きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 789】 by 岡村恭子
VOL.789 デンマークの暮らし TIVOLIに誕生した日本エリア「HIKARI」
torsdag den. 27 august 2026
毎日が慌ただしく過ぎて行きます。
気がつけば夜の9時ごろにはとっぷりと日が暮れるようになりました。
朝晩のひいやりとした空気に秋の訪れを感じます。
⚫︎TIVOLIに日本をテーマにしたエリアが誕生し、先日大々的にお披露目されました。
その名も…NIPPON?TOKYO?いえいえHIKARI「光」だそうです。
私はまずそのネーミングに新鮮な驚きを覚えました。
直接日本を訪れなくてもアニメなどから広まっている単語が増えてきましたが
HIKARIという言葉は耳に新しい。謂わゆるステレオタイプでは無いネーミングにも
チボリらしさが込められているような気がします。
園内の他の場所と違和感無く溶け込み来場者がチボリ全体を満喫できるよう、
既存のエリアとの融合を大切にしつつ今までとは一味違うウキウキするような
体験型エリア=HIKARI。近々行ってみようと思います。
チボリの総面積は6,1ヘクタール、よく比較される東京ドームが4,7ヘクタールだ
そうですから規模的には決して大きく無い。
市庁舎と中央駅の間という立地なものだから塀越しに観覧車やジェットコースターが
垣間見える。楽しそうな嬌声が一瞬聞こて来る、そんな身近な存在です。
1843年、社会格差の厳しい時代にいかなる人も平等に憩える公園を、という
驚くほど先進的な基本理念を掲げて完成、180年以上経た現在もそのコンセプトを
受け継ぎ、子供から大人まで楽しめるアミューズメントパークとして
人々に愛されているのです。
芝生にはデッキチェア、噴水を囲む花壇に咲き誇る季節の花々、日本庭園を
参考にして造園されたというのも嬉しいエピソードです。
長い年月をかけて味わい深くなった回遊式庭園の随所には
専属の造園デザイナーたちの工夫でチボリらしい華やかさが加味されている。
四季を通じて美しい花々に彩られた眺めが楽しめます。
新たに誕生したHIKARIには繁華街の路地を歩くような細々とした仕掛けが
随所に散離ばめられ、普通に日本のスナックが買えるコンビニや
カツサンドやおにぎりのスタンド、“お手洗い“という日本語表示も!
どうやら日本の文化についてあれこれ説明する時代は過ぎたようですね。
⚫︎週末は子供パーティーでした。
大人も合わせて30名ほどでそれはそれは賑やかでテンヤワンヤの一日でした。
デンマークの人は招く方も招かれた方も慣れていて、こういう機会に親同士で
情報交換したり、子供同士も新しい仲間が出来たり、私は久しぶりに会った子が
成長していて驚いたり…。
無事に終わってやれやれ家人と二人、どっこいしょ!
お互い歳取ったもんだと顔を見合わせて笑いました。
⚫︎今年はどうしたわけか芝生に苔が大繁殖してしまい困っています。
カルキを撒かなかったせいかもしれませんが、とにかくすごい。
気になると放って置けない。この所毎日苔取りに余念がありません。
フカフカした緑色の苔はとても綺麗です。でも根元を観察すると、
無数の胞子が芝生の根元を覆い尽くしていてギョッとする
果たしてどこまでできるだろう?
広い芝生の庭に立って果てしない苔取り作業を思い呆然としています。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/



緑に囲まれたチボリ、
野外ステージには芝生にデッキチェア、
子供シアターの屋根も草で覆われています。
池の向こうに幼児向けの遊び場、更に市庁舎が望める。


新たに完成したHIKARI エリア


子供パーティーより




