きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 786】 by 岡村恭子
VOL.786 デンマークの暮らし 夏休みの日々雑記
ヨーロッパ各地に猛暑をもたらした熱波もデンマークまでは届かず
ここ数日は日中20℃前後の涼しい毎日です。
紫陽花と秋明菊が咲いて早くも晩夏の気配が漂ってきました。
北欧の夏は本当に短い。残り少ない夏休みを満喫せねば!
さりとて、旅にもゆかず特に予定があるわけでも無い私です。
特別な事は何も無いけれど、でも夏休みだからね、と家事をサボり、
庭のベンチでのんびり過ごしたり、観光客の気分になってストロイエ辺り
でショッピングしたり、久しぶりにケーキを焼いて余った生クリームを
珈琲に浮かべてカフェ気分を味わったり、ペンキ塗りも草むしりも
お休みして気ままに過ごす。それもまた愉しからずや…なはずなのに
気がつくとそそくさとキッチンに立っている自分に笑ってしまいます。
⚫︎庭の木も生きている。
陽射しの強い昼下がり、プラムの木陰で憩います。
子供たちはプラムの木の周りをぐるぐる回って鬼ごっこをします。
ねじれた幹に紅茶色の透き通った松脂が滴のように釣り下がる、
私たちがこの家の住人になる前からそこに有ったプラムの老木。
あとどのくらい頑張って夏の木陰を作ってくれるかな?…
少しハラハラして見守っています。
我が家のシンボル的だった大きな桜の木も最後の数年は力を振り絞るように
咲いて実を付けて私達を喜ばせたあと急激に衰え枯れ果ててしまった。
ずっとそのままにしておこうと家人は言ったけれど、危険だし業者に頼んで
根元から伐採してもらったのでした。
桜の木がなくなってしまったらスコーン!と空ばかりが目立つようになって
しまって何だか寂しくて庭に出るのが辛かったものです。
それから間も無く2代目桜の木(植木業者に依頼)を植えました。
丈夫に育つようにと見守っているのですが、最近どうも様子がおかしい。
春には花を咲かせてくれたのに、その後どうも勢いがないなあ、と
首を傾げているうちに一枚また一枚と葉を落としてしまいました。
気候変動のせい?水分不足?色々と考えていますが原因が分からない。
私は夏休み返上で根元に這いつくばって雑草を取りをしながら
「がんばれ〜」と励ましながら植物は生きていると実感しています。
⚫︎街角スケッチ
折りにふれ画材さんにゆきます。ストロイエの一筋裏側にあるお店です。
その日は家人がスケッチで使うクレパスを探しにゆきました。
彼が買い物している間、私は通りに出て隣接する元教会、今はモダンアートの
センターになっている(その日は準備中でバリケードされていました。)
広場で観光気分です。古い石畳、ガラスの街灯、よく見ると歴史的な重みを
感じられるデンマークらしい魅力的な裏通りです。
もしもコペンハーゲンで観光するなら、
まずは裏道散策、前回お勧めしたレンタル自転車で気ままに
巡ったら思い出がより一層深いものになること請け合います。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/



煉瓦の建物、ガラスの街灯、歴史の重みを感じる裏通り。
創業1845年の画材店Stelling。大きな万年筆が目印。
ペーパークラフトシェードが美しいLe Klint本店のショーウィンドウ。

夏の木陰を作ってくれるプラムの木。

捻れたような幹に紅茶色の透き通った松脂は涙?それとも汗?


幼な子達も田舎でのびのび夏休み。




