きょうのクロスステッチ

【きょうのクロスステッチ Vol. 653】 by 岡村恭子

VOL.653 デンマークの暮らし 最近の残念な話題2つ

torsdag den. 3 februar 2023

今日は節分。そして立春です。
春がそこまできています。

⚫︎最近の残念な出来事2つ。
その1)
「えっ!Irmaがなくなる?!」
突然のニュースに思わず声を出してしまいました。
そうなのです。日本の北欧ファンにもお馴染みの
デンマークのスーパーマーケットIrmaがなくなってしまうと
いうのです。
1886年から137年間、常に時代を先取りしたコンセプトで
ワンランク上の商品展開が魅力でした。
いち早く環境問題に取り組み、単なる量販店の域を超えた
”Irmaイズム” ともいうべき、一つのスタイルを築き上げてきました。
トレードマークはIrma pige (イアマちゃん)と名付けられた
青いワンピースの女の子。
風にふわりと膨らんだスカート、卵を入れたバスケットを持って
俯いている姿がとても愛らしい。
横向きで顔の表情は描かれていないのに愛らしい。
消費者は単なる商品を買うのではなく同時に良質な物を買うという
満足感があり、それも大きな魅力でした。
長年かけて築き上げてきた素晴らしい企業アイデンティティーを
こんなにあっさりと消し去って良いものだろうか?
私に財力と行動力があったならIrma Japanを展開したいくらいです。

その2)
日本から送られてくる包みに関する問題。
EU諸国以外からの荷物に関税が課せられることになって以来、
少々頭を悩ましています。
最近は郵便局から封書が届くと、なんとなく嫌な予感です。
大抵は荷物が税関でストップ、関税支払い請求書が送付されてきます。
納得がゆかないのは発送国Japanとあるだけで送り主の名前が
明記されていないし内容物も不明。関税に加えて郵便局の手数料が
160kr.(約3200円)加算されていることです。
大抵の場合、関税+手数料=300kr.(5000〜6000円)を超えてしまいます。
送り主や内容物がわかっていればもちろん支払って受け取りますが、
中身も送り主も分からず思い当たる節もない場合、どうしたものか?
日本の家族や親しい友人たちにはくれぐれも郵送しないように
念をしているのです。
それで思い出すのは、まだ関税問題など皆無だった頃。
毎月、実家から日本のテレビ番組収録ビデオと一緒に
ちょっとしたお菓子や食材の詰まった箱が定期便のように届き、
その度に郵便配達のおじさんが笑顔で「故郷からですよ」と
手渡してくれた。クリスマスや娘の誕生日間近には
それこそ連日のように大きな包みを配達してくれたものです。
年末には一年の感謝をこめて、私から郵便配達のおじさんに
チョコレートをプレゼントし喜ばれもしました。
今思い返しても懐かしい、本当に良い時代でした。
それも今は昔です。
皆様も北欧に荷物を送りたい場合は前もって先方に
一報されることをお勧めします。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




Irmaの有料袋
「より良い世界を」というキャッチコピー。
この袋はサトウキビから作られている。
と小さく書かれています。






オーガニックブランドとのコラボTシャツにもイアマちゃん!
オリジナル商品のパッケージデザイン、カラーリングも秀逸。






街角スナップ
コペンハーゲン市内の運河やお堀は市民の憩いの場。
暖冬で早春の気配です。
晴れた日は橋上をたくさんのサイクリストが行き交う。



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