2018年4月~6月

【きょうのクロスステッチ Vol. 430】 by 岡村恭子

VOL.430 日本とデンマークの友好のシンボル
     桜フェスティバルより。

torsdag den. 3 maj 2018

瞬く間に新録の季節となりました。
庭は新緑のグラデーションに縁取られ、若草色、萌黄色、浅葱色…、
幾重にも重なった生まれたての緑色で埋め尽くされています。
でもそれもほんの束の間、 もう数日もすると若葉も大きくなって
その緑を濃くしてしまう。
日々成長する植物たちにハツラツとした生命力を感じながら
日よけの帽子を目深にして雑草取りに追われています。
日照時間も日増しに長くなって来ています。直射日光が眩しい!
そんな青空の広がった日曜日、庭仕事の手を休めて桜フェスティバルに
出かけました。今回は娘も合流してのお花見です。

今や桜の名所としても人気のスポットLangelinieまでは
ニューハウンの先端から海岸沿いに人魚の像までの約1km。
散策コースとしても人気です。芸術ホール、海浜公園の噴水、
噴水越しに王宮、対岸にはニューオペラハウスや新しい集合住宅群。
初夏を思わせる陽光の下で、のんびりと散歩する人もサイクリストも、
スケートボードの少年たちも、誰もが明るく輝いて見えます。

やがて遠目に薄桜色に染まった一帯が見えて来ました。
ちょうど満開!キレイキレイ、と言い合い、頷き合いながら行くと、
すでにたくさんの人で桜の木の下は膨れ上がるようです。
私たちも桜並木の斜面に沿って、 突然のお祭りに遭遇した気分で
人混みに吸い込まれてゆく感じも楽しい。
お弁当屋さんも出ていて海苔巻きや焼き鳥などを食べている。
やっぱり桜の下では和食系に人気があるようです。
お箸を上手に使いこなす子供の様子に、私がデンマークに来た頃には
考えられないほど、日本文化がデンマークの日常にも浸透している
ということを、こん所でも実感します。

回を重ねるごとに盛んになって来た桜フェスティバルですが、
実はこの桜、日本のアンデルセンベーカリーからの寄贈だということは
あまり知られていません。もうかれこれ20年くらい前になるでしょうか。
当初、他の候補地に植える計画だったのを途中変更して、現在の海浜公園に
植えることになったという経緯があります。
場所選びに妥協しなかった関係者の努力が実を結んで元気に育ち、
“ お花見 “ という日本の文化も一緒に根付いてくれました。
そういえば、
有名なポトマック河畔の桜も当時の人々の熱意と苦労の賜物というのを
ご存知でしたか?。
詳しくは きょうのクロスステッチVOL.383 をお読みください。
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/1686.html

友好と親善のシンボル : 桜がこうして世界各国に広がり、
やがて世界中の人が桜前線予報と開花宣言に一喜一憂する
日が来たら楽しいではありませんか?!


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/













桜フェスティバルより。お天気に恵まれてたくさんの人で賑わいました。
桜の木の下は満員御礼!






Langelinieの風景より。
ちょうど女王様のロイヤルシップが停泊していました。









芝生にブラックバード。今まさに新緑が美しい見飽きません。
桜はまだ5分咲きというところ。



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