きょうのクロスステッチ

【きょうのクロスステッチ Vol. 421】 by 岡村恭子

VOL.421 只今、ご機嫌ななめのパソコン相手に奮闘中!

torsdag den.17 februar 2018

2月も半ばとなりました。
冬休み明けの子供達は、今が一年中で一番 “ 勉強の頑張り時 “ です。
3月になればイースターホリデーのことで頭がいっぱいになってしまうし、
そのうち夏時間に切り替わると、日増しに明るくなる毎日、
お天気の良い日は課外授業や芝生で日光浴しながら読書したり、
のんびりした光景が広がります。
それまでしばらくは辛抱我慢、教室で頑張ろう!というところです。

ステッチハウスのページには一足早くイースターのモチーフが登場して、
とても春らしくなりましたね。そして、皆さまお待ちかね!の
オープンステッチハウス&ワークショップのお知らせもアップされました。
カレンダーの4月15日〜21日にマル印をつけておきましょう!

いつもなら早春の気配漂う庭の様子に気ぜわしくなる頃ですが、
どうもこのところ調子が悪い。いえね、私ではなくて愛用のパソコンが。
ああ、また固まった。動いてくれない! と文句を言いながら
アレコレいじっている内に、今度はくるくると虹色のサークルが回り出す
という連続です。放っておけば良いのでしょうが、そうも行かず、
パソコン相手に時間を費やしてしまいます。
機種が古いからなのでしょうが、完全に壊れたというのでもない。
その証拠に、こうして何とか原稿を作成できるのですから、
もう少し頑張ってもらいたいと思っています。
便利なはずの道具が機能しないのだから腹が立って当然なのに、
気がつくと、お願い動いてパソコンさま、と卑屈になっている自分が
また何とも情けない。ケリをつけるには買い替えしかあるまい。
そんなことを思っていると、どうでしょう?!途端に嘘のように動き始めます。
まるで、こちらの気持ちを見抜いている様です。

今から13年前、小さな本を出版するという機会がありました。
当時は原稿用紙に手書きで文章を作成し、本文中に掲載する写真も
一眼レフで撮影、いずれの作業にも時間がかかりましたが、
手間暇かけて丁寧に仕事を進めながらようやく出版にこぎつけたと時の
喜びは大きく、今でも忘れられない貴重な体験でした。
その後、急速にインターネットが発達し、瞬く間に出版界もデジタル化された。
思えば、拙著はアナログ時代最後のピリオドだったようです。
この原稿も、写真と一緒に送信→受信、即日ステッチハウスのページに
掲載して頂けるのですから、何と便利な世の中になったことでしょう。
ただし、パソコンがちゃんと動いてくれればの話です。
だから、お願いよ、もう少しの間頑張って!Mac君!


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/









 
昼下がりにお堀端を散策、
想像以上に寒くて水鳥たちも氷上で凍えていました。


 
温かい珈琲でホッと一息。


 
今年も届いたバレンタインチョコレート。



ご機嫌の良い時はちゃんと動いてくれてます。
(シャンシャンの様子に和むひと時)


【きょうのクロスステッチ Vol. 420】 by 岡村恭子

VOL.420 作って楽しい 食べて美味しい
     冬のBBQ & お二人さま鍋 

torsdag den.8 februar 2018

前回書いたように雪も降らない内に立春も過ぎて、
このまま春が来るのかな?とすっかり気が緩んでいたところに
寒波到来です。道路もカチカチンに凍っていますが冬らしくて
いっそ気持ち良い。

そんな先週末。親しい人達とランチパーティーをすることになりました。
大人8人、子供2人、それに2ヶ月の赤ちゃん!
みんなの笑顔を想像しながらメニューを考えるのも楽しみなことです。
小さな子供もいるから食べやすいこと、手づかみでも大丈夫なこと、
普段あまり食べたことのないような我が家的メニューを盛り込むこと。
お寿司にお稲荷さん、自家製シュークリームにシナモンロール…、
そして、今回のお楽しみメニューを、というので浮かんだのが
冬のBBQ “ 焼き鳥&焼きおにぎり “ でした。外は寒いという私に、
火を起こせばあったかい!と、いつになく家人がやる気満々です。
そうと決まれば話は簡単。
当日は心配していた雪も止んで薄陽も射す絶好の?焼き鳥日和になり、
久しぶりに庭先も賑わって、明るい季節を先取りしたような
楽しいひと時となりました。
みんなお箸さばきも堂に入ったものです。今やデンマーク人も
お稲荷さんには紅生姜、焼き鳥に七味唐辛子、そんなの常識よ。
という良い時代になりました。

賑やかな週末が過ぎて夫婦二人、さて今夜は何にしよう?
朝食を食べながら夕飯の心配していると笑ってしまいますが、
寒い時期の退屈しのぎ。食べることは大いなる楽しみでもあります。
話は少し飛びますが、
私は日記代わりにその日の夕食をメモしています。
例えば “去年の今日 “ は何を食べたかな?と、ページを開くと
献立から芋ずる式にその日の出来事を思い出したりもして
なかなか面白い。たまに見返すとメニューに偏りが生じているのが
一目瞭然。工夫が足りない!と反省しても結局代わり映えのない
献立に落ち着くもののようです。
ここ最近は ピザ ラザニア グラタン… 寒いからとオーブン料理ばっかり。
寒い時はオーブンじゃないでしょ?鍋でしょう?!…というわけで、
家にある材料で作る “ あり合わせ豚しゃぶ “ に決定です。
お肉をスライスして冷蔵庫にある野菜を適当に盛り合わせたら、
ご覧のような“ お二人さま用豚しゃぶ “ の材料が整いました。

「湯豆腐やいのちの果てのうすあかり」 久保田万太郎

という心境にはまだ至りませんが、鍋を囲んで湯気に包まれると
何だか郷愁が呼び起こされ、懐かしい人のことを思い出しながら
しみじみとした気持ちになりました。

こうしている間にも、春の足音が聞こえてきているような気がする
今日この頃です。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




春を呼ぶ花、チューリップを室内に取り込んで。















Kai君2歳、2ヶ月のSven君を囲んで和やかなひと時となりました。
楽しすぎて、寒い中BBQをしている写真を撮り損ないました!






デンマークでは薄切りの肉など売っていないので自分で切ります。
そういう時のために冷蔵庫にお肉のブロックが眠っているのです。
それを半解凍に戻して、切り時を逃さず素早くスライスします。
デンマークの豚肉は良質で美味しい。
日本にもたくさん輸出されているそうですよ。



【きょうのクロスステッチ Vol. 419】 by 岡村恭子

VOL.419 「79」は「9と80の半分」という
     デンマーク語は不思議がいっぱい! 

torsdag den.1 februar 2018

日本列島は記録的な寒波とのことですが、皆様お住いの地域は
いかがでしょうか?坂道で転ばないようにどうぞ気をつけて
お過ごしください。

二月になりました。
淡い外光がカーテンを透かして朝を告げてくれるようになり、
一日中キャンドルを灯していたキッチンの窓辺にも
柔らかい陽射しが差し込むようになって来ました。
体感気温はまだまだ低いけれど暖冬で、この冬はまだ一度も
雪らしい雪が降っていません。それどころか早くも
スノードロップやエランティスのつぼみが膨らみ始めています。
この週末からグッと冷え込むという天気予報ですが、
それも良いかも…、とちょっと余裕なのです。

さて、以前もデンマーク語での苦労話を書いたような気がしますが、
未だにハードルを越えられずに四苦八苦しています。
日常会話はなんとかその場を凌いでいるものの、
銀行やお役所関係となると緊張するし、そこに数字が加わると
さらに厄介で、特に電話での会話は今も苦手です。
パリ在住の人がフランス語の数字は79を「60・19」と
いう具合で覚えるのに一苦労、と言う話を聞いた時は、思わず
それくらい大したことない、と “ 変な?自慢 “ をしたくなりました。
フランスの「60・19」すなわち「79」を、デンマークでは
「9と80の半分」と言います。まず一桁の数字から数えるというのが
不思議といえば不思議だし、おまけに70は「80の半分」という特別の
言い方なのです。一体全体どうしてこんなにややこしい方法になったのか?
未だに大いなる疑問です。
数字関連でもう一つ、例えば友達と電話で8 : 30 に会う約束をする場合。
「8時半」ではなくて「halv 9 ( = half9)」と言います。
8 : 30 と書きながら口ではhalv9と言うものだから、9時半と勘違いして
1時間遅刻しないよう。 “ 30分過ぎ “ の約束は要注意!なのです。 
本当にもう、こんがらがってしまいそうでしょ?
どうして?とデンマーク人に質問しても肩をすくめて苦笑いするばかりです。

他にも、役所などへメール手続きをしなければならない時は
辞書を引き引き下書きをして、まず娘に見てもらい、彼女の添削後に送るように
しています。たまに 「よくできました」と褒められて喜ぶ。まるで一年生です。

この調子だと、何年経ってもデンマーク語の壁は超えられそうも
ありませんが、諦めず間違いだらけのデンマーク語を駆使して
私なりに頑張ろう…と自分に言い聞かせている毎日です。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










街角スナップより。
お花屋さんの店頭には一足早い春が!









今日の庭より。
スノードロップとエランティスの蕾も膨らんで。。。
小鳥の家も杉の木に取り付けました。春が楽しみです。




【きょうのクロスステッチ Vol. 418】 by 岡村恭子

VOL.418 勢ぞろいしたコンテナたち
     これで完結? コペンハーゲンの分別ゴミ事情。 

torsdag den. 25 januar 2018

毎週1回、このページを更新する度に何を書こうかな?と考えます。
そうして、春の足音に耳をすませるような気持ちで周囲を観察、
冷たい土を押し上げるようにして顔を出した雑草の瑞々しい緑に
明るい季節の兆しを感じて嬉しくなります。
今朝は小鳥のさえずりを聞きました。
もう少し暖かくなったらクリスマスプレゼントでもらった
“ 小鳥の家 “を杉の木に掛けてあげようと思います。

先日のこと、
裏木戸から出ようとしたら真新しいゴミ容器が “コンニチワ?!”
…と言う感じで、こちら向きに置いてありました。
ハハーン、例のヤツね。。。ここ数年コペンハーゲン市が
熱心に取り組んで来た分別ゴミの最終ゴールとも言うべき、
生ゴミ専用のコンテナが配布されたのです。
これで、1: 普通の家庭ゴミ、2: 再生紙、3 : プラスティック&空き缶、
4 : 庭から出る植物専用、と合わせて5台の分別ゴミ容器が並びました。
壮観と言うか、かさばると言うか、とにかくどれも大きい。
夫婦二人暮しの家から出るゴミの量などたかが知れていますが、
何人家族であろうと一世帯に1台です。
やって来たばかりの生ゴミ専用コンテナには専用小袋と緑色の
プラスティック製バスケットが “ おまけ “ のようについていて、
一回ごと小袋を縛ってコンテナに入れるようにと注意書き。 
ふ〜ん、なるほどねえ。しかし、このバスケット、流しのコーナーに
置くには大きすぎるし床に置くには小さい。仕方がないので使う時だけ
流し近くに置いていますが、ものすごく美観を損なっています。
使わない時には隠すようにしていますがいちいち面倒です。

いつだったかニュースで、コペンハーゲン市が情熱を傾けて建設した
人工スキー場付きの最新ハイテクゴミ処理場をレポートしていました。
焼却場の屋根がスラロームになっていて建物の上を滑降するスキーヤーが
市街地からも遠方に望めるという奇抜なアイデアです。
(計画通りなら今シーズンオープンでしたが、今の所屋上スキーヤーの姿は
見られません。)
この人工雪を作るエネルギーを市内から出るゴミの焼却で賄う予定だったのが、
雪を作るにはどうにもこうにもゴミが足りない。急遽イギリスからゴミを
請け負うことになったとか、焼却料の収入で経済効率もアップと当局は自慢して
いたけれど、その後どうなったのでしょう?
今年から、EU諸国が一丸となってプラスティックのゴミを廃絶する方向に
舵を取り始めました。まずは食料品のプラスティック容器から廃止して行く
ということです。これからも様々な工夫で家庭ゴミが減少して行く傾向に
ある中で、我が家の裏庭を占領している分別ゴミ容器たち、それ自体が
粗大ゴミになる日が来そうな予感も無きにしに有らず…の今日この頃です。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





今朝の窓辺。靄がかかって大気が緩んで来ました。
春までもう少しです。早春の花、スノードロップが顔を出し始めました!



裏庭に勢ぞろいしたゴミ用コンテナ。



おままごとのような生ゴミセット?!



この斜面でスキーするって?!うっかりすると落ちそうに見えます。



新築の家です!小鳥が喜んでくれますように。







38回目の結婚記念日でした。
ワォッ!ウェディングブーケのような純白のブーケ!



【きょうのクロスステッチ Vol. 417】 by 岡村恭子

VOL.417 寒中閑話 : “ お餅もどき “ と “ 蒲焼きもどき “ 

torsdag den. 18 januar 2018

冬至からひと月、少しずつですが昼間が昼間らしくなってきました。
そして、今年も裏庭の陽だまりの一角(いわば桜の開花宣言をする時の
靖国神社の桜の木のように)我が家で一番に早春のお訪れを
告げてくれる場所のスノードロップが顔を出し始めました。
スノードロップは北欧に春を呼ぶ花です。
毎年、今頃になると決まった場所から顔を出してくれる健気な姿に
元気づけられます。自然に気持ちも明るくなります。
冬の間放りっぱなしの庭にもそろそろ目が向き始めます。
試しに長靴を履いて完全防寒スタイルで久しぶりの庭散策をしましたが、
やっぱり寒い!大晦日に近所から飛んで来た花火の燃えかすを拾い集めて
そそくさと暖かい家の中へ入ってしまいました。
北欧暮らしは今が辛抱我慢のしどきです。

ところで、
先日、小耳に挟んで以来気になっていた “ いももち “ のことです。
どうやらじゃが芋とチーズで簡単に “ お餅もどき “ が作れるらしい。
イモモチという単純明快なネーミングも気に入りました。
折しも外は冷たい雨模様、絶好の “ いももち日和 “ と言えそうです。
作ってみましょう。
実は、昨年帰郷した際、お正月用にとトランクに詰めてきた切り餅を
夜食などに気軽に食べていたら肝心のお正月が来る前に底をつき、
ギリギリ元旦用に残したのを押し頂くようにして口に入れてお終いになって
しまったのです。勝手なもので残りわずかになった途端に未練がましくなり、
もっと買うべきだったとこぼしていた矢先の “ いももち “ という言葉です。
モチと言うからにはお餅でしょう?と調べたら、意外なほど、たくさんの
レシピがアップされています。どうやら居酒屋メニューにもなっているらしく
珍しくもないらしい。知らぬは私ばかりなりのようで拍子抜けですが、
とにかく作ってみました。本当に簡単に “ お餅もどき “ が完成、出来立てを
焼き海苔で磯部風にしたり、ケチャプを添えてフォカッチャ風にして試食会です。
想像以上に食感がモチモチとしている上に中のチーズが溶ろけて、
なかなか美味しいおやつの完成です。

ところで、実はこの ” もどき “ にトライしたのは今回が最初ではありません。
以前、お茄子で作る “ うなぎの蒲焼きもどき “ というのを作ったことがあります。
笑われてしまいそうですが、こんなところに暮らしていると食べたいけれど
すぐには入手困難な食材というのも多々あって “ うなぎ “ はその最たる
ものの一つ、おまけに家人の好物と来ています。
そんな折にインターネットで見つけたのがお茄子で作る “ 蒲焼きもどき “
だったのです。ここはひとつ喜ばせてあげよう!と早速作ってみました。
(写真参照)確かに見た目はうなぎの蒲焼きそっくりですが、
当然なことながら目をつぶって食べるとただの “ 茄子の照り焼き “
… 以外の何モノでもないのでした。
お餅もどき&蒲焼もどき。どちらもどうしたって本物にはかなわない。
けれど、冬の退屈な時期にはこんな楽しみ方もあるような気がしています。
さてさて、お次はどんな “ もどき料理 “ に挑戦しましょうか?

岡村 恭子
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早春の花、スノードロップが顔を出し始めました!



 







ジャガ芋をマッシュし、片栗粉(ジャガイモ400gに対して40g)と
塩コショウ少々で写真のように中にチーズを入れて丸くし、バターを敷いたフライパンで
中火で両面を焦がし、最後に弱火で数分蒸して完成。
甘辛のタレを作ってお団子風という人もいるようです。おやつにぴったり!



“ 茄子の蒲焼風 “ です。見た目はなかなか良い感じですが、やっぱり
うなぎには成れませんでした。



【きょうのクロスステッチ Vol. 416】 by 岡村恭子

VOL.416 今年もどうぞ宜しく!
       さあ、電子レンジで “ チン!” しましょう。

torsdag den. 11 januar 2018

新年のご挨拶をするには少し時間がたち過ぎてしまいましたが、
今年も皆様に楽しんでいただけるような話題を探しながら、
折々の写真とともにお伝えしてゆきたいと思っています。
本年もどうぞよろしく!

さて、みなさまはどんなお正月を過ごされましたか?
デンマークはクリスマスも大晦日もぐずつき気味のお天気が続き、
残念ながらホワイトクリスマスには程遠く、大晦日の花火も盛り上がりに
欠けましたが、おかげで静かな年越しになったのは幸いでした。
元旦もあいにくの雨になってしまったけれど、翌2日には庭木の向こうに
大きな満月を愛でることができました。
“ 雨のち晴れ 今年を占う スーパームーン “ 
早速、真新しい日記帳の1月2日のページに○印をつけて
ハッピーニューイヤーと記しました。

日本から築地の初競や福袋セールの賑わいが伝わってくる中、
2018年、私の初買いは電子レンジでした。
あら、無かったの?今までどうしていたの?という声が聞こえてきそうですが、
我が家に限らずデンマークでは未だに大きなオーブンレンジが主流です。
何しろ、冷凍のフライドポテトも大量にバットに広げてオーブンレンジで
温めるというお国柄です。大きなオーブンはキッチンの主役。
誰もが実にうまく使いこなしています。
思えば、私自身オーブン料理に親しむようになったのは、この国に暮らす
ようになってから。クリスマスに登場する皮付きのローストポークは
もちろんのこと、気軽にケーキやパンを焼けるのも大きなオーブンのおかげです。
本当に重宝しています。どの家庭にも『我が家自慢のオーブン料理』というのが
あって、そういう話題でひとしきり盛り上がるのもデンマークらしい
と言えるかもしれません。
翻って、日本に帰ると電子レンジでなんでも “チン!”している自分がいます。
一人暮らしの長かった母はご飯や煮物などをまとめて作り、
一回分ずつ上手に冷凍保存して、食べたい時に電子レンジで温めていました。
使いこなしている!と感心したら、今時の常識よ。と笑っていました。
そんなことを思い出しながら、年明けセールで手に入れたピカピカの
電子レンジを前に、さて、何を温めよう?
冷凍庫をガサゴソと探してみても、あいにく解凍したいものがない。
でも、何か “ チン! “ したいなあ。
すると家人が瀬戸物の器に何やら入れてやってきました。
ニコニコしています。
これ人肌にお願い。
そうか、そういう手もあったのか。
というわけで、今年は少しだけ便利なキッチンの幕開けとなりました。


岡村 恭子
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庭の寒桜が初春にふさわしく花をたくさんつけました。



クリスマスに球根をデコレーションしていたヒヤシンスが
大きな花を咲かせ他ので切り花にしてテーブルに。







お正月明け、待望の?氷点下になりました。
葉の水滴が凍って美しい冬景色です。



2018年1月2日の満月。今年最初のお月見です。



置き場所がないのでサブキッチンの窓辺に一人ぽっち状態の電子レンジ。
今年は活躍してもらいましょう!



【きょうのクロスステッチ Vol. 415】 by 岡村恭子

VOL.415 我が家のクリスマス 2017

torsdag den. 28 december 2017

今年も残りわずかとなりました。
“ きょうのクロスステッチ “ も今年最後のページです。
予定通りクリスマス前に更新しよう!と張り切っていたのですが、
クリスマスイブを目前に、買い物に追われている内に猛スピードで
時間が過ぎてしまい、今日になってしまいました。
クリスマスホリデーは連休でお店が閉まってしまうため、
その前に買い物を済ませてしまわなければならないのです。
最後までプレゼント探しで駆け回る人もいて町中がカオスです。
中でも “これがなくてはクリスマスにならない “というほどの定番ご馳走
Flæskesteg (= 皮付きの豚ロースのローストで最低でも2〜3kgはある
という大きなお肉の塊 )は日持ちしないので間近になってからじゃないと
ダメなのですが、何しろ定番料理ですから さあ、大変! 
スーパーの精肉売り場はお肉の品定めする人たちでいっぱいになります。
大きさ、色、カタチ、背脂の入り方や皮の状態など、持ち重みのする肉塊を
手に選定する眼差しは誰もが真剣勝負です。これだ!と思ったお肉を掴んだら
手放してはいけない!満足のお肉を求めてハシゴも厭わない覚悟で臨みます。
妥協せずに頑張る!のです。それがこのお料理の満足な仕上がりへの最短距離。
私たちも理想のお肉を求めてヘトヘトになった金曜日でした。

当日は娘が仲良しの友達とやって来て、一緒にお料理に挑戦することになり、
ニワカ料理教室のような賑わいになりました。
メインはもちろん皮付き豚ロースのローストです。
サイドメニューに合鴨の胸肉ポートワイン蒸しフルーツ添え。
それからデザートにはチョコレートムースのケーキ。
エプロンして張り切る娘たちと一緒に、赤ワインベースのホットドリンク :
ユールグルックを飲みながら、ああでもないこうでもないとおしゃべりをしながら。
そうしている間にもハサミ片手に裏庭に出て、ツタやヒイラギの赤い実を
取り込んでテーブルに飾ります。
こうして、クリスマスならではのHyggelig =“ ヒュッゲなひと時 “ が過ぎてゆきました。

2日間に渡り美味しい食卓を囲み、プレゼント交換をし、楽しく和やかに
クリスマスホリデーを過ごし、ようやく一息ついたところです。
忙しくしていた間に冬至も通り過ぎてくれました。
これから少しずつだけれど確実に日照時間が長くなってゆくのです。
そして、つくづく思います。北欧の人々にとってクリスマスは暗い季節を
忘れさせてくれる輝きに満ちた毎日なのだ、ということを。

みなさまのクリスマスはいかがでしたか?
壁にかけた刺繍のモチーフを “ もみの木 “ から “ 松飾り“ に変えて
新年を迎える準備に忙しくしているのではないでしょうか?
平和な年明けなりますようにと願いつつ


岡村 恭子
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写真はすべて我が家のクリスマスから。
Flæskesteg : 皮付き豚ロースのロースト。キャラメルでからめた小芋を添えて。
合鴨料理は丸ごとは難しいので、私は胸肉を使います。
塩胡椒して両面を焦がしたところにポートワインを振りかけて。
細かく切ったリンゴ、洋ナシ、ドライプルーンん甘みがよく似合う一品。
娘たちの力作、ケーキも大成功!
私はクリスマス用のキャラメルを作りました。
ラッピングを工夫したら素敵なプレゼントの完成です。



【きょうのクロスステッチ Vol. 414】 by 岡村恭子

VOL.414 思い思いの ヒュッゲ “ なひと時。

デンマークの クリスマスシーズン 

torsdag den. 14 december 2017

毎日慌ただしくしているうちに12月も半ばを過ぎてしまいました。
24日のクリスマスイブまであと10日足らず、レースでいうと
最後の直線コースに入った感じ、いよいよラストスパートです。

街はクリスマスショッピングのピークを迎え、プレゼントを探す人人人 、、
で賑わいを通り越して大混雑になります。
ただでも大柄なデンマーク人が、着膨れてさらに一回り大きくなって
それだけでも十分場所を取っているのに、プレゼントの入った大きな袋を
両手いっぱい抱えて、ぶつかり合いながら行き交う様子は、本人たちは必死
なのだろうけれど、傍目にはどこかユーモラスで、微笑ましくも感じられます。
ツリーの下にプレゼントを置いたら、みんなの大好きなユールグルックと
丸いドーナッツのエーブルスキーバーでおしゃべりしたり、
オーナメントを作ったり。キャンドルを灯した部屋はもみの木の香りと
お菓子の甘い匂いが一緒になって、まさにクリスマスの香りに包まれる…
そんな情景が繰り広げられます。
こんな時に人々は “ Hvor er det hyggelig! “ 「 とっても、ヒュックリねえ 」
と言い合う。クリスマスシーズンは “ ヒュッゲ “ なシーンがあちこちで
展開しているのです。

そんな “ ヒュッゲなひと時 “ を私たちも!と、
延江さんと待ち合わせたのはロイヤルコペンハーゲン本店でした。
この時期はクリスマスだけの特別なテーブルコーデイネートが
各フロアに展示されます。毎年趣向を凝らした演出で、それをお目当てに
来る人々で賑わうのですが、今年はロイヤルバレー団のトップダンサー達の
コーディネートだそうで、なるほど、とても華やかな印象です。
絵画的というのかしら?こってりと何層にも色を重ねたような重厚感漂う
インスタレーションに、ヨーロッパの歴史的な重みまで感じられます。
普段、真っ白い食器中心にシンプル&カジュアルを実践している私には
まるで舞台のワンシーンを鑑賞したような気持ちになったところで、
さあ、さあ、お茶にしましょう! 
階下のロイヤルカフェはバレリーナ風ではなく、アットホームな
雰囲気に包まれていて心和みます。そして、温かいユールグルックと
デリシャスなケーキを頬張りながらの取り留めないおしゃべりは
文字通りヒュックリ!。瞬く間に時間は過ぎてゆきました。

カフェから出ると早くも夜のとばりが下り始めた通りに赤いハートの
オーナメントが輝いています。今が一年中で一番暗い時期です。
クリスマスが過ぎれば少しずつ明るくなってゆくのです。
もう少しの辛抱。。。
人々がクリスマスに夢中になる気持ちが自然に伝わって来るような気がした
帰り道でした。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





ロイヤルコペンハーゲンのクリスマスディスプレイの一例。



ロイヤルコペンハーゲンの窓からはストロイエを行く人やクリスマスマーケットが。







ロイヤルカフェ店内とユールグルック&美味しいケーキを完食して満腹!



クリスマスマーケットから。売り場にあふれんばかりの小さなクリスマスグッズ。



クリスマスに欠かせないホットドリンク、グルックです。
シナモン、カルダモン、ナツメグ、他さまざまなハーブの香りが
ホットワインに溶け込みます。レーズンとアーモンドをたっぷり入れて
熱々をいただきます。
Gløgg Tea は延江さんから。お茶は新アイテムです。



【きょうのクロスステッチ Vol. 413】 by 岡村恭子

VOL.413 人懐かしいクリスマスシーズン 💌

       相手を思い、心を通わせる️

torsdag den. 8 december 2017

それは、ようやく春の日差しが明るく感じられるようになった頃の
ことでした。
コペンハーゲンのギャラリーショップで、普段はなかなか見ることのできない、
デンマークの陶芸作家Kirsten Slothの作品を鑑賞する機会がありました。
いずれも片手に乗ってしまうくらいの小さな愛らしい陶器が全部で100個!
私はその中から花のモチーフが描かれた一つを選び、予約済みのシールを
貼ってもらいました。作品は引き続き展示される為ずっとお預け状態でしたが、
先日ようやく “お待たせしました。受け取りに来てください。” との知らせです。
当日はこの日を楽しみにしていた人が…えーっと、100個だから簡単計算で100人、
同伴者も加わって更に賑やかです。

まるでクリスマスプレゼントをもらう時のようだ、と笑いながら作品を受け取り、
ひと通りの挨拶を交わした後、
ところで、彼らは相変わらず元気でしょうね?!と、キアスティンが
親しみのこもった、でも、ちょっぴりいたずらっぽい笑顔でたずねました。
“ 彼ら “ とは家人とエリックのことです。
実は三人は同じデザインスクールで学んだ仲間、おまけに偶然とはいえ、
後に彼女の結婚した相手が家人たちのデザインした家具を取り扱う
ビジネスパートナーだったのですから、縁とは不思議なものです。
おかげさまで、元気元気!と私も笑って答えながら、
何年たっても気心の知れた友達がいるのは幸せなことだとしみじみ思いました。
そして、秋に東京で会った学生時代からの友達とのひと時がフラッシュバック。
風邪気味だとブツブツ言いながらも頼り甲斐のある彼女と、
会う前日に転んでしまい杖をついてやって来たおっとり彼女の計二人。
久しぶりの再会が風邪ひきと骨折だなんて!と笑いながら、私だけ元気なのは
デンマークが水にあっている証拠だ、と言うことになったのでした。
会えば、たちまち学生時代に戻って、それだけで居心地よく心が和む。
たとえ、おしゃべりが途切れても(そんなことあまりないけれど)
気まずくならないのは気持ちが通じているからなのだろうと思います。
お互いの個性を尊重したいという気持ちになってきたのも年齢を重ねたお陰と
言えそうです。
いつまでも元気と思ったら大間違い。会える時に会っておこう!と、
今回も冗談半分に言い合ったけれど、それも結構切実に感じられる年齢に
なって来ました。

さて、小さな器を受け取っての帰り道、
眩いくらいクリスマスイルミネーションに彩られた通りを歩きながら、
北欧のクリスマスは親しい人同士が親睦を深めてお互いを一層身近に感じ、
相手を思いやり、心を通わせる…。そんな人々の気持ちがキラキラ輝く
イルミネーションのように幾重にも重なり合っているような気がしてきました。

そうして、みんな ひとりぽっちじゃないよね、と確認しているんだね、きっと。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/

























クリスマスシーズンのコペンハーゲンは深い闇の下でキラキラ輝くようです。
マーケットからは甘いお菓子の匂いが。
カフェやレストランもたくさんの人で賑わいます。







小さな陶器を手にして、人の縁の大切さを改めて思った週末でした。



【きょうのクロスステッチ Vol. 412】 by 岡村恭子

VOL.412 デニッシュチャームなクリスマスシーズン⭐️

torsdag den. 30 november 2017

今年のカレンダーも最終ページとなりました。
これから24日のクライマックスに向かい職場や学校で、そして
もちろん家族揃って、思い思いのクリスマスイベントが繰り広げられ、
暖かく華やいだ雰囲気に包まれてゆきます。

ずっと欲しかった、でも買ってもらえなかった玩具。サンタさんに
お願いしたけどちゃんと届けてくれるかなあ?…、ドキドキしながら
クリスマスを迎える子供達…、というのは残念ながら物語の世界だけ。
今や小学生でさえスマートフォンや最新のPCソフトが “ 欲しいものランキング “
の上位を占めるという時代です。現実的で夢がないなあ、と嘆きながら、
それでも、やはり北欧の人々にとってクリスマスは一年を締めくくる
一大イベントです。
12月のカレンダーは瞬く間に予定で埋まり、慌ただしいうちに冬至が過ぎ、
真っ暗な闇にキャンドルやクリスマスイルミネーションが宝石のように輝く。
それはもしかしたら明るい季節を待ち焦がれる人々のラブコールなの
かもしれません。

今頃になるとお花屋さんはもちろん、スーパーマーケットの店先にも
様々なクリスマス用の生花が並びます。買い物ついでにリースを買って帰る。
ちょうど正月用の松飾りのような感じです。
デコレーション用の松ぼっくりや緑色の苔、魔法の杖と呼ばれる柳の小枝や
赤い実のついた柊などが束ねられて山積みされています。
街角に店開きしたツリー屋さんで品定めしながらモミの木のグリーンノート
に包まれれば、お手軽な即席森林浴気分です。

デンマークの人はクリスマスに限らず、季節を通じて緑を室内に取り入れて
楽しみます。大型店の進出で個人商店が姿を消して行く中で、お花屋さんと
パン屋さんは健在です。それどころかここ数年、人気店が増えている様子です。
焼きたてパン大好き!&たとえ一本でも花のある暮らしをしたい!そんな、
ライフスタイルが垣間見えるようです。
時々耳にする “ デニッシュチャーム “ という言葉のイメージも、
そんな日常に見え隠れしているような気がします。

家々の窓辺にクリスマスオーナメントが揺れ、
街角のコンデットリーから甘い焼き菓子の匂いが流れて来る頃、
早くも闇に包まれた広場のツリー屋さんに親子のシルエットが浮かぶ。
クリスマスシーズンは、そんな hyggeligで “ デニッシュチャーム “ な
光景があちこちで繰り広げられるのです。

岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





 



















街角スナップより
コペンハーゲン中央駅のツリー、目抜き通りにはクリスマスのシンボルの
赤いハート、そして、早くも店開きしたツリー屋さんなど。







球根付きのヒヤシンスを庭の苔やツタで簡単アレンジ。



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