きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 782】 by 岡村恭子
VOL.782 デンマークの暮らし 白夜の頃の日々雑記
久しぶりの更新です。
新緑の頃から一月半、庭はすっかり夏模様になりました。
薔薇が盛りを迎え紫陽花の蕾も日増しに大きくなってきました。
今度の日曜日は一年で一番昼間の長い日、そして23日の水曜日は白夜の
クライマックスを祝う夏至祭です。静かな歌声が明るい夜空に吸い込まれてゆく。
そんな様子を目にするたび、北欧の人々の明るい季節に寄せる切ない思いが
伝わってくるような気がします。
⚫︎また一つ歳を重ねてしまった。
今年も誕生日を迎えました。
昨日と何も変わってはいないけれど、振り返ると辿ってきた道が少し長くなって
その分思い出が増えてゆく。年齢を重ねるということはそういうことなのでしょう。
希望や夢といった言葉が少し遠くに感じられて来た反面、
満足とか納得というような自分自身に言い聞かせる言葉が身近になってくる…。
それもまた良いことのような気がしています。
デンマークの人は誕生日をとても大切にします。何歳になっても誕生日だけは
疎かにしない。結構なことですが家族が増えると年がら年中誰かしらの誕生日を
祝っているという気がしなくも無い。特に「0」の付く歳の誕生日は盛大です。
庭にテントなんか張って何十人もの人が集い一晩中盛り上がる。
代表的なお誕生日の歌も2曲あり、どちらから歌おうか?などと話すのも楽しい。
いつだったか日本の誕生日の歌は?と聞かれて もちろん!ハッピーバースデーの歌。
と言った後に、でもあれはアメリカ発祥ね?と失笑したこともありました。
共あれ誕生日を元気に迎えられたことは何よりも有り難いことと感謝してつつ
今年最初のBBQで乾杯しました。
⚫︎カタツムリ騒動
孫娘が蒔いた花の種。柔らかい葉が顔を出し始めて蕾がつくのを楽しみに
していたある日、昨日まで有った葉っぱが綺麗さっぱり無くなっていました。
さてはカタツムリだね。
実は庭にカタツムリが大量発生してパンジーの花やイチゴの実を食べ散らかし、
それでは満足しないのか?ホスタスの葉もレース状になってしまうほど
ものすごい食欲です。紫陽花やヒューケラ、西洋オダマキなどは彼らの口に
合わないようで見向きもせずなかなかのグルメぶりも発揮しています。
毎朝パンジーの根元に折り重なるようにうずくまっている大小のカタツムリを
割り箸でつまみ出しているのですが次の日にはまた現れる。
一体どこからやってくるのだろう?…歌に出てくるでんでん虫は
可愛らしいけれど、庭の草花を食い荒らすカタツムリは厄介者です。
調べたら園芸や農作の世界では害虫というカテゴリーになっていて
おまけに毒性があるので素手で触ったらすぐ手洗いをするように、とも
書いてありました。しかし、カタツムリ君の立場になれば、
生きるために食べなくてはならないんだし、手の届くところに好物が
有れば食べるなという方が無理な話しというのも分かる。
今の所、カタツムリから草花たちを守るには植木鉢に植え替えて
彼らが這い上がれないくらい高いところに置く以外防止策はなさそうです。
庭先で寛ぎながら明るい夜空に影絵のように浮かび上がる庭木のシルエットを
愛でる。北欧の白夜の季節ももうすぐクライマックスを迎えます。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/


庭の花を摘んで水に挿すのも楽しい日課です。


次々と咲く薔薇と2メートルも有る白い穂が美しいアスチルベ。


コペンハーゲンは水辺の街。 快晴の日&雨上がりの美しい情景




