きょうのクロスステッチ

【きょうのクロスステッチ Vol. 427】 by 岡村恭子

VOL.427 春の仕事始め : まずは庭と浴室から。

torsdag den. 12 april 2018

いよいよ、15日の日曜日からのワークショップを皮切りに
北欧刺繍と手芸三昧の二週間の始まり!始まりー!
準備で忙しくしている延江さんの張り切っている様子が目に
浮かぶようです。
2年前の春にイベント会場にお邪魔した時を思い出します。
(その時の様子はこちらをお読みください。)
→ http://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/1401.html
残念ながら今回は延江さんをビックリさせに行けないけれど、
きっと、あの時同様、賑やかな毎日になることでしょう。

コペンハーゲンも日増しに暖かくなって来ました。
バラの剪定をしたり、ラベンダーを短く切りそろえたり、
早くも顔を出し始めた雑草を抜いたり、と、一日中庭を
あちらからこちらへ動き回っています。
北欧の春は、まだかな?まぁ〜だかなあ?…と首を長くして待って、
散々焦らされて、シビレを切らしたそんなある日、急に冬の
コートが重たく感じた途端に春の幕が開く。
毎年の事ながらその度に嬉しいよりも「本当に?」と半信半疑。
どうやら今度は本当らしい、と分かれば話は早いのです。
腕まくりして春の庭仕事にエンジンをかけます。
そんな時に心の中で口ずさむのが、かの有名なビバルディーの
「四季 “ 春の章 “」♩タン・タン・タン・タララー♩という
メロディーに合わせて、バラの枝をチョキン!…
実に庭仕事がはかどる名曲です。
庭仕事ともう一つ、頑張っているのが浴室のペンキ塗りです。
築80年の住宅のメンテナンスはエンドレスで、次々と問題箇所が
出てくるのですが、今回は浴室の天窓の取り替え工事です。
職人さんの都合で丁度先月、私たちが家を留守にしていた間に
工事が行われることになり、エリック(家人の仕事のパートナー)に
現場監督を一任して、私たちは早春の日本を満喫。帰宅すると、
あら素敵!リモコン操作で開閉自由な天窓に大変身です。
窓の周辺もピカピカ!そうなると、急に壁や床が気になり出します。
こんな小さな工事でも周辺の木枠を剥がしたり壁を削ったりして
案外ダメージが生じるものです。そのくらいは自分たちでやるのが
デンマークです。家人と二人、明るい日差しの差し込む天窓を
見上げながら作業に励んでいます。
春の到来と共にバタバタと忙しい今日この頃です。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/







2016年春の「オープンステッチハウス+」の風景から。









庭は小さな春の花盛り。ガラスの小鳥に活けてキッチンのテーブルに。
リビングにも春の日差しが差し込んで赤クルなって来ました



浴室の天窓です。とても高いところにあります。
周辺が真っ暗に見えますが、実際は真っ白です。



【きょうのクロスステッチ Vol. 426】 by 岡村恭子

VOL.426 心配なのは桜の老木、でもその前に
      大好きなフリーマーケット探索です。

torsdag den. 5 april 2018

暖かくなったと思ったら翌日は霙まじりの雨だったり、
不安定なお天気ですが、それでも日照時間が驚くほど長くなってきました。

少しずつ庭仕事も始めています。まずは冬の間に堆積した落ち葉や
枯れ枝の掃除、花壇を掃除した後には薔薇の根元に肥料を撒いてひと段落、
家人と一休みしながら老いた桜の木を眺めます。
2本に分かれた太い幹の片方が苔とキノコで覆われて可哀相なことになっている。
たまたま日本の桜便りのニュースで、人々に愛されてきた桜の木が
樹齢70年を超えて老化著しく伐採することになった、という、
その桜の木々がまさに我が家の老桜と同じ状態だったのです。
ああ、やっぱり。。。実は数年前にコペンハーゲンの植物園に写真持参で
相談に行った時、たった一言老化現象です.。と言われて、その時は
なんと無慈悲な、と思いましたが、実際そういうことなんだ、と
今回のニュースを見て納得しました。
植物も生き物なのだという当たり前のことを痛感しています。

桜以外にも今年は暖冬の後に襲来した大寒波で、庭の植物たちは悩んでいる様子。
去年秋に植え込んでおいたチューリップの球根も葉を出したり引っ込めたり
していたのか?変にねじれていたりして苦しんだ後が伺えます。
老齢化の進む我が家の桜と天候不順で調子狂わせている春の草花たちに
私はリハビリ先生の気分よろしく、手入れをしながら心の中で
声をかけて励ましています。

そんな合間にも私のお楽しみフリーマーケット探索のスタートです。
ミゾレ混じりの寒い一日、こんな日は庭仕事もできないというのを
口実に行ってきました。北欧一のスケールを誇るインドアフリーマーケット!
二日間だけということも手伝って、この日を楽しみにしていた人人人で
会場は外の寒さが嘘のような熱気に包まれています。
テレビのお宝拝見番組に登場するタレント的な骨董屋さんも店を出し、
結構な人だかりですが、私はそういうお店は素通りして、もっぱら
小さなアイテムを探して歩きます。そうして見つけたのが会場の隅っこで
お店番していたおばあちゃんのスタンドで手にしたガラスの小鳥。
少し重みのする小鳥は背中に丸く凹みがあって、例えばテーブルソルトを
入れたり、キャンドルを入れて灯すのも良さそうです。
他にも細々と気づけばトートバックはいっぱいになっていました。
ああ、楽しかったー… 大満足で会場の外にでると、
おお、寒い!霙が雪に変わって庭はまたしても真っ白になっていました。
春よこい!早く来い!という今日この頃です。

そうこうしている内に
オープンステッチハウス+までカウントダウン!となりました。
エヴァ先生たちも皆さまとの教室を楽しみにされていることでしょう。
刺繍のミニショップでは延江さんとのおしゃべりも楽しみですね!
今回も楽しいイベントとなりますように。。。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/



















全てフリーマーケットの会場風景より。
大型スーツケースを引きずって買うき満々の人もたくさん見かけました。
刺繍グッズも数多く出品されていました。
フリーマーケットは思いがけない モノとの出会いが魅力です。
ガラスの小鳥は窓辺におきました。




【きょうのクロスステッチ Vol. 425】 by 岡村恭子

VOL.425 ただいま、コペンハーゲン!
      Påskeです。Gækkebreveのお話です。

torsdag den. 29 marts 2018

お花見に出かける人々を横目に、後ろ髪を引かれつつコペンハーゲンに
戻ってきました。
帰った途端に夏時間になり、イースターホリデーで飛び石連休です。
北欧も一気に春モード!と言いたいのですが、どうも今年は勝手が違う。
帰宅早々雪になり、白銀の世界にちょっとびっくり!
本格的な春はまだもう少し先のようです。

この寒さで観光地も番狂わせだそうで、いつもは春を満喫する
キャンピングカーで賑わうキャンピング場は閑古鳥、その代わり、
暖かい室内プールが大賑わいとニュースで伝えていました。
私も毎年イースターホリデーが来るのを待ち構えて、本格的な
春の庭仕事に取り掛かるのですが、今年はもう少し暖かくなるまで延期です。
おまけに、今回は時差ボケが長引いて今だに夕方になると
吸い込まれるように眠くなってしまう。
日本との時差は7時間、デンマークの夕方5時は日本の真夜中12時です。
以前は心を鬼にして時間差を克服していたのですが、今回はイースター
ホリデーを口実に眠気に逆らわず、睡魔と仲良くしているものだから
明け方にパッチリ!と目覚めてしまう。
同じく時差ボケの家人と夜明けの珈琲で和んでいます。
町中がまだ深い眠りの中、ガサゴソとお土産のあれこれを広げながら
思い出し笑いに興じるのも悪くありません。

さて、キリストの復活を祝うイースターホリデー、デンマーク語では
たった一言、Påske =ポースケという、という事は以前お伝えしたと
思いますが、このどこか愛嬌があって思わず “ 君付け “ で呼びたく
なってしまう “ ポースケ “ に、もう一つGækkebreve=ゲックブレウ
と言う、これまた愉快な響きを持った言葉が行き交います。
Gækkebreve=ゲックブレウとは切り紙を施した手紙のこと。
Gækkeというのはデンマーク語でアヒルの鳴き声ですから、さしずめ
『ガー子のお便り』というところでしょうか。
ゲックブレウには 1)差出人の名前を伏せること。2)韻を踏んだ文章を作り、
その中に差出人のヒントが隠れていること。という楽しいルールがあります。
韻を踏む文章を作るなんて難しそうですが、デンマーク語は語尾に特徴があり、
小学校の授業でも韻を踏む文章作成があるくらいですから、子供から
大人まで誰でも参加できる言葉遊びと言えます。
ポースケに欠かせない卵料理や卵の形をしたお菓子を食べながら、
誰から届いたお便りかな?と当てっこしながら家族で和やかに過ごします。
下記のサイトに綺麗な切り紙細工と文章例がありますのでご覧ください。
https://www.alt.dk/artikler/to-fine-gakkebreve-og-nitten-sjove-gakkevers

さてさて、そうこうしている内に”オープンステッチハウス+”まで
あと二週間となりました。今度は延江さんが東京に行く番ですね。
目にも爽やかな新緑の季節に皆様が集い、刺繍で繋がる素敵なお仲間が
ますます増えますよう願っています。
私もいつまでもグダグダしていないで庭仕事モードになろう!と思います。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










Påskeのテーマカラーは黄色、シンボルは卵です。明るい色が春を呼びます。



帰宅早々の雪景色にびっくり。



雪解けから顔を出したスノードロップと黄色いクロッカス。
出かける前にすでに咲いていたのに。。。寒いおかげで長持ちしています。



【きょうのクロスステッチ Vol. 424】 by 岡村恭子

VOL.424 主婦目線で考える
       デンマークのライフワークバランス

torsdag den. 8 marts 2018

徐々に暖かくなるという予報に喜んでいたけれど、
今の所は期待はずれ、今日は朝から冷たい風と雪です。
あまりの寒さでスノードロップは一度開いた花びらを閉じてしまったし、
土中から様子を伺っていたクロッカスやチューリップも首を引っ込めて
しまいました。小鳥たちにとっては真冬を越した今頃が一番餌探しに
苦労する頃です。それなのに雪など降ってかわいそうに。。。
プラムの木に掛けてある餌箱に小鳥のご飯を盛りました。
以上、3月5日記
そして、一夜が明けました。昨日と打って変わって青空が広がっています。
春の陽気に街行く人も笑顔です。このまま暖かくな〜れ。

さて、日本で “ 働き方改革 “ が議論される中、
デンマークの働き方、いわゆる” ライフワークバランス “ に注目が
集まっていると聞きました。
なるほど… そういうことなら日常の暮らしの中にもヒントがあるかも
知れません。主婦目線で実感するデンマーク的な “ 働き方 “ を探しに
デパートに行ってみましょう。
すると目的の売り場が突然ベニヤ板で囲われていたりする。
開店営業中に改装工事です。この国では夜間の突貫工事などあり得ない。
労働基準法で決められている時間内にそれぞれの持ち場で仕事に
精出しているわけで、客も店側も、そして工事をする人も、
みんなお互い様。 人々はドリルの騒音と埃の中でショッピング、
日本のように “ お客様は神様…扱いは期待できません。
デンマークの “ 働き方 “の一端がこんなところにも現れているのです。

労働時間は週33時間〜36時間です。もちろん残業なし。
帰宅のラッシュアワーは午後4時、その時間帯の自転車専用道路は
ものすごいことになります。みんな家路を急ぐ急ぐ。ビュンビュン!
そして、家族揃ってゆっくり夕食を囲みます。
これからの明るい季節には夕食後に屋外で思いおもいの時間を楽しみます。
本当にのんびりとした時間が流れてゆく。そう実感できるのも
社会全体がしっかりとしたシステムで動いているからだと思います。
フレックスジョブが普及しているので、自分の時間を確保しつつ
仕事に就けるし、もちろん失業対策にも効果的。
基本には短時間で仕事に集中した方がより能力を高めるという考えがあって、
仕事に対する意識が高い。その代わり時間が来たらグズグズしないで
即オフに切り変える。
何れにしても例えシステムができても、人々の意識が変わらなければ、
残業は無くならないし、「ゆとりある暮らし』の実現は難しそうです。
“ 働き方改革 “ するには、まず自らの意識改革をするが必要があるの
かもしれませんね。

●このページが更新される頃、
私は東京の空の下で…さて何をしているかな?
そんなわけで2回ほどお休みいたします。
次回の更新をどうぞお楽しみに!


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/



















デンマークの何気ない日常風景から。
産休もたっぷり取れるし、夕方4時には幼稚園に子供を迎えに。
夕方は子供を乗せた自転車がたくさん!
夫婦で家事育児を役割分担。男性は帰宅してからも結構忙しい。
お料理上手な男性が多い理由はそんなところにある。
金曜日は週末の始まり!です。仕事を早めに切り上げて
職場がフライデースバー&カフェに変身。
クリスマスや社員の誕生日など、口実があれば勤務時間中でも
盛り上がります。いつ仕事しているの?と突っ込みたくなることも。。。




【きょうのクロスステッチ Vol. 423】 by 岡村恭子

VOL.423 みんなが持っている懐かしい絵本の思い出

torsdag den.1 marts 2018

寒い!
ここ数日、毎日氷点下の日が続いています。
先日はマイナス8℃まで下がり、もうびっくり!
ゴミ出しで裏庭に出た途端フローズン!文字通り震え上がりました。
もうすぐひな祭りだというのに…何で今頃?!と文句を言いながら
こんな日は一歩も外に出たくない。かと言って掃除も洗濯もしたくない。
すっかり退屈していた所にコトリ…、小包が届きました。
中から出てきたのは一冊の本です。なんと素敵なタイミングでしょう。

「石井桃子のことば」(新潮社 とんぼの本)
石井桃子さんといえば、著作「のんちゃん雲に乗る」や「くまのプーさん」
の翻訳で有名ですが、他にも「ピーターラビット」や「小さなうさこちゃん」
など、数々の絵本の翻訳を手掛けた戦後の児童文学の貢献者の一人、
幼い頃、彼女の翻訳による絵本に親しんだ方もたくさんいると思います。
そういう私の子供時代にはどんな絵本に親しんでいたんだろう?…
すぐ目に浮かぶのが 舌切り雀、かちかち山、桃太郎etc.と日本古来の?
ものばかり、一番のお気に入りはかぐや姫でした。
月に戻らなければならないかぐや姫の後ろ姿にウルウルした幼い私ですが、
石井桃子さん訳の絵本は残念ながら思い出の中から出てこない。
後年、娘に読んで聞かせた絵本も沢山ありますが、しかし、なんとまあ、
ピーターラビットは子供用のマグカップにプリントされた有名な最初の
フレーズ、Once upon a time ....中略… Flopsy,、Mopsy, Cotton-tail,
and Peter … の “ アンド ピーター” のところを声に出して言うのが好き!
というのに留まり、クマのプーさんに至ってはテレビの人気シリーズで、
娘はデンマーク語で話すプーさんに親しんでいました。
(因みにデンマーク語吹き替えではプーではなくてピータープリュスと
名前まで変換されています。)
母娘共にそんな風だったので、あまり石井桃子さんの手がけた本に
親しんだと言えないのです。そんな “ごめんさい “ の気持ちも含め、
おもむろにページを開いて見ました。

石井桃子さんの生い立ちやキャリアもとても興味深いし、
思慮深く飾り気のない言葉で綴られたエッセーには
著者の幾つになっても変わらない清らかな精神性を感じます。
ページの時々に掲っている写真が又とても良くて、
中でも岩波少年文庫のレース編みのモチーフやクロスステッチの馬の
モチーフが描かれた表紙がなんとも懐かしい。
そう言えば、数年前、実家の本棚の隅っこに挟まれていた
一冊の岩波少年文庫を持ち帰りました。中学生だった頃の愛読書
「星の王子さま」です。手に持ちやすいサイズ、しっかりした
厚紙表紙、ページを開くとざらっとした紙に漢字の横に小さくカナを
ふった文章が並んでいる。
ページを開くと、そこには少女時代の自分が佇んでいるような気が
してきます。

皆さまの思い出の絵本はなんでしょうか?
懐かしい一冊を手にして、
子供の頃に戻ってみるのも楽しいかも知れませんね。


岡村 恭子
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寒い朝に届いた封筒から出てきたのは石井桃子さんの本。
見開きページいっぱいに並んだ絵本と私の少女時代の愛読書。
岩波少年文庫の懐かしい表紙!









氷点下8度の日から2日後。 本日3月2日の街角の風景。
今頃になって雪です。街のチョコレート屋さんに買いものに。
きっと、雪が止んだら春がきてくれるでしょう。




【きょうのクロスステッチ Vol. 422】 by 岡村恭子

VOL.422 春まだ浅いコペンハーゲン :  陽だまり探して日光浴

torsdag den.22 februar 2018

刺繍の嗜みなど無い私ですが、ステッチハウスのページを開いて
眺めるのが大好きです。
色糸で描かれた季節の草花や愛らしい動物達のモチーフにうっとり、
家事の合間の癒しのひと時となっています。
今週は春のイベントの詳細がアップされましたね。
今やオープンステッチハウスの名物となった?ショップでの
おしゃべりタイムもすっかり定着した様子。そして、
今回もスェーデンから講師をお迎えしてのワークショップ開催決定。
こんなチャンスはあまりない上に、とても楽しそうなところが素敵です。
気軽に参加できる気持ちにさせてくれるのは、やっぱり延江さんの
キャラクターのなせる技?!エヴァさん達も延江さん始め、
ステッチハウスに集う皆さまとのひと時が楽しみなのに違いありません。
言葉よりも気持ちです。
ステッチハウスのワークショップで刺繍を通じて国際交流、
素晴らしい!の一言です。

ああ、明るい!
朝から雲ひとつない青空が広がっています。
小鳥のさえずりもいつもより賑やかです。彼らも気持ちが良いのでしょう。
陽光が差し込む室内はポカポカと温室のようです。どれどれ…、
春の兆しはいかがかな?と、庭に出た途端、おお、寒い!
思わず首をすくめました。寒いはずです。外に置いてある寒暖計は
マイナス4度を指しています。どうりで植木鉢の受け皿に溜まった水には
氷が張っている。それでも、真冬とは違う緩やかな大気を感じます。
庭の桜の木の下から抜けるような青空を見上げて思わず呟きました。
ああ、なんて気持ち良いんだろう…。
そして、迷わず家人に声をかけました。 買い物がてら散歩しましょう!

我が家からコペンハーゲン中央駅までバスで15分ほどです。
そこからクネクネとお気に入りのお店を覗いて歩くのも楽しいものです。
街には私たちと同じような気持ちの人がたくさん!
陽だまりで日光浴する人(防寒スタイルで顔だけひたすら日光に向けるのが
北欧スタイルです!)広場で元気に遊ぶ子供達、当然とはいえ、
面白いくらい申し合わせたようにみんな日向側にいます。
これじゃ、日陰側のお店は上がったりだろうと笑いながら、私たちも
日の当たる側を選んで、途中で細々と買い物をして終着点のマーケットに出ました。
真冬でもテントの中で店開きしていた八百屋さんも、寒さの峠を越して
ホッとしているのでしょう。
こんにちは!ありがとう!という挨拶も心なしか明るく感じます。

北欧の四季は長い冬から短い夏に向かって最初はゆっくりと、
そのうちにどんどん!という感じでスピードアップして、ある日突然
汗ばむほどの夏がやってくる、そんな感じなのです。
だから、まだ寒い今頃から人々は気もそぞろ、
お天気次第で一喜一憂の毎日になって行くのです。


岡村 恭子
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写真は全て、散歩の途中で見かけた陽だまりの風景より。
青空の下で大人も子供も日光を浴びて嬉しそうです。




【きょうのクロスステッチ Vol. 421】 by 岡村恭子

VOL.421 只今、ご機嫌ななめのパソコン相手に奮闘中!

torsdag den.17 februar 2018

2月も半ばとなりました。
冬休み明けの子供達は、今が一年中で一番 “ 勉強の頑張り時 “ です。
3月になればイースターホリデーのことで頭がいっぱいになってしまうし、
そのうち夏時間に切り替わると、日増しに明るくなる毎日、
お天気の良い日は課外授業や芝生で日光浴しながら読書したり、
のんびりした光景が広がります。
それまでしばらくは辛抱我慢、教室で頑張ろう!というところです。

ステッチハウスのページには一足早くイースターのモチーフが登場して、
とても春らしくなりましたね。そして、皆さまお待ちかね!の
オープンステッチハウス&ワークショップのお知らせもアップされました。
カレンダーの4月15日〜21日にマル印をつけておきましょう!

いつもなら早春の気配漂う庭の様子に気ぜわしくなる頃ですが、
どうもこのところ調子が悪い。いえね、私ではなくて愛用のパソコンが。
ああ、また固まった。動いてくれない! と文句を言いながら
アレコレいじっている内に、今度はくるくると虹色のサークルが回り出す
という連続です。放っておけば良いのでしょうが、そうも行かず、
パソコン相手に時間を費やしてしまいます。
機種が古いからなのでしょうが、完全に壊れたというのでもない。
その証拠に、こうして何とか原稿を作成できるのですから、
もう少し頑張ってもらいたいと思っています。
便利なはずの道具が機能しないのだから腹が立って当然なのに、
気がつくと、お願い動いてパソコンさま、と卑屈になっている自分が
また何とも情けない。ケリをつけるには買い替えしかあるまい。
そんなことを思っていると、どうでしょう?!途端に嘘のように動き始めます。
まるで、こちらの気持ちを見抜いている様です。

今から13年前、小さな本を出版するという機会がありました。
当時は原稿用紙に手書きで文章を作成し、本文中に掲載する写真も
一眼レフで撮影、いずれの作業にも時間がかかりましたが、
手間暇かけて丁寧に仕事を進めながらようやく出版にこぎつけたと時の
喜びは大きく、今でも忘れられない貴重な体験でした。
その後、急速にインターネットが発達し、瞬く間に出版界もデジタル化された。
思えば、拙著はアナログ時代最後のピリオドだったようです。
この原稿も、写真と一緒に送信→受信、即日ステッチハウスのページに
掲載して頂けるのですから、何と便利な世の中になったことでしょう。
ただし、パソコンがちゃんと動いてくれればの話です。
だから、お願いよ、もう少しの間頑張って!Mac君!


岡村 恭子
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昼下がりにお堀端を散策、
想像以上に寒くて水鳥たちも氷上で凍えていました。


 
温かい珈琲でホッと一息。


 
今年も届いたバレンタインチョコレート。



ご機嫌の良い時はちゃんと動いてくれてます。
(シャンシャンの様子に和むひと時)


【きょうのクロスステッチ Vol. 420】 by 岡村恭子

VOL.420 作って楽しい 食べて美味しい
     冬のBBQ & お二人さま鍋 

torsdag den.8 februar 2018

前回書いたように雪も降らない内に立春も過ぎて、
このまま春が来るのかな?とすっかり気が緩んでいたところに
寒波到来です。道路もカチカチンに凍っていますが冬らしくて
いっそ気持ち良い。

そんな先週末。親しい人達とランチパーティーをすることになりました。
大人8人、子供2人、それに2ヶ月の赤ちゃん!
みんなの笑顔を想像しながらメニューを考えるのも楽しみなことです。
小さな子供もいるから食べやすいこと、手づかみでも大丈夫なこと、
普段あまり食べたことのないような我が家的メニューを盛り込むこと。
お寿司にお稲荷さん、自家製シュークリームにシナモンロール…、
そして、今回のお楽しみメニューを、というので浮かんだのが
冬のBBQ “ 焼き鳥&焼きおにぎり “ でした。外は寒いという私に、
火を起こせばあったかい!と、いつになく家人がやる気満々です。
そうと決まれば話は簡単。
当日は心配していた雪も止んで薄陽も射す絶好の?焼き鳥日和になり、
久しぶりに庭先も賑わって、明るい季節を先取りしたような
楽しいひと時となりました。
みんなお箸さばきも堂に入ったものです。今やデンマーク人も
お稲荷さんには紅生姜、焼き鳥に七味唐辛子、そんなの常識よ。
という良い時代になりました。

賑やかな週末が過ぎて夫婦二人、さて今夜は何にしよう?
朝食を食べながら夕飯の心配していると笑ってしまいますが、
寒い時期の退屈しのぎ。食べることは大いなる楽しみでもあります。
話は少し飛びますが、
私は日記代わりにその日の夕食をメモしています。
例えば “去年の今日 “ は何を食べたかな?と、ページを開くと
献立から芋ずる式にその日の出来事を思い出したりもして
なかなか面白い。たまに見返すとメニューに偏りが生じているのが
一目瞭然。工夫が足りない!と反省しても結局代わり映えのない
献立に落ち着くもののようです。
ここ最近は ピザ ラザニア グラタン… 寒いからとオーブン料理ばっかり。
寒い時はオーブンじゃないでしょ?鍋でしょう?!…というわけで、
家にある材料で作る “ あり合わせ豚しゃぶ “ に決定です。
お肉をスライスして冷蔵庫にある野菜を適当に盛り合わせたら、
ご覧のような“ お二人さま用豚しゃぶ “ の材料が整いました。

「湯豆腐やいのちの果てのうすあかり」 久保田万太郎

という心境にはまだ至りませんが、鍋を囲んで湯気に包まれると
何だか郷愁が呼び起こされ、懐かしい人のことを思い出しながら
しみじみとした気持ちになりました。

こうしている間にも、春の足音が聞こえてきているような気がする
今日この頃です。


岡村 恭子
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春を呼ぶ花、チューリップを室内に取り込んで。















Kai君2歳、2ヶ月のSven君を囲んで和やかなひと時となりました。
楽しすぎて、寒い中BBQをしている写真を撮り損ないました!






デンマークでは薄切りの肉など売っていないので自分で切ります。
そういう時のために冷蔵庫にお肉のブロックが眠っているのです。
それを半解凍に戻して、切り時を逃さず素早くスライスします。
デンマークの豚肉は良質で美味しい。
日本にもたくさん輸出されているそうですよ。



【きょうのクロスステッチ Vol. 419】 by 岡村恭子

VOL.419 「79」は「9と80の半分」という
     デンマーク語は不思議がいっぱい! 

torsdag den.1 februar 2018

日本列島は記録的な寒波とのことですが、皆様お住いの地域は
いかがでしょうか?坂道で転ばないようにどうぞ気をつけて
お過ごしください。

二月になりました。
淡い外光がカーテンを透かして朝を告げてくれるようになり、
一日中キャンドルを灯していたキッチンの窓辺にも
柔らかい陽射しが差し込むようになって来ました。
体感気温はまだまだ低いけれど暖冬で、この冬はまだ一度も
雪らしい雪が降っていません。それどころか早くも
スノードロップやエランティスのつぼみが膨らみ始めています。
この週末からグッと冷え込むという天気予報ですが、
それも良いかも…、とちょっと余裕なのです。

さて、以前もデンマーク語での苦労話を書いたような気がしますが、
未だにハードルを越えられずに四苦八苦しています。
日常会話はなんとかその場を凌いでいるものの、
銀行やお役所関係となると緊張するし、そこに数字が加わると
さらに厄介で、特に電話での会話は今も苦手です。
パリ在住の人がフランス語の数字は79を「60・19」と
いう具合で覚えるのに一苦労、と言う話を聞いた時は、思わず
それくらい大したことない、と “ 変な?自慢 “ をしたくなりました。
フランスの「60・19」すなわち「79」を、デンマークでは
「9と80の半分」と言います。まず一桁の数字から数えるというのが
不思議といえば不思議だし、おまけに70は「80の半分」という特別の
言い方なのです。一体全体どうしてこんなにややこしい方法になったのか?
未だに大いなる疑問です。
数字関連でもう一つ、例えば友達と電話で8 : 30 に会う約束をする場合。
「8時半」ではなくて「halv 9 ( = half9)」と言います。
8 : 30 と書きながら口ではhalv9と言うものだから、9時半と勘違いして
1時間遅刻しないよう。 “ 30分過ぎ “ の約束は要注意!なのです。 
本当にもう、こんがらがってしまいそうでしょ?
どうして?とデンマーク人に質問しても肩をすくめて苦笑いするばかりです。

他にも、役所などへメール手続きをしなければならない時は
辞書を引き引き下書きをして、まず娘に見てもらい、彼女の添削後に送るように
しています。たまに 「よくできました」と褒められて喜ぶ。まるで一年生です。

この調子だと、何年経ってもデンマーク語の壁は超えられそうも
ありませんが、諦めず間違いだらけのデンマーク語を駆使して
私なりに頑張ろう…と自分に言い聞かせている毎日です。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










街角スナップより。
お花屋さんの店頭には一足早い春が!









今日の庭より。
スノードロップとエランティスの蕾も膨らんで。。。
小鳥の家も杉の木に取り付けました。春が楽しみです。




【きょうのクロスステッチ Vol. 418】 by 岡村恭子

VOL.418 勢ぞろいしたコンテナたち
     これで完結? コペンハーゲンの分別ゴミ事情。 

torsdag den. 25 januar 2018

毎週1回、このページを更新する度に何を書こうかな?と考えます。
そうして、春の足音に耳をすませるような気持ちで周囲を観察、
冷たい土を押し上げるようにして顔を出した雑草の瑞々しい緑に
明るい季節の兆しを感じて嬉しくなります。
今朝は小鳥のさえずりを聞きました。
もう少し暖かくなったらクリスマスプレゼントでもらった
“ 小鳥の家 “を杉の木に掛けてあげようと思います。

先日のこと、
裏木戸から出ようとしたら真新しいゴミ容器が “コンニチワ?!”
…と言う感じで、こちら向きに置いてありました。
ハハーン、例のヤツね。。。ここ数年コペンハーゲン市が
熱心に取り組んで来た分別ゴミの最終ゴールとも言うべき、
生ゴミ専用のコンテナが配布されたのです。
これで、1: 普通の家庭ゴミ、2: 再生紙、3 : プラスティック&空き缶、
4 : 庭から出る植物専用、と合わせて5台の分別ゴミ容器が並びました。
壮観と言うか、かさばると言うか、とにかくどれも大きい。
夫婦二人暮しの家から出るゴミの量などたかが知れていますが、
何人家族であろうと一世帯に1台です。
やって来たばかりの生ゴミ専用コンテナには専用小袋と緑色の
プラスティック製バスケットが “ おまけ “ のようについていて、
一回ごと小袋を縛ってコンテナに入れるようにと注意書き。 
ふ〜ん、なるほどねえ。しかし、このバスケット、流しのコーナーに
置くには大きすぎるし床に置くには小さい。仕方がないので使う時だけ
流し近くに置いていますが、ものすごく美観を損なっています。
使わない時には隠すようにしていますがいちいち面倒です。

いつだったかニュースで、コペンハーゲン市が情熱を傾けて建設した
人工スキー場付きの最新ハイテクゴミ処理場をレポートしていました。
焼却場の屋根がスラロームになっていて建物の上を滑降するスキーヤーが
市街地からも遠方に望めるという奇抜なアイデアです。
(計画通りなら今シーズンオープンでしたが、今の所屋上スキーヤーの姿は
見られません。)
この人工雪を作るエネルギーを市内から出るゴミの焼却で賄う予定だったのが、
雪を作るにはどうにもこうにもゴミが足りない。急遽イギリスからゴミを
請け負うことになったとか、焼却料の収入で経済効率もアップと当局は自慢して
いたけれど、その後どうなったのでしょう?
今年から、EU諸国が一丸となってプラスティックのゴミを廃絶する方向に
舵を取り始めました。まずは食料品のプラスティック容器から廃止して行く
ということです。これからも様々な工夫で家庭ゴミが減少して行く傾向に
ある中で、我が家の裏庭を占領している分別ゴミ容器たち、それ自体が
粗大ゴミになる日が来そうな予感も無きにしに有らず…の今日この頃です。


岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





今朝の窓辺。靄がかかって大気が緩んで来ました。
春までもう少しです。早春の花、スノードロップが顔を出し始めました!



裏庭に勢ぞろいしたゴミ用コンテナ。



おままごとのような生ゴミセット?!



この斜面でスキーするって?!うっかりすると落ちそうに見えます。



新築の家です!小鳥が喜んでくれますように。







38回目の結婚記念日でした。
ワォッ!ウェディングブーケのような純白のブーケ!



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