naturstyrelsen.dk/nyheder/2019/september/100-nye-statsskove-suger-co2-til-sig/
(上記のサイトのイラスト地図は過去30年で増え国営森林を示したもの。)

実証は強い味方です。まずは自国の成果を世界に示し、地球温暖化対策に
一石を投じたい!というデンマー政府の考えは、
そのまま国民の意思を反映していると言えそうです。
「デンマークは小さい国。しかし出来る事は大きい」
メッテ・フレデリクセン首相の言葉がこの国の人々の気持ちを代弁しています。
折しも国連で環境問題が大きく取り上げられている中で
デンマークの果たせる役割が沢山あるにちがいありません。期待しましょう。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










デンマークには気軽に散策を楽しめる森が沢山あります。
森林の手入れも行き届いていて安心です。
犬の散歩道にはこんな立て札が。(いずれも新緑の頃に撮影)



毎朝ヨーグルトにファビアンの蜂蜜が私の健康法!



柊が早くも赤い実をつけました。




【きょうのクロスステッチ Vol. 492】 by 岡村恭子

VOL.492 デンマークの暮らし
     美味しいお米のためならば・・・の巻

søndag den.15 september 2019

一雨ごとに秋が深まってきています。
暖房のスイッチを入れました。

涼しくなるとご飯が美味しい。
ご飯といえば、「デンマークではお米はどうしているの?」
そう聞かれる度に、近所のスーパーマーケットのお米で上等!
あとは腕次第よ、などと答えてきました。それは
美味しいお米を求めて苦労しているという人の‘’自慢話‘’に対する、
私のちっぽけな‘’逆自慢‘’でもありました。
事実、長ごめ、丸ごめ、黒米、ジャスミン米など種類も豊富で安価です。
リゾットにしたり、炒めたり、と食べ方によってはとっても美味しい。
その中で一番日本のお米に近いかな?と思える丸米タイプを使って
ご飯を炊いてきたのですが、最近、そのお米が美味しくなくなって
しまったのです。品質が変化したのか、はたまた食べる人間の味覚が
変化したのか?炊きあがってもポロポロとした硬さが残っているような気がする。
作る際に上手くまとまらない感じ。
ご飯が美味しくないと食も進みません。
とうとう私も美味しいお米を買いに
足を伸ばすようになりました。

そろそろお米の在庫がなくなってきたね。
今日は秋晴れの土曜日です。
二つ返事の家人と散歩がてら出かけることにしました。
この国では電話一本で配達してくれるサービスは皆無です。
最近は大手スーパーなどがオンラインショップを始めたけれど、
日本の行き届いた宅配システムには遠く及ばず、
ましてや、今からお米を買いに行こうとしている中国人の小さなお店には
サービスという言葉がありません。
美味しいご飯を食べるためには少しばかり努力が必要なのです。

市庁舎広場から裏道をジグザクと聖母マリア教会から
コペンハーゲン大学図書館のある通りへと向かいます。
その辺りは分厚い学術書専門店や古本屋さんなどが並び、
心なしか道行く人の様子まで物静かに感じられる…。
目と鼻の先のストロイエの雑多な賑わいが嘘のようです。
ここ数年でめっきり本屋さんが少なくなってしまったのは寂しいけれど、
やっぱりこの一帯はコペンハーゲンのカルチェラタン、
私のお気に入りの界隈です。のんびり散歩する人々に混ざって
歩いていると…「おやっ!」古本屋さんの脇に書かれた
Loppe markedet(=フリーマーケット )という張り紙に目が止まりました。
迷わずポートをくぐってみると…、
晩夏の草花が咲き乱れる植え込み、花のトンネルの向こうには
緑の芝生が広がっていました。住人たちが思い思いの品物を持ち出して
まるで店屋さんごっこ。珈琲をのみながら楽しげに談笑しています。
表通りからは想像できない、突然の ‘’原っぱ‘’ の出現に驚きの声を上げながら、
思いがけず掘り出し物を見つけてしまった。
お米を買う前にかさばってしまうけれど、でも、だから散歩は楽しいのです。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/







ポートをくぐると、そこは秘密の花園?!
晩夏の草花のトンネルの向こうに芝生の広場が…。









子供たちも店開き。私もシナモンロール(1個10kr.)を購入。
この日の掘り出し物はジュースプレッサー(Braun社製)!






Torvehallen(マーケット)にて。
お花やさんの店先に色とりどりのダリアが並ぶと秋本番です。




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