søndag den. 5 maj 2023

今日、5日はデンマークもStor Bededag （祈祷祭）という
祝日です。しかし、それも今年が最後。
来年からは平日になってしまう。詳しくは↓にて
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2484.html

さて、私はというと休日も平日も関係無し、
庭の至る所からものすごい勢いで繁殖中の雑草と格闘中です。
未だに何という草なのか？名称を知らないのですが、
この家に住み始めた頃からの長い付き合いです。

今から30年以上も前のこと。
狭いアパート暮らしから引っ越してきた最初の夏のことでした。
私たちは緑生い茂る広い庭を眺めては、ただ茫然としているばかり、
一体全体どこから手入れをしたものか？と考えあぐねていると、
お隣の奥さんが声をかけてくれました。
何でも、我が家の庭に茂っている草は、デンマークで一番の
ギャングと言われている雑草、そのままにしておくと大変な
ことになる。とにかく根本から引っこ抜くべし！と教わったのでした。
折しも夏の盛りの頃で「ギャング」は愛らしい（…と当時は思っていた）
白い花をつけています。風に揺れていて夏らしい眺め…と思っていましたが、
改めて庭を見渡すと、その白い花だらけではありませんか！
まさに占領されている！お隣さんのいう通りです。
以来「ギャング君」との長期戦が始まってのでした。
長年に渡り、毎年春から初夏にかけて懸命に根本から抜いて来た
つもりですが、残念ながら根絶には至っていません。
本当に根強くてしぶとい！文字通り「ギャング」なのでした。

特に今年はラズベリーの植っている周辺一体に大繁殖中！です。
ラズベリー自体も繁殖力が強くて、勝手気ままに増え続けているのですが、
そこに鈴蘭も仲間入りして混戦状態です。鈴蘭は地下系でグングン繁殖します。
思いもかけない場所からひょっこりと顔を出す。
依によって大切なバラの根元だったりするから本当に厄介です。
そんなこんなで庭仕事＝雑草との戦いが今日も続いています。

泥まみれの私の苦労をよそに？庭は日毎に色合いを変えています。
桜の花は終わり、今は林檎が少しピンクがかった愛らしい花を
たくさんつけています。石楠花も咲き始めました。
ライラックの蕾も膨らんでいます。
そうして、北欧の春は瞬く間に過ぎ去り初夏からやがて夏へと移行
するのです。
夜空を見上げるとまん丸いお月さま…。静かで美しい眺めです。
たとえ月面に宇宙ステーションが建設されようとも、
そして人類がそこで活動する時代になったとしても、
私はやっぱり「お月さま」と親しみを込めて呼ぶことでしょう。

岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




今日の庭から
淡いピンクの林檎の花が愛らしい。









掃除が行き届かない状態で散らかっていますね。



ラズベリー周辺の雑草を抜き取っている最中、
まだ道半ばといったところ。



裏庭もライラックの根元周辺を覆い尽くしています。
放置すると1m近くになる。縦横無尽に根が張っている。