torsdag den. 17 februar 2022

このページは毎週一回、ステッチハウスの延江さん宛に
文章と写真を一緒にして送るようにしています。
送った側から、次回は何を書こうかな？とぼんやり考え始めます。
掃除しながら、料理しながら、つらつらと考えます。
元より行動半径の狭い日常を送っているので、いくら考えた所で
これと言ったトピックが思い浮かばない時も多いのですが、
でも、ひょんなことから閃く時もあります。
さあ、今週も何か面白い話題はないか？探してみましょう。

そう言えば先日、所用で出かけた帰り、少し遠回りしてストロイエを
端から歩いて見ました。
以前は、デンマークの老舗が並ぶ落ち着いた味わいのある通りでしたが、
バブル期の地代高騰に続いてリーマンショックの煽りで
昔ながらの店舗が次々と幕を下ろしてしまいました。
以来、グローバル展開のショップやチェーン店カフェなどが進出、
どの都市でも見かけるようなロゴが目立つようになり少々残念ですが、
これも時代の流れというものでしょう。

ところで、ストロイエという名前は何本もの通りを繋げた全長1km余りの総称です。
いつもは脇道から目的場所にピンポイントで出るようにしているので、
気づきませんでしたが、今回、久しぶりに端から端まで歩いてみたら、
ディスカウントショップが増えているのに驚きました。
コペンハーゲンのメインストリートが…と、ちょっとガッカリですが、
気を取り直して、とりあえず中を覗いてみよう！

まず、”Søstrene Grene“。 低価格帯にもかかわらずデザイン性を
重視したアイテムが並び、思わず手に取りたくなります。
全体的にグレッシュなパステルカラーでコーディネートされていて、
見た目も美しい。人気の秘訣が伺えます。
少し離れた場所に日本でもお馴染みの ” Flying Tiger “ があります。
このお店、実はデンマーク生まれというのをご存知でしょうか？
デンマーク語でTigerは「虎」の他に「10kr.」という意味もあり、
文字通り100円ショップです。
ポップで明るい店内にはアイデア商品がずらりと並んでいます。
特にパーティーグッズが豊富で大人から子供まで人気の高いお店です。
３店目の“ Det Gamle Apotek“ の特徴はお土産アイテムが充実しています。
ディスカウントというより、バラエティーショップというべきでしょうか？
クリスマスシーズンには店内がクリスマスグッズで溢れかえるようになる。
ちょっと不思議な展開のお店です。
観光客に人気ですが、コロナ禍で海外からのお客様が少ないせいか、
少し寂しい印象でした。
そして、最近話題のデンマーク版マツモトキヨシとも言うべき、
ディスカウントドラッグストアが ” Normal” です。
化粧品や洗剤などがスーパーより安価です。でも、わざわざストロイエで
買うアイテムでは無いなあ…と私などは思うけれど、案に計らんや
店内は結構賑わっていました。
今回紹介した4店舗共それぞれ特徴のある品揃えとディスプレイで
棲み分けをしているようには感じました。

帰りのバスの中、あそこは以前何のお店だったかしら？…
記憶を辿ったけど、… どうしても思い出せない。
コペンハーゲンの街並みは昔と変わらず美しい、というのが
幻想になってしまわないよう願っています。

岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/













Søstrene Grene はグレネ姉妹のシルエットが目印。
食器類も南欧のイメージ。画材が豊富で額縁や手芸用品なども充実。
コペン観光でオススメのショップ。









明るくポップなFlying Tiger 。
クマのフワフワノートももちろん！10kr.









Det Gamle Apotek
ネーミング入りマグカップや陶器の建物置物など
特徴あるラインナップ。






Det Gamle Apotek
ドラッグストア　Normal のファサードと店内の様子。