torsdag den. 17 februar 2023

2月はちょうど4週間という区切りの良い月。
その半分の2週間が過ぎて、いよいよ冬の最終章も
クライマックスに近づいてきました。

このところ晴れ間を見計らって庭掃除に精出しています。
庭の端に町内で一番大きい松の木があって、そこから
長さ15㎝は有る長い松葉が大量に落ちて、冬の木枯らしに
飛ばされ辺り一面に散乱、芝生を覆ってしまいます。
その松の木の下にはツタが生い茂り地面を伝い、これまた自由気ままに
伸び放題。手近な木の幹を見つけるとクルクルと回りながら楽しげに
上に伸びてゆく。放置しておくと木のてっぺんまで這い上ってしまう。
まるでジャックと豆の木のようです。
そうならないうちに根本からバッサリと切ってしまいます。
松葉とツタ相手に奮闘していると、あっ！アネモネ発見！…
堆積した松葉の下から顔を出した早春の草花の健気な姿に
もう少し暖かくなるまで待ってね！… 根元に柔らかい土の
お布団をかき寄せてあげます。
そんな風に目についた所から順に作業していると、
次第に無念無想の境地になって行きます。
久しぶりの土いじりは気分爽快。
ここが終わったら、物置小屋の周辺の植え込みね！
…遠くで何やら土を掘り起こしている家人に声をかけます。
冬の間、庭先に出しっぱなしだったオリーブも元気に
越冬してくれました。ヒヤシンスやムスカリの葉芽が
たくさん顔を出し始めています。
春めいてきたのが嬉しいばかりの何気ない昼下がり。
たちまち時間は過ぎて、気がついたら空気がひいやりとしてきました。
本日はこの辺で切り上げて、夕食の支度をしましょう。

こんな日には有り合わせの材料で目先の変わった献立を作るのも
楽しいものです。
冷凍庫から我が家特製焼き豚、それから海老と鶏がらスープストック、
と来れば、野菜たっぷりの中華風あんかけ焼きそばに決定です。
ひと茹した中華麺を熱したサラダ油で素揚げすると、
かた焼きそば風になります。それに有り合わせの材料を炒めて
たっぷりのスープでひと煮立ち、とろみを付けて完成です。
ごま油の焦げる香ばしい香りが食欲をそそります。
デンマークに居ながらにして美味しい中華料理が出来た、
と自己満足の一日でした。

デンマークは今週いっぱい冬休み、そして
最終日の日曜日はFastelavnというお祭り日。
https://stptrans.com/fastelavn-the-nordic-tradition-youve-probably-never-heard-of/
仮装した子供たちが大きな樽を割って遊びます。
中にはお菓子がいっぱい！
子供達の歓声が冬を追い出してくれるに違いありません。

岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/







⚫︎街角スナップ
鮮魚店には牡蠣やザリガニなど旬の海の幸が並んで。



⚫︎今日の庭から
白樺の根本を覆う蔦、切っても切っても伸びてゆきます。



芍薬の蕾がたくさんつきました。
この花が咲く頃には北欧が一番輝く季節に…。。



土の中から顔を出したヒヤシンス。









⚫︎我が家の有り合わせで作る簡単中華
市販の中華麺を茹でた後たっぷりのサラダ油で素揚げ、
海老は白ワインを振って片栗粉をまぶしごま油で揚げておく。
有り合わせの材料を炒め好みの味付けをし、たっぷりのスープを
加えて一煮たち、とろみをつけて完成。お酢と水溶きカラシを添えて。