2014年10月~12月

【きょうのクロスステッチ Vol. 259】 by 岡村恭子


VOL.259 小さなワンちゃん大行進

torsdag den. 2 october 2014


10月に入り、北欧の秋は日増しに深まってきています。
今年は気温が高めのままなので例年に比べて紅葉が遅いような気がしますが、
それでも、気がつけば街路樹も公園の木々も秋の色合いに染まって来ました。
BBQのグリルやテーブルを片付けた庭は、やけに広く感じられます。
部屋で過ごす時間が増えました。

ところで、のら猫カナちゃんが庭に来なくなってから久しいのですが、
そのせいかどうか?… 最近どういうわけか犬を連れている人が目に
つくようになりました。実際に犬を飼うのがブームなのか?
それとも単なる気のせいなのか?とにかく目に付く。
それも小さなワンちゃんばかり!

デンマークもご他聞に漏れず犬好きな人が多くて、人の家に招かれた時など、
それと知らずにソファに腰掛けると足元に大きな犬が寝ていてビックリ!
迷惑そうに薄目を開けた犬と目が合って、思わず、ごめんなさい、と人間の
方が謝ってしまう…と、そのようなハプニングにしばしば遭遇します。
大きな犬で思い出すのは、私がコペンハーゲンに来た頃の事。
当時住んでいたアパートの最上階に足の悪いおばあさんがシェパードの老犬と
一緒に暮らしていました。玄関のドア越しにコツンコツンという音が聞こえると、
それは杖をついた彼女と老犬がゆっくり階段を上って行く音。
年老いた飼い主に寄り添うようにいつも傍にいる犬の姿には心打つものがありました。
もう随分昔の事なのに、懐かしいアパート時代を思い出す時には、あの杖の音と
一緒に大きな犬の静かな息づかいの気配まで思い出します。だから…という訳でも
ないけれど、デンマークでは犬と言えば大きな犬…そんなイメージを持っていました。
ところが、最近街を歩いていて目にするのは可愛い小さなワンちゃん達です。
頭にリボンを付けたり、寒くなればお洒落なジャケットを着込んでいたりして、
チョコチョコと動く様子はオモチャのようです。抱きかかえられたままご主人の
お散歩につき合っているというケースも多くて、彼等はきっと大した調教も
必要無さそうだし、飼い主に溺愛されていればよろしい。
こういうワンちゃん達こそ “ ペット “ という言葉がピッタリです。
大きな犬にはお互いに気持ちを寄せ合って “ 人情 “ が伝わるような気がしますが、
小さなワンちゃん達は愛くるしいその姿に、人間が一方的に愛情をかけてあげる。
ワンちゃんはただただ愛されるばかり、勝手気ままの好き放題?!…のように
見受けられますが、どうなんでしょうね?ワンちゃん達に感想を聞いてみたい所です。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/














街で見かけた小さなワンちゃん達です。



今朝の庭から。 窓越しに越冬準備中で鉢に植え替えたゼラニウム。
今年は全部で12鉢になりました。


>>バックナンバー 「きょうのクロスステッチ」

【きょうのクロスステッチ Vol. 260】 by 岡村恭子


VOL.260 リンゴのクランブルケーキ

torsdag den. 9 october 2014


秋たけなわの今日この頃、八百屋さんの店先にはリンゴが山積みです。
色も大きさも!不揃いのを一つ手に取ってシャキッ!…齧るとリンゴの
甘酸っぱい果汁が口いっぱいに広がります。今年は庭のリンゴが不作なので、
マーケットで瑞々しいのを見かけると買って来てお菓子作りを楽しんでいます。
そんな中から今回は鼻歌まじりに気軽に作れる焼き菓子をご紹介します。
リンゴのクランブルケーキです。
クランブルとは「ボロボロの」と言う意味で、例えばCrumble Breadは小鳥用の
砕いたパンという意味なのだそうです。
実際、見た目も感触もボロボロッとした素朴な焼き菓子です。
日持ちするので普段のおやつにぴったりです。
作り方は至って簡単、紅玉など酸味の有るリンゴを見かけたら是非お試し下さい。
_____________________________

☆Apple Crumble Cake

材料 : A
冷蔵庫で冷やした バター 150g
小麦粉         240g
ベーキングパウダー  小さじ 1/2
卵         1個
グラニュー糖    125g

材料 : B 
バニラシュガー   小さじ  1
シナモン      適宜
酸味の有るリンゴ  6コ (1個が約100gのリンゴの場合)
グラハムクッキー  4~5枚

作り方
1) 小麦粉とベーキングパウダーを一緒に振るいにかけた所に
 手早く細かくしたバター、グラニュー糖、卵と一緒に手で混ぜ合わせる。
2)リンゴを櫛形に切り、シナモン、バニラシュガーをふりかけスプーンで
 全体に混ぜ合わせておく。
3 )タルト台にバターを敷き、適当に砕いたグラハムクッキーを敷き詰める。
4 )3の上に2のリンゴを敷き詰める。
5 )クランブルを4の上に被せるように乗せる。
6 )200℃に温めておいたオーブンで40分。中のリンゴに充分火が通るまで
 じっくり焼く。
________________________________

お菓子作りの本を見るとクランブル(材料 A )は冷蔵庫で寝かせると
書いてありますが、ここではそのような手間をかけずに
材料を手早く混ぜて→ 乗せて→ 200℃のオーブンに入れて→ 40分。
ハイ出来上がり!です。刺繍の合間の気分転換に如何でしょうか?


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





本日の材料です。



砕いたクッキーを敷いた上に(2)のリンゴ
その上にクランブルをかぶせるて200℃で40分。



おいしいクランブルケーキの完成。午後の紅茶にピッタリです。



去年の庭から。去年の今頃は毎日芝生に落ちているリンゴを拾い集めていました…。
来年は豊作であります様に。

【きょうのクロスステッチ Vol. 261】 by 岡村恭子


VOL.261 コペンハーゲンの”Irmaちゃん”

torsdag den. 17 october 2014


今週一週間、学校は秋休みですが、あいにく週明けから雨にたたられ、
子供達には少し可愛そうな休暇となってしまいました。
ひと雨ごとに北欧の秋は深まり、庭を見やれば落ち葉がいっぱいですが、
こんな日こそ気分転換に買い物です。

我が家から旧市街地の中心までバスに乗れば15分ほどですから、
国会議事堂もロイヤルコペンハーゲン本店もいわば「ご近所さん」です。
いつものバスで瞬く間にメインストリート、ストロイエに到着です。
世界中から訪れた観光客に紛れてウィンドウショッピングを楽しむと
インスタントの観光気分も味わえる。はるばる北欧にやって来たんだ!と
思い込めば見慣れた風景も新鮮に感じるかもしれないし、日常的な場所だって
魅力倍増かもしれない。例えば…え~っと…私に取って日常的と言えば
それはもちろん?!スーパーマーケット…と結局、主婦の得意なジャンルに
落ち着いてしまいましたが、しかし、旅行先でその国のスーパーマーケットに
行くとお国柄が見えて興味深いし、珍しい食料品を見つけたり、きれいな
パッケージに包また商品を手に取って見るのも楽しいものです。
今日は旅行者の気分になって、日本の、特に若い女性の間でも人気のスーパー
マーケット Irma(イアマ)にでかけましょう。
実はこのIrma、主都コペンハーゲンとその近所にしかなく、地方から来た人も
必ず立ち寄るという、デンマーク人にとってもちょっと特別感が有るスーパー
なのです。
トレードマークは青いワンピースを着て髪に大きなリボンを付けた女の子、
”Irma Pige” (Pigeはピーと発音、女の子という意味)です。
日本でもイアマちゃんの愛称で北欧ファンの間では知る人ぞ知る存在だとか、
イアマちゃんの横顔が縫いこまれたトートバックは日本へのお土産に人気があると
聞きました。言われてみると世界中にスタイリッシュなスーパーマーケットは
沢山有りますが、特に目立ったイメージキャラクターは無いような気がします。
そういう意味でもイアマちゃんはパイオニア的存在と言えるかも知れません。
何よりも日本の「カワイイ!」にピッタリと当てはまったような気もします。

さて、本日の私が観光客気分でワクワク?買ったものは…ワインと卵とハムと紅茶…。
ふたを開ければ相も変わらぬお馴染みのアイテムばかりだけれど、気分を変えて
買い物を楽しめたひと晩でした。
コペンハーゲン観光の際には街角のIrmaでショッピング!…私からもお薦めです。
https://irma.dk/om-irma


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





これがIrmaちゃんです。



友人に撮影されたのも気がつかず買い物中の筆者。
キャリー付きのカゴがペットを連れているようで面白いとは友人の弁。



オリジナル商品はこのマークが目印です。



所狭しと並ぶワインコーナー。カジュアルなブランド中心に充実の品揃えです。



今日の庭から。
雨の合間、芝生の上に束子みたいなものが…と思ったらハリネズミでした。可愛い!

【きょうのクロスステッチ Vol. 262】 by 岡村恭子


VOL.262 深まる秋の日の雑記

torsdag den. 23 october 2014


色とりどりのクリスマスモチーフが並んだステッチハウスのページに、
皆さんの作品展、イベント、お教室案内が次々とアップされて、
いつにも増して楽しい雰囲気が伝わってきます。

コペンハーゲンは日増しに秋が深まってきました。
北欧に暮らしていて、これから冬にかけて何が辛いと言って朝が辛い。
暗闇に目覚ましが鳴る。眠い目をこすりこすり時計の針をにらむと、
ちゃんと7時を差している。そうなんです。朝だというのに真っ暗なのです。
ついこの間までレースのカーテン越しに朝日が差し込んでいたのに、
お日様がどんどん低く遠のいて行きます。
これから冬至に向かって長く暗いトンネルに入って行く感じです。
ああぁ〜、とベッドからはい出しながら、今からこんな事では長い冬を
どうするの?と自問自答です。
おまけに10月に入ってからというもの、雨降り続きで全国的に水分過多です。
気持ちがもうひとつパッとしないのは、実はこの雨のせいもあります。
庭の落ち葉も芝生にべったりとくっついてしまって掃除もままならず、
その隙間から沢山のキノコが引きも切らずに顔を出しています。
気温高めで水分たっぷりなものだから、普段ならとっくに枯れてしまっている
タンポポなどの雑草が新芽を出し始めて、やたらと元気です。
寒くなる前に…と思い、鉢植えにして室内に取り込んであげた窓辺のゼラニウムが、
そんなタンポポ達を羨ましそうに見ています。こんな事ならもう少し花壇に
植えておけば良かったかな?と、少し後悔したり…、暗くて辛いと言ったり、
暖か過ぎると贅沢を言ったり、雨は嫌いだと文句を言ったり…。勝手なお話ですね。
さあ!気を取り直して朝の珈琲でリフレッシュしましょう。

キッチンの窓越しに見えるツタがすっかり秋の色に染まってきれいです。
刺繍の世界でも季節感を表現するのはやっぱり色使いだろうと思います。
同じ花でも何色にするか?で印象が随分変わりそうです。
春なら淡いパステルカラー、夏は元気な原色系かな?そして丁度今頃は
枯れ葉色のグラデーションに、カボチャ色、ビートの紫色にモカ茶色。
レンガ色になすび色。そう思って観察すれば、街の中には刺繍の色糸にしたら
良さそうな秋色で溢れています。
冬が来る前の一瞬だけ、そんな秋の色彩が暖かく街を包んでくれます。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





枯れ葉が舞う広場。






カボチャやビートなど、秋を彩る野菜達。



移動中に子供が人形遊び。
自転車大国コペンハーゲンではごく普通の風景です。

【きょうのクロスステッチ Vol. 263】 by 岡村恭子


VOL.263 メール解決、会えて嬉しい秋のしゃべりタイム

torsdag den. 30 october 2014


冬時間になりました。時計の針を一時間戻します。
これが噂の?魔法の一時間です。お陰で前回、暗いとぼやいていた朝7時が
少し明るくなりました。一時間朝寝坊した感じです。その代わり夕方5時には
真っ暗だし、夏時間のままの体内時計はもう6時になっているのでお腹は
空いてしまう…冬時間に体が慣れるまでしばらくの間、キツネにつままれたような
不思議な気分です。

さて、毎週金曜日更新のこのページ、作成に当たっては毎回原稿と写真を
ステッチハウスのオーナー延江さんにメールで送信しています。その他にも
家族や友人との各種連絡など今や日常不可欠となった感の有る便利なツール、
E-メールを活用するのが日常化するにつれ、電話でお互いの声を聞いて確かめる
という事が極端に少なくなったような気がします。わざわざ電話しするのが
大げさな気がしたり、時には相手を煩わせせるのでは?という遠慮も手伝って、
何でもメールで済ませてしまう。そうしている内に水道や電気と同様、メールの
送受信は出来て当たり前…と思い込み始めた時に災難はやって来る、という
教訓じみたハプニングがありました。
つい先日の事です。突然『迷惑メール欄』にまとめて数十通ものメールが一気に
入ってきたのです。どれも迷惑なんかじゃない!それどころか大切なメールも
含まれています。同一人物からのメールで受信トレイにきているのも有る所をみると、
どうもコンピューターがアットランダムに適当に抜粋した感じです。
その中に延江さんからの「お茶しましょう!」という魅力的な内容のも
混ざっているでは有りませんか!「はい、そうしましょう!」と返信したいけれど、
もう日付が過ぎてしまっています。ガッカリしつつ、こんなことが有りなら
こちらからのメールが先方の迷惑メールに処理させれてしまっていることだって
大いに有り得る事だと思い至りました。急にメールに対する信頼が崩れて不安が
募ります。かといって、手紙でやり取りではこのページの連載だって不可能です。
今回は娘の手を煩わせて何とかトラブルは解消したものの、
根本的な原因は不明のまま、これからも頭の中に疑問符を点滅させながら、
メールを利用して行くしか方法は無さそうです。

一騒動の後、延江さんからのメールも無事に届くようになって一安心、
改めてステッチハウスのお二人と久しぶりにランチタイムのひと時をご一緒する
ことになりました。秋の深まるコペンハーゲンの空の下、おしゃべりが弾みます。
メールの騒動や家のメンテナンス騒動、おまけに不思議な来客の珍騒動、と
私からはお騒がせの話題が盛りだくさんの中、9月に開催した東京でのイベントの
様子を話してくれる延江さんの楽しそうな事!早くも来春4月のスケジュールも
決定したという彼女の嬉しそうな笑顔が最高でした。
北欧刺繍ファン、ステッチハウスファンの輪がますます大きく広がる予感がしています。
ファッションの世界でも刺繍をはじめとした手芸で一手間かけたものが流行の
兆しとか。北欧刺繍の世界がファッションと結びつくのも夢ではないな、と思う
今日この頃です。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





コペンハーゲン随一のマルシェ。
Tove Hallenの入り口にあるカフェ: Un Mercato。






ランチプレート。ホカホカのサンドイッチに山盛りフライドポテトとお米のコロッケ。
アランチーノでお腹いっぱい!






ガラス張りの明るい店内。
ラフなマテリアルを生かしたインテリアがお洒落です。

【きょうのクロスステッチ Vol. 264】 by 岡村恭子


VOL.264 秋の夜長のイタリアン

torsdag den. 6 nobember 2014


冬時間になって早10日、日ごとに暗さが増して来ました。
スーパーマーケットに行けば、先週まで店先に転がっていたハロウィンの
カボチャ達は姿を消して、代わりにクリスマス用品やお菓子が山積みです。
小さな子供がいるわけでもないのに思わず可愛らしい絵のついたアドベンツ
カレンダーを手に取ってみたり、クリスマス用のオーナメントをアレコレ選んだり…
少し気が早いようですが、こうして少しずつクリスマス気分を小出しにしながら
毎日の楽しみを見いだすのも今頃ならではの北欧暮らしなのです。

気づけば庭の木々もすっかり葉を落として落ち葉掃きは大方終了、
やり残しは有るものの、そろそろ秋の庭仕事も終盤を迎えます。
今年は気温が高めのまま越冬になる気配に、植物の生育に異変が出ているとか、
害虫も増えるらしいとか…。心配なこともあるけれど、どうなりますか?
来春も植物達が元気に芽吹いてくれることを願っています。
そんなこんなの季節の中で、秋の深まりとともに増すのが食欲です。
今頃が旬の松茸ご飯、秋刀魚の塩焼き、秋茄の田楽などなど、山海の幸に恵まれた
日本の食卓を思い描いては思わず溜め息が漏れてしまいますが、
無い物ねだりをしていても仕方が無い。
本日は気分を明るく切り替えてイタリアンにしましょう。イタリアンママ風の
スパゲッティーミラネーゼ。 (私はいつも“ とんかつ スパ “ と言っている)
とんカツを揚げたりソースを作ったり…時間のある時に好きな音楽を聞きながら
楽しくお料理したい時の、言うなれば “ 恭子のゴキゲンメニュー “ です。
________________________________
●材料 :
 超薄切り豚ロース(2〜3㎜)は筋きりして軽く叩き塩こしょうし、
 あらかじめ豚カツに揚げておく。(一人分=2〜3枚程度)
 ソース4人前 : トマトホール缶400g×2、オリーブオイル適宜、
        ニンニク、玉ねぎみじん切り、白ワイン大さじ2、
        ウースターソース少々、ブイヨン×2、 塩、オレガノ、バジル
 トッピング : ナチュラルチーズの下ろしたもの(ピザ用でも可)

●作り方
1 小鍋にオリーブオイル。温まったら玉ねぎ、にんにくのみじん切りを入れて
  中火で焦げない様に3分程炒める、白ワインを加え撹拌、更にトマト缶を加える。
  ブイヨン他調味料を加え好みの味に整え5分程したら火から下す。
  別の小鍋に漉し網で漉してトマトソースにする。この時に木しゃもじなどで
  押し付けるようにギューギューという感じで充分漉す。

2 あらかじめ揚げておいた豚カツをフライパンに平らに並べ、その上に
  ソースをかける、この時、肉がほぼ隠れるくらいたっぷり目の方が良い。
  チーズを乗せ、中火よりやや弱火でフタをして約10分。
3 茹で上がったスパゲッティーの上に乗せて出来上がりです。

自家製トマトソースと超薄切りのロースカツがポイントです。
みなさまもゴキゲンな気分の時にお試し下さい。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/








オイルサーディン、PESTO 、ドライトマトはイタリアンの助っ人アイテム。
常備しておくと便利です。



例えば…PESTOに絡めたパスタ、オイル漬けのドライトマトを添えれば、
生ハムの簡単プレート完成です。



スパゲッティー ミラネーゼ。
カツの衣がトマトソースととろけたチーズに絡まって食欲をそそります。

【きょうのクロスステッチ Vol. 265】 by 岡村恭子


VOL.265 10年はひと昔? それでは 25年は?!

torsdag den. 2 nobember 2014


11月9日はベルリンの壁崩壊から25年目にあたる記念日でした。
記念式典に毎年招かれるゴルバチョフ氏も既に84才、
彼が推進した自由化政策ペレストロイカが東西統一の後押しをしてくれたと
ベルリン市民には今も根強い人気だそうです。
過ぎてしまえば瞬く間の25年。時の流れをしみじみ思いつつ、
その頃の自分はどうしていたかというと…1989年、ベルリンの壁が
崩壊し東欧諸国に自由の波が押し寄せていた丁度同じ頃、私達一家は
この家に引っ越して来たのでした。それまで暮らしていたアパートから
ヤコブセン設計の住宅に暮らす事になったのですから、我が家にとっては
革命的?とも言える大きな節目の年でした。

それまで暮らしていたのはレンガ造り5階建てのアパートでした。
一番のお気に入りは東南向きにあった小さなベランダです。
デンマークの人はこのベランダを活用するのがとっても上手!というのを
知ったのもこのアパート時代です。住人達はベランダで花を育て、
小鳥を飼い、夏にはパラソルを出して日光浴。いながらにしてリゾートです。
私も見よう見まねでプランターに花を植え、小さなテーブルと椅子を出して
お天気の良い日はそこで食事をしたり、花に水をやりながらお隣りさんと
ベランダ越しにご挨拶したり…。本当に楽しい思い出がいっぱいです。
あの頃があったから、今の暮らしを尚更有り難く感じられるのも事実です。
そして、その時々に有る日常の何気ない一コマを大切に暮らして行きたいと
改めて思います。

この原稿を書いている最中もインターネットニュースが入って来ています。
ヨーロッパの共同開発で10年前に飛ばした衛星が、見事目指していた
コメットに到着したというビッグニュース速報です。10年はひと昔という
けれど宇宙的にはどうなのでしょう?長いのか?短いのか?…。
衛星探知機 ”はやぶさ” が小惑星イトカワから5年かけて満身創痍で
地球に戻り、大気圏で燃え尽きた時の感動がよみがえります。
今やお月さまは “ ベランダ越しのお隣さん “ のような存在になりました。
テクノロジーの進歩は目を見張るものが有ります。
そうそう、ステッチハウスもインスタグラムとツイッターを始めましたね!
ステッチハウスの最新情報も簡単に得られる様になるし、お互いの情報交換も
楽しそうです。 コペンハーゲンと日本がますます近くなりますね!
宇宙開発もステッチハウスのインスタグラム&ツイッターも、
いずれも25年前には考えられなかった事だと感慨深いです。
これから10年後、25年後には一体どうなっているのでしょう?
期待と不安が入り交じります。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





色とりどりのレンガが美しい観光名所、ニューハウン。



国立博物館の入り口はいつも親子連れで賑わっています。



新旧の建物がバランスよく建ち並ぶコペンハーゲンの町並み。



コペンハーゲン市庁舎横では今日もアンデルセンが空を仰いでいます。

【きょうのクロスステッチ Vol. 266】 by 岡村恭子


VOL.266 何処もかしこも工事中!

torsdag den. 20 nobember 2014


11月も残りあと10日となりました。
早くもクリスマスショッピングで賑わっているストロイエですが、
しかし、只今何処もかしこも工事中!アイススケートを楽しむ子供達で
賑わうはずのロイヤルシアター前の広場もメトロ工事の大きなフェンスに
囲まれてしまっています。ここ数年ずっとこんな感じです。
工事が計画より大幅に遅れている理由が、付近住民の騒音に対する苦情と
いうのも納得出来るような出来ないような…、結局作業時間が更に短縮され、
ただでさえゆっくりの工事が更に長引いてしまっています。もうひとつ、
左右の橋ゲタの高さが違ってしまったという考えられない間違いで頓挫した
運河の架橋工事というのもあるのですが、これに関しては皆あきらめ顔で
笑うしか無い!のです。責任問題ですったもんだした末、ようやく来春完成に
向けて工事が再スタートしたところです。

以前、東京の架橋工事の様子をインターネットで見て、その迅速&正確さに
感動したのを思い出して、日本の優れた技術を導入したらいいのに…と、
そんなことを話していたら、他にもデンマークが参考にすべき例がたくさん有る
という話題で盛り上がりました。
例えば、ダルマ落としの要領で騒音も無くワンフロアずつ低くして
いった某高層ホテルの解体工事。東横線渋谷駅の地下導入工事は何と終電と
始発の間、わずか3時間半程で最終工事完了したそうですね。すごい!
http://www.shibuyabunka.com/special/201403/part1.html
15分くらいの遅れは当たり前、時刻表通りに電車が来たらラッキー!な
DSB(デンマーク国営鉄道)に是非とも日本の安全で正確な運行技術を
学んで欲しいなあ、というのは私だけの願いでしょうか?

いずれも高度な技術はもちろんのこと、現場に携わる人々の強い責任感が
可能にしているのだろうと思います。デンマークは個人主義の国で普段は
やたらと自己主張をするのに、公共事業はデニッシュデモクラシーが大手を振る。
みんなで決めたしね!…と、問題責任の所在が今ひとつはっきりしない。
上手く行った時は皆で喜べるけれど、失敗した時は全員が傍観者…という傾向が
無きにしも有らずなのです。
12月に入ればクリスマス休暇の話で持ちきりになり、工事現場も空っぽになります。
何とかなるさ、終わらない工事は無いよ。と至ってのんびりムードなのも
デンマークらしいのかも知れません。

来年のクリスマスシーズンには工事が完成していますように☆


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





工事現場越しに左手に王立劇場、右にマガジンデパートが見えます。



そして、こんなモノも登場して今や観光名所に?!



ようやく再開した架橋工事、完成すると観光名所ニューハウン&クリスチャンスハウンが直結、便利になります。



ブランケットに毛糸の帽子の完全防寒スタイルです。お店の中の方が暖かいのに…。

【きょうのクロスステッチ Vol. 267】 by 岡村恭子


VOL.267 クリスマスイルミネーションに誘われて☆

torsdag den. 27 nobember 2014


先週末は近所の大通りにクリスマスイルミネーションが灯されました。

プログラムに16:03スタートと分刻みのように書いてあるのを見ながら
“ 03 “という数字に意気込みを感じるね、と冗談を言いながら私達も
見に行きました。家々から、わき道から、ワラワラワラ…と、家族連れが
湧き出るように出て来て、いつもは静かな通りが賑やかです。
大人も子供達もはしゃいでいます。
商店街ではクッキーやクリスマス名物のホットドリンク : ユールグルック
の大サービスです。早くも暮れ始めた冬空の下で人混みに紛れていると、
何やらお祭りっぽくてワクワクしてきます。いつの間にか歩道はたくさんの人で
埋まり、プログラムの16:03も過ぎて、子供達がしびれを切らせ始めた頃、
頭上のイルミネーションが点灯されて前方に明るいライトが見えて来ました。
さあ、パレードの始まりです。
お決まりのサンタクロースや鼓笛隊に混ざってレトロな消防車も仲間入り。
不思議な着ぐるみや,何故かに人魚姫のコスプレも登場。全て手作り風だし、
毎年同じような内容で、よく見ればサンタさんの衣装も色あせているけれど、
そういう素朴なところがかえって人々の郷愁を誘うようです。
子供たちの目には漆黒の空の下に点灯されたイルミネーションが
キラキラと輝くお星さまの様に見えることでしょう。
パレードを見ての帰り道、家々の明かりがいつにも増してほのぼのと
幸せそうに感じられます。キャンドルを灯した窓辺にオーナメントが揺れて…。
そのまま刺繍のモチーフになりそうです。

ストロイエでは衛兵の行進に度々出会います。
女王さまのお住まいアマリエンボー城を守る衛兵が12時に交代するのです。
兵舎の有るローゼンボー城との間を足並み揃えて行進して行きます。
それも車道を堂々と、というよりも大変のんびりとしたテンポで進みます。
おまけに彼等も赤信号は止まれ!です。後続車はジッと我慢です。
信号待ちの間も毛皮の帽子を冠って澄まし顔、まるで玩具の兵隊のようです。

コペンハーゲンの街を歩いていると何気ない日常の中にアンデルセンの童話の
世界が散りばめられているようです。
観光気分で散策し、凍えそうになったらカフェに入ってホットドリンクで温まるのも
今頃ならではの楽しみ方です。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





パレードはまだかなあ? 白いヒゲの小さなサンタも待ちくたびれた様子です。









賑やかにクリスマスパレードが進みます。さあ、クリスマスシーズンの開幕です☆



クリスマスディスプレイされた窓辺は通りを行く人の目を楽しませてくれます。



アマリエンボー城では毎日12時に衛兵の交代式があります。

【きょうのクロスステッチ Vol. 268】 by 岡村恭子


VOL.268 師走の雑記 2014 ☆

torsdag den. 5 december 2014


師走になりました。
何かと気ぜわしい年の瀬です。
そのせいでもないでしょうが、何故かこの時期スーパーマーケットに行くと、
ついついあれもこれもとカゴに入れ、気づくと家族3人では食べきれない程
買い込んでしまったりします。

クリスマスシーズンの精肉売り場には大きなブロックが山になって売られています。
そりゃあ、皮付き豚肉のローストは美味しいに決まっているけれど、毎日食べて
ばかりいられません。そういう時はブロックを買って来て解体作業です。
皮を削ぎ取り、骨を取り、豚カツ用にスライス、一枚ずつラップで包み冷凍します。
鶏肉に関しては “ 丸ごと 、皮と骨付き、ミンチ、ささみ “ と揃っているのに、
“ 皮付き骨抜き “ だけ無い!…書いていてこんがらがってしまいますが、
要するに「帯に短しタスキに長し」なのです。仕方が無いので焼き鳥などの時には
“ 皮と骨付き “の骨を取り除きます。ついでに骨でスープを作り冷凍ストックします。
このように日本のお惣菜を作る時には一手間かけなければならない。
私がお肉をさばいている時はブッチャーになった気分でがんばります。

以前も書いた通りhttps://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/173.html
車の運転に向いていない私は近くの買い物はいつだって自転車です。
夏のカラリと晴れた日などは気分爽快、気軽にペダルを踏めばそのまま何処までも
行けそうな気分になりますが、冬はその正反対です。
まず第一に着膨れている。日中でもライト点灯しなけらばならない。以前転んで
救急車に乗ってしまって以来https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/677.htmlヘルメット必携。もちろん手袋も必携です。
想像しただけでも面倒くさそうでしょう?でも、これは私だけではありません。
コペンハーゲン市民の50%が自転車通勤通学なのです。だから…
自転車に乗る人と降りる人がライトを付けたり外したり、ヘルメットを冠ったり
脱いだり、手袋をはめたり外したり…黙々とルーティーンにそって行動している
風景が至る所で展開されています。

ところで、デンマークのショッピングのコツのひとつは、欲しいモノが見つかった
時には迷わず買う事。品切れが当たり前の国なので、すぐに売り切れてしまいます。
今迄に悔しい思いをしたこと数知れず。
買いすぎてしまう原因はどうやらその辺にも有りそうな気がしてきました。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





こういうブロックをロースカツ用に切って行きます。



皮付きローストポーク=フレスクスタイはクリスマスに書かせないご馳走です。
皮が写真のようにサクッと焼き上がれば大成功!



クリスマスのプレゼントを探す人でどのお店も賑わい、店先も華やぎます。



お花屋さんの店先にはこんな木箱に入ったリースがありました。プレゼントに良さそうですね!

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アンティーク&ヴィンテージ

スウェーデンより北欧ヴィンテージ雑貨を扱うショップのご紹介。ジュエリー、テキスタイル、手芸中古書もあり。センスの良さは抜群です。秋田市に実店舗もあります。
http://www.antique-vintage.net

<姉妹店 マリリア>

ジョージ・ジェンセン、トロールビーズ、ロイヤルコペンハーゲンをはじめシンプルで感性の高い北欧デザインをご紹介しています。www.mariliadk.com

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